ピーナッツオイルとは?美容・健康への効果効能は?使い方のおすすめも紹介!
【管理栄養士監修】ピーナッツオイルはどんな油か知っていますか?今回は、ピーナッツオイルの栄養成分や〈美容・健康〉などへの効果効能に加えて、料理・マッサージなど使い方のおすすめを紹介します。アレルギーなど、ピーナッツオイルを取り入れる際の注意点も紹介するので参考にしてみてくださいね。
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ピーナッツオイルとは?
昨今の健康ブームで、オリーブオイルやエゴマ油など植物系の油を耳にする機会が増えました。今回はピーナッツオイルについて紹介します。そのまま食べたり、ピーナッツバターに加工されたりなど身近なピーナッツですが、オイルについても詳しく見てみましょう。
ピーナッツオイルは落花生から絞った油
ピーナッツオイルは落花生の種子から絞られた植物油の一つです。見た目は黄味がかった透明で、ピーナッツの味を思わせる香ばしい風味を感じます。菜種油やオリーブオイルなどと同じように、食用としてよく売られている比較的身近なオイルです。食用以外にもピーナッツバターなどの加工食品用や、工業用に使われたりなど用途は様々です。
ピーナッツオイルの栄養成分
ピーナッツオイルには様々な栄養が含まれていると言われますが、ここでは主な栄養成分を紹介します。
【ピーナッツオイルの栄養成分】
・オレイン酸
・リノール酸
・パルミチン酸
・ステアリン酸
・亜鉛
・リン脂質
・ビタミンE
・コリン
・レスベラトロール
・B-シトステロール
ピーナッツオイルの主な成分はオレイン酸やリノール酸などの不飽和脂肪酸です。中でも特筆すべき栄養素は、何と言ってもオレイン酸です。オレイン酸には、動脈硬化の原因となる悪玉コレステロールを減らし、善玉コレステロールの値を保つ働きがあります。その結果、総コレステロール値が正常に保たれ、生活習慣病の予防にもなるのです。
また新陳代謝や免疫の働きをサポートする亜鉛は、菜種油やコーン油の数倍と言われています。強い抗酸化力を持つビタミンEも豊富に含まれています。また最近では、レスベラトロールやB-シトステロールなど、健康長寿の元となる栄養素も含まれている事が分かりました。このようにピーナッツオイルには多くの可能性が秘められているのです。(※1、2、3)
まさる
管理栄養士
ナッツ類は身体に良い脂質なので、そのまま食べても良いし、このようにピーナッツオイルのように積極的に摂取していきましょう。
ピーナッツオイルの効果・効能は?
前述のように、ピーナッツオイルには多くの栄養成分が含まれており、健康効果が期待できる事が分かりました。そのことを踏まえて、ここでは更なるピーナッツオイルの体への効果・効能を詳しく紹介します。
①美容・美肌効果
植物油を美容目的で使用するケースはよく見られますが、ピーナッツオイルも例外ではありません。ピーナッツオイルは特に乾燥肌対策に効果的と言われています。抗酸化物質のビタミンEには肌の潤いを保つ働きもあります。また、老化防止に役立つレスベラトロールは、実際に基礎化粧品にも使われており、美容には欠かせない成分です。
②腸閉塞の改善
腸閉塞とは腸の中を消化物が流れなくなり、急な腹痛や嘔吐などが起こる病気で、処置が遅れると死に至る事もあります。某医療機関の話ですが、80人の腸閉塞の患者にピーナッツオイルを定期的に服用、もしくは直接胃に注入し様子を見ました。その結果、ほぼ全員に改善傾向が見られたという事例も報告されています。
また頻度は少ないですが、長期間の便秘が原因で宿便による腸閉塞状態も起こります。オレイン酸には腸の蠕動運動を促す働きもあり、便秘予防にも効果的です。
③結膜炎の改善
ピーナッツオイルは結膜炎の改善にも効果がある事が確認されています。結膜炎は外部からの細菌感染もしくは免疫力の低下で起こる目の炎症で、治癒するまで通常7~14日を要します。そこで、ピーナッツオイルを濾過して消毒し耳のツボに注射したところ、平均2~3日で治癒したという事です。
その上、再発率も通常の6分の1ほどに抑えられています。目の症状にも効能を発揮するとは意外です。
ピーナッツオイルの使い方は?
ここまでピーナッツオイルの栄養成分や効果・効能について紹介してきました。では、実際にどのように使えばいいのでしょうか。ここでは、ピーナッツオイルの効果的な使い方を説明します。