菱の実とは?効能や味わいなど特徴は?食べ方・レシピのおすすめも紹介!

菱の実は何かを知っていますか?実は「まきびし」の名前の由来となった食材です。今回は、菱の実の味わい・見た目など特徴や、栄養成分と効果・効能なども紹介します。菱の実の使い方・活用レシピなども紹介するので参考にしてみてくださいね。

目次

  1. 菱の実とは?
  2. 菱の実の「菱」とは
  3. まきびしの由来は「菱の実」
  4. 菱の実の味わい
  5. 菱の実の栄養成分と効果・効能は?
  6. 菱の実の食べ方は?
  7. 菱の実は加熱して食べる
  8. 菱の実の活用レシピ
  9. ①菱の実の簡単揚げ
  10. ②菱の実の炒め焼き
  11. ③菱の実のおこわ
  12. 菱の実を使ってみよう

菱の実とは?

菱の実は一部の地域では身近な食材として知られていますが、食べたことのない人も多いのではないでしょうか。今回は、ユニークな見た目をした菱の実が、どのような植物なのか紹介するので参考にしてください。

菱の実の「菱」とは

菱とはミソハギ科ヒシ属に分類され、沼などに生える一年草の水生植物です。暖かい気候を好み、かつては日本全国の広い地域で沼や池に自生していましたが、現在は九州地方の福岡県や佐賀県などが主な産地です。

菱は水底から生える茎が水面まで延び、蓮のように葉を広げています。水中にある茎は8月ごろに花を咲かせたあとに、9月から10月頃にかけて菱の実がなります。菱の花は可愛らしい白い花ですが、菱の実は黒色をしていて、硬いとげが角のようにも見え、少し怖い見た目だと感じる人もいるかもしれません。

菱の実はその形から「菱型」の由来とされ、菱型文様や菱形家紋などとして人々に使われてきました。古事記や万葉集には菱を詠んだ歌がいくつか残っていて、昔は菱の実が身近に存在し、親しまれていたことが分かります。

まきびしの由来は「菱の実」

忍者が用いる道具のひとつである、木製や鉄製などのまきびしは漢字で「撒菱」と書き、元々は乾燥させた菱の実を使用していたようです。菱の実は三角錐の形状をしていて、どの様に置いてもとげが上を向くようになっています。非常に硬い菱の実を撒くことで、追手に怪我を負わせたり足止めの役目をさせたりと、武器代わりに使われていました。

菱の実の味わい

菱の実は固い皮で覆われているのでそのまま食べるのはむずかしく、一度茹でてから皮を剥く必要のある食材です。菱の実自体には素朴な甘味が感じられ、塩茹でにするとその味わいがいっそう引きたちます。

茹でたての菱の実は栗のような食感で、小さく刻んでサラダに振りかけたり炒め物に混ぜたりと、歯触りを生かして活用されることも多いようです。また、菱は実だけではなく、葉や茎をおひたしなどにして食べることもできます。

菱の実の栄養成分と効果・効能は?

菱の実に含まれる栄養成分を摂取することで、期待できる効果と効能については次の通りです。

・血行促進・貧血予防
・疲労回復
・抗酸化作用


菱の実はほうれん草の2倍ほどの葉酸が含まれており、血行促進や貧血予防の作用が期待できる食べ物です。葉酸は胎児がDNAを生成する際に重要な役割を果たすので、妊婦が積極的に摂取するべき栄養素としても知られています。

疲労回復の作用はビタミンB1によるもので、人間の体を動かすエネルギーを糖質から産生させる際に欠かせない栄養素です。汗をかいた時に失われるマグネシウムやカリウムなどのミネラルの補給もできるため、疲れを感じた時や運動後などに食べるとよいでしょう。

また、菱の実の皮に多く含まれているのがポリフェノールです。ポリフェノールは抗酸化作用がある栄養成分で、老化や生活習慣病の予防の効果が期待できます。ポリフェノールを効率良く摂取するには、菱の実の皮を煎じたお茶を飲むのがおすすめです。

菱の実の食べ方は?

昔から薬膳の食材としても利用されていた菱の実ですが、固い皮に覆われているので一見してどのようにして食べればよいのか分からない人もいるでしょう。ここでは、菱の実の食べ方を説明します。

菱の実は加熱して食べる

菱の実の中には寄生虫がいる可能性があり、人間の小腸に宿るとお腹が痛くなったり壊したりする原因となるので、加熱して食べるようにしてください。

菱の実はアクが多く含まれているので、まずは水にさらしてアク抜きをします。アク抜きの時間は2時間以上、できれば一晩行うとよいでしょう。次に、鍋に水と水の量に対して2~3%の塩を加えて、アク抜きを終えた菱の実を水から茹でます。菱の実を炒め物などに使う場合は10分ほど茹で、そのまま食べるならさらに10~20分ほど加熱します。

茹で上がってから一旦水に浸して粗熱を取りますが、完全に冷めてしまうと皮が固くなるので、触れるくらいの温かさになったら剥くようにしましょう。皮を剥いた菱の実は、そのままおつまみとして食べても美味しく、揚げ物や炒め物に活用できる食材です。

菱の実の活用レシピ

菱の実は栗に似た味わいを持ち、茹でたてをそのまま食べるのも美味しいですが、料理に使うことはできるのでしょうか。菱の実を活用したレシピを3つ紹介するので、手に入った際にはぜひ参考にしてください。

①菱の実の簡単揚げ

出典:https://cookpad.com/recipe/1285719

皮を剥いた菱の実を素揚げするシンプルなレシピですが、菱の実のホクホクとした栗のような食感と素朴な味わいを楽しむことができる一品です。お酒のおつまみにする時は、山椒塩をかけて食べることをおすすめします。

菱の実の簡単揚げ by reachia 【クックパッド】 簡単おいしいみんなのレシピが346万品

②菱の実の炒め焼き

出典:https://cookpad.com/recipe/3499203

菱の実に片栗粉をつけて多めの油で炒め焼きにすると、香ばしさと食感がより楽しめる一品になります。レシピでは大葉を一緒に炒めていますが、菱の葉や茎を加えるのもよいでしょう。

つまみ!菱の実の炒め焼き by ikuikun 【クックパッド】 簡単おいしいみんなのレシピが346万品

③菱の実のおこわ

出典:https://cookpad.com/recipe/4753664

栗に似た食感や味わいを持つ菱の実は、おこわにするのもおすすめの食べ方です。蒸したてのもち米と菱の実の食感の違いが楽しく、素朴な甘みを味わうことができます。

蒸し器で作る!絶品☆菱の実のおこわ by パン大好きmimi 【クックパッド】 簡単おいしいみんなのレシピが346万品

菱の実を使ってみよう

菱の実はかつて忍者の道具や食材として使われ、長い間日本で親しまれてきた植物です。馴染みがない人も多いかもしれませんが、素朴な甘さが美味しく栄養も豊富に含まれています。秋に旬を迎える菱の実は市場にも出回ることがあるので、手に入った際は今回紹介したレシピを活用してください。

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