菱の実とは?効能や味わいなど特徴は?食べ方・レシピのおすすめも紹介!
【野菜ソムリエ監修】菱の実は何かを知っていますか?実は「まきびし」の名前の由来となった食材です。今回は、菱の実の味わい・見た目など特徴や、栄養成分と効果・効能なども紹介します。菱の実の使い方・活用レシピなども紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
菱の実の中には寄生虫がいる可能性があり、人間の小腸に宿るとお腹が痛くなったり壊したりする原因となるので、加熱して食べるようにしてください。
菱の実はアクが多く含まれているので、まずは水にさらしてアク抜きをします。アク抜きの時間は2時間以上、できれば一晩行うとよいでしょう。次に、鍋に水と水の量に対して2~3%の塩を加えて、アク抜きを終えた菱の実を水から茹でます。菱の実を炒め物などに使う場合は10分ほど茹で、そのまま食べるならさらに10~20分ほど加熱します。
茹で上がってから一旦水に浸して粗熱を取りますが、完全に冷めてしまうと皮が固くなるので、触れるくらいの温かさになったら剥くようにしましょう。皮を剥いた菱の実は、そのままおつまみとして食べても美味しく、揚げ物や炒め物に活用できる食材です。
菱の実の活用レシピ
菱の実は栗に似た味わいを持ち、茹でたてをそのまま食べるのも美味しいですが、料理に使うことはできるのでしょうか。菱の実を活用したレシピを3つ紹介するので、手に入った際にはぜひ参考にしてください。
①菱の実の簡単揚げ
皮を剥いた菱の実を素揚げするシンプルなレシピですが、菱の実のホクホクとした栗のような食感と素朴な味わいを楽しむことができる一品です。お酒のおつまみにする時は、山椒塩をかけて食べることをおすすめします。
②菱の実の炒め焼き
菱の実に片栗粉をつけて多めの油で炒め焼きにすると、香ばしさと食感がより楽しめる一品になります。レシピでは大葉を一緒に炒めていますが、菱の葉や茎を加えるのもよいでしょう。
③菱の実のおこわ
栗に似た食感や味わいを持つ菱の実は、おこわにするのもおすすめの食べ方です。蒸したてのもち米と菱の実の食感の違いが楽しく、素朴な甘みを味わうことができます。
菱の実を使ってみよう
菱の実はかつて忍者の道具や食材として使われ、長い間日本で親しまれてきた植物です。馴染みがない人も多いかもしれませんが、素朴な甘さが美味しく栄養も豊富に含まれています。秋に旬を迎える菱の実は市場にも出回ることがあるので、手に入った際は今回紹介したレシピを活用してください。