バジルシードとは?チアシードとの違いは?食べ方のおすすめも紹介!
【管理栄養士監修】バジルシードとは何か知っていますか?名前の通り、バジルの種です。今回は、バジルシードの栄養素・健康効果や、チアシードとの違いを比較して紹介します。バジルシードのおすすめの食べ方も紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
①α-リノレン酸
α-リノレン酸は体内では作れない必須脂肪酸の1つで、中性脂肪やコレステロールを低下させたり血液をサラサラにする働きがあります。チアシードにも必須脂肪酸であるオメガ3が豊富に含まれていますが、α-リノレン酸はバジルシードのほうが多く含まれています。
α-リノレン酸は代謝促進効果もあるためアンチエイジングが期待できますし、血液サラサラにするので生活習慣病の予防にもなります。(※1)
②食物繊維
バジルシードに含まれている成分の半分は食物繊維で、水を含んでできるプルプルのゼリーはグルコマンナンです。バジルシードには腸内環境を整える水溶性食物繊維と便のカサを増やす不溶性食物繊維の両方が含まれているので便秘解消に効果的です。
バジルシードは食物繊維豊富で、大さじ1程度でレタス2個分、ゴボウ1/4本分もの量を摂ることができます。チアシードにも同じように食物繊維が含まれていますが、水溶性と不溶性のバランスの良さとカロリーの低さを考えると、バジルシードのほうがおすすめです。(※2)
いしいひとみ
管理栄養士
バジルシードに含まれるグルコマンナンは体内で分解されることでオリゴ糖になり、ビフィズス菌のエサとなるため腸内環境を整えてくれる効果があると言われています♬
③植物性タンパク質
タンパク質は健康な髪・筋肉などを作るために必要な栄養素で、ダイエット中には特に不足しやすいので補う必要があります。バジルシードには必須アミノ酸9種のうち8種類含まれているため、タンパク質不足気味の方におすすめです。
④ビタミンK
ビタミンKは怪我で出血したときに血液を固める止血効果や骨の形成、骨粗鬆症の予防など欠かせない栄養素です。特に女性や成長期の子供は積極的に摂るのがおすすめです。納豆や小松菜、ブロッコリーにも含まれていますが、バジルシードにはブロッコリーの2倍のビタミンKが含まれています。(※3)
⑤ ビタミンE
ビタミンEは若返りのビタミンとも呼ばれており、アンチエイジングには欠かせません。α-リノレン酸と食物繊維の効果も相まって、ダイエット中の肌荒れを防いでくれるでしょう。(※4)
⑥ 鉄分
バジルシードは鉄分豊富で、大さじ1程度で1日に必要な量の70%以上を摂取できます。特に女性は鉄分が不足しやすいので、食事だけでは満たすことが難しいためバジルシードはおすすめです。
一緒に摂ることで鉄分の吸収率を上げることができるビタミンⅭも含まれているので吸収効率も良いです。チアシードにも鉄分が含まれていますが、バジルシードのほうが含有量は多いです。(※5)
(*チアシードの栄養素と効能について詳しく知りたい方はこちらを読んでみてください。)
バジルシードの食べ方・使い道のおすすめ
バジルシードを食べるときのおすすめの方法と、自分で種を埋めて育てる方法を詳しく説明します。
①ドリンク
バジルシードの食べ方で一番簡単でおすすめなのは、ドリンクです。自分で作ることもできますが、市販のものなら持ち運びもできておすすめです。ホワイトグレープ味であっさりしていて飲みやすく、バジルシードもたっぷり入っているので満腹感も得られやすく、ダイエット中にピッタリです。