ブロッコリーとカリフラワーの違いは?仲間?どっちが栄養価が高いの?使い分け方も紹介!
【管理栄養士監修】ブロッコリーとカリフラワーの違いはしっていますか?ブロッコリーとカリフラワーはビタミンC・β-カロテンなど栄養価のほか、味・食感など様々な面で違います。本記事では、その違いの紹介やブロッコリーとカリフラワーを掛け合わせたロマネスコについてもご紹介します。
目次
③糖質の違い
野菜 | 糖質 |
ブロッコリー | 0.8g |
カリフラワー | 2.3g |
炭水化物から食物繊維を引いた物が糖質になります。ブロッコリーの糖質量は0.8gほどです。一方、カリフラワーについては、2.3gの糖質の量があります。同じ形をしていても、3倍近く糖質量が違います。
④味・食感の違い
茹でたブロッコリーは、甘みがあり噛んだときに歯ごたえがある食感です。一方、茹でたカリフワラーは、味もなくパサついた感じでシンプルな食感です。
ブロッコリーとカリフラワーの使い分けは?
ブロッコリーとカリフラワーには、栄養価で違いがありました。では、それぞれの特徴を加味した中でどういった人に向いているかご紹介します。
ブロッコリーがおすすめな人と適した使い方
ブロッコリーはβ-カロテンが豊富で、β-カロテンには体の健康や老化を防ぐ効果があります。そのため、栄養価を十分に必要としている妊婦さんや妊娠を望んでいる女性はブロッコリーを食べるといいでしょう。
また、茹でた場合のビタミンCの溶出が大きいため、十分に栄養を吸収できるシチューやスープなどがおすすめです。それ以外にも、食卓の彩りを飾る中で、少し彩りを加えたい時などに活用できる食材でもあります。
カリフラワーがおすすめな人と適した使い方
カリフラワーは、特徴として茹でた場合ビタミンCの溶出が少ない食材です。更に、十分に食物繊維を含んでいるため、カリフラワーは健康的に痩せたい人や美容が気になる人におすすめです。
カリフワラーの使い方は、ブロッコリー同様ですが、茹でても十分にビタミンを摂取できるためサラダなども活用に向いています。また、白い彩りは料理の飾り付けに合うため、多くの料理に活用できる食材でもあります。
管理栄養士トントン
管理栄養士
ブロッコリーの方が、食感と味が日本人の好みのようで人気があります。栄養成分で比べても、βカロテンが多いブロッコリーの方が魅力的感じますが、カリフラワーの綺麗な白色をうまく使った料理ができる人は、センスがあり、魅力的だと私は思います。
ブロッコリーとカリフラワーを掛け合わせた野菜もある?
ブロッコリーでもなく、カリフラワーでもない野菜。両者の性質を合わせもっているアブラナ科の野菜の名前は知っていますか?
ブロッコリーとカリフラワーの掛け合わせ「ロマネスコ」
ロマネスコは、アブラナ科の植物でイタリア語のブロッコリーから名前の由来が来ており、別名「カリッコリー」とも言われます。味は、ブロッコリーに比べると甘みが強いのが特徴で、16世紀にヨーロッパで品種改良され栽培されたのが始まりだといわれています。
色は、黄緑色をしており、花蕾は小さなドリルがたくさんあるような形をしており、見た目は、ブロッコリーに似ており背が高く葉が広がりますが、側枝は成長せず花蕾だけが可食部となるため、カリフラワーに似た性質ももっています。
このように、ロマネスコは、ブロッコリーとカリフワラーを掛け合わせた・まるで合体させたような性質をもっている野菜だと言えます。