片栗粉の保存方法・期間は?冷蔵庫でOK?ダニ・カビ対策の容器の選び方なども紹介!
片栗粉の保存方法を知っていますか?今回は、<未開封・開封後>別の片栗粉の<常温・冷蔵・冷凍>での保存方法やポイント・注意点に加えて日持ち期間の目安を紹介します。片栗粉を保存する際の容器の選び方や、賞味期限が切れた場合の特徴も紹介するので、参考にしてみてくださいね。
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片栗粉の正しい保存方法や日持ち期間は?
片栗粉は揚げ物やとろみをつける料理、お菓子作りに使うなど、台所には欠かせない食品です。どこの家庭にも常備されていることが多いですが、一度に使い切ることは少ないので、保存も長期間になりがちではないでしょうか。ここでは、片栗粉の正しい保存方法や日持ちする期間について、解説します。
未開封の場合は常温で保存する
片栗粉は未開封の場合、常温で保存して問題ありません。ただし、ダニやカビが好む、高温多湿な場所は避けるようにしましょう。ダニは温度が25〜30度、湿度が60〜80%の環境下で発生しやすくなるからです。
例えば、キッチンでは高温になるコンロの下や、湿気がこもりやすいシンクの下は片栗粉の保存には向いていません。直射日光が当たらない、涼しくて乾燥している場所を選んで保存するようにして下さい。
開封後の場合は冷蔵庫で保存する
開封した後の片栗粉は、冷蔵庫で保存するようにしましょう。1度開封した片栗粉は常温に置いたままにしておくとダニやカビが発生しやすくなり、冷蔵庫の中の方が常に低い温度に保たれているため、ダニやカビの繁殖を抑えられます。
ただし、1度発生したダニは低い温度の中でも死滅することはなく、常温に戻ると再び活動を開始します。開封後は常温に放置せず、速やかに冷蔵庫で保存してダニを発生させないようにしましょう。
片栗粉は冷凍することで長期保存が可能
片栗粉は冷凍することで、長期間保存することが可能です。片栗粉は開封した瞬間から酸化が始まり、劣化していきますが、冷凍することで劣化のスピードが緩やかになり虫も入りません。片栗粉などの粉ものは、冷凍しても凍ることなく、サラサラした状態が保たれます。調理に使う時も、冷凍庫から取り出してすぐに使えるので便利です。
片栗粉の保存期間の目安は1年半くらい
片栗粉の保存期間は1年半ぐらいが目安と言われています。ただし、この保存期間は正しい保存方法で保存した場合の話です。保存方法が間違っている場合、保存期間は1年半より短くなってしまいます。片栗粉は水を吸いやすい性質があるので、特に湿度が上がる梅雨の時期は保存に注意が必要です。
片栗粉を冷蔵庫で保存する際の注意点は?
開封後の片栗粉は冷蔵保存がおすすめですが、冷蔵保存ならではの気をつけたいポイントもあります。ここからは、冷蔵保存する場合の注意点について解説します。
①温度差の結露によるカビ
片栗粉を冷蔵保存する時に注意したいのが、カビの発生です。冷蔵庫の中と外の温度差によって結露が発生し、その結露がカビの原因になります。冷蔵庫から取り出した片栗粉を、常温で長い時間放置することは避けて下さい。なお、冷凍保存の場合は冷蔵保存よりも温度差が大きく、より結露が発生しやすくなるので注意しましょう。
②ニオイが移る
片栗粉などの粉ものは、他の食品のニオイが移りやすい性質を持っています。特に冷蔵庫は普段から閉め切っているため、ニオイがこもりやすい環境です。庫内の匂いや他の食品からの匂いを吸着しないよう、後で紹介するような対策が必要になります。
③粉ダニの発生
片栗粉を保存する際には、粉ダニの発生にも注意が必要になります。粉ダニは体長0.3~0.5mm程度の小型のダニで、家の中で発生する代表的なダニのひとつです。粉ダニの体は小さくて白っぽいため、発生しているかどうかすぐに見分けることは困難です。
粉ダニが繁殖した片栗粉を摂取することで、皮膚の痒みやじんましん、呼吸困難などのアレルギー症状が出ることがあります。意識の低下や全身のショック症状など、命に関わる重い症状を引き起こすケースもあるので、粉ダニを発生させないことが大切です。