しめじは生食できない理由は?下痢やアレルギーになる?加熱時間の目安を紹介!
【野菜ソムリエ監修】しめじは生で食べれないと知っていますか?今回は、しめじが生で食べれない理由や、生食した場合の体への影響や症状を紹介します。生しめじの下ごしらえの仕方や加熱時間の目安に加えて、レシピのおすすめを紹介するので、参考にしてみてくださいね。
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しめじは生で食べれない?理由は?
しめじを調理していて、生焼けにした経験がある人は少なくないはずです。その際、生のままでも食べられるのではないかと考える人もいることでしょう。ここでは、しめじは生で食べれないのか、その理由は何かについて説明します。
しめじは生食できない
結論からいうと、しめじは生食することはできません。その理由は、以下の通りです。
・生食すると食中毒を発症するリスクが高い
・生食や接触でアレルギー症状が出るケースがある
・しめじが持つタンパク質を分解する酵素が、人には有害な毒性となる
上記の理由によって、しめじは生食だけでなく、生焼けの状態で食べるのも避けるべきなのです。しめじにアレルギーを持っていると、触っただけでも症状があらわれることがあるので、覚えておきましょう。
春日爽花
野菜ソムリエ
しめじが持つタンパク質を分解する酵素が、人には有害な毒性であり、この酵素を失活させるためには加熱が必要です。そのため生焼けではなくきちんと加熱して酵素を壊すことが大切なのです。
生食できるきのこもある
きのこの中には生食できる種類もあり、具体例は以下の通りです。
・マッシュルーム
・トリュフ
私たちに身近なキノコで生食ができるものといえばマッシュルームですが、これも条件を満たしていなければ生のまま食べることはできません。収穫して3日以内でかさがしっかり閉じており、変色していないマッシュルームであれば生でも食べられます。
(*生食NG・OKなきのこの種類について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
しめじを生食した場合の体への影響は?症状は?
誤って生のしめじを食べてしまうと、食中毒やアレルギーの症状が出ることは前述しました。人によっては重症化し、命の危険にさらされるリスクがあります。ここでは、しめじを生食した場合の体への影響と、見られる症状について説明します。
①食中毒になる
しめじを食べて食中毒になった場合は、腹痛や嘔吐、下痢、発熱などの症状があらわれます。これはしめじに含まれているシアン産生菌という名の青酸化合物が微量に含まれているからで、加熱調理すれば消滅する成分です。しかし、しめじが生焼けだと残っている可能性が高いです。
②アレルギー反応が出る
しめじを食べてアレルギー反応が出ると、じんましんや頭痛などの症状があらわれるのが一般的です。中には重症化するケースもあり、その際には呼吸困難に陥るケースも珍しくありません。生のしめじを食べて体調に異変起きたら、症状の経過を見守りましょう。
症状がひどい場合は病院へ行こう
食中毒やアレルギーの症状が軽症の場合は、自宅で様子を見ても問題ありません。しかし、嘔吐や下痢の症状が治まらない、呼吸が苦しいなど重症化の兆しが見られる時には診察を受けて適切に処置してもらう必要があります。症状がひどいと感じたら、すぐに病院に行きましょう。