チーズが腐るとどうなる?見分け方は?賞味期限や食べてしまった時の対処法も紹介!
チーズが腐るとどうなるか知っていますか?スープジャーに入れても腐ることがあるので要注意です。今回は、チーズが腐った時の〈臭い・見た目・味〉など見分け方や、〈常温・冷蔵・冷凍〉など保存法別の賞味期限の目安を紹介します。腐ったチーズを食べた場合の対処法も紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
チーズが腐るとどうなる?見分け方は?

発酵食品であるチーズが腐るというと驚く方もいるかもしれません。実際にチーズが腐った時にどうなるのでしょうか。見分け方のポイントを、見た目·味·臭い、の点から紹介します。
①見た目
チーズが腐っているか判断するのにまず注目するのが見た目です。見た目に下記のような点がある場合は、食べるのをやめましょう。
・カビが生えている
・茶色や黒色に変色している
・乾燥している
・水分が出てベタベタしている
チーズが腐ると見た目に様々な変化があります。カビが最もわかりやすい変化ですが、乾燥しているのことや水分がでていることも腐っている特徴です。ただしチーズの種類によって柔らかさや色味など違いがあるので、まず買ったばかりのチーズの見た目を覚えておきましょう。
(*チーズのカビについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
②臭い
続いて腐ったチーズを見分ける時に着目したいのが臭いです。
・酸っぱい臭いがする
・アンモニア臭がする
チーズは風味の強い食品なので臭いもすると思うかもしれませんが、チーズが腐ると通常と違い強烈な匂いがします。酸っぱい臭いであったり、アンモニア臭であったりしますが、チーズが腐るのは臭いを嗅げばまず判断することが出来ます。
1回さ~賞味期限キレまくってるの気づかず食べたブルーチーズ、アンモニア臭が天元突破してたよ~🤗理科の実験おもいだした
(*チーズの臭みについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
③味
チーズが腐った時の見分け方として、最後に味の特徴を紹介します。
・苦い
・酸っぱい味がする
なるべく口に入れる前にチーズが腐っているかどうか判断したいですが、もしチーズを食べて強い酸味や苦い味がしたら、腐っている可能性が高いので、食べるのをやめましょう。
古いチーズは苦い!!
今日、賞味期限切れのとろける系チーズを食べたことで得た新たな教訓、お前ら……チーズは保存方法を守って賞味期限内に食べような。おいちゃんとの約束やで?(ヽ'ω`)
腐ったチーズを食べたらどうなる?対処法は?

腐ったチーズの見分け方を紹介してきましたが、気づかずに食べてしまった場合はどうすればいいのでしょうか。腐った食品を食べた時の注意すべき体調変化と、対処法を説明します。
体調に異常が出たら病院へ
もし誤って腐ったチーズを食べてしまった時にはすぐに対処しなければなりません。以下のような症状に注意が必要です。
·腹痛
·下痢
·嘔吐
·発熱
このような症状が出た場合には、食中毒である可能性が高いです。食中毒は死亡例などもあるので、症状がある時にはすぐに専門医の判断を仰ぎましょう。
チーズの賞味期限は?どれくらいで腐り始めるの?

チーズが腐ることはわかりましたが、実際にどのくらいで腐り始めるのでしょうか?開封済みのチーズを安心して食べられる期間をプロセスチーズ、ナチュラルチーズそれぞれ種類別に紹介します。
①プロセスチーズの場合
開封前の状態で最長270日程度保存が可能です。プロセスチーズは、加熱し乳化剤などをいれ加工されているので、それ以上発酵が進まないため賞味期限が長いのです。
②ナチュラルチーズの場合
ナチュラルチーズは、その種類によって賞味期限に差があります。様々なチーズの開封後の賞味期限を紹介します。
·モッツァレラチーズ:3~7日
·カマンベールチーズ:7日
·ブリ―チーズ:14日
·ゴルゴンゾーラチーズ:10日
·ゴーダチーズ:10日
·ブッラータチーズ:3~7日
·パルミジャーノチーズ:1ヶ月~12ヶ月
·パルメザンチーズ:1ヶ月
·シュレッドチーズ:4~5日
·マスカルポーネチーズ:3~7 日
ナチュラルチーズはプロセスチーズと異なり、加熱されていないため菌が生きているので発酵が進みます。そのためプロセスチーズより賞味期限が短くなりますが、ナチュラルチーズは発酵することを前提に加工されているため、加工された直後よりも少し経って発酵が進んでからが食べ頃です。
商品に記載されている賞味期限は、法に定められた安全係数を元にしているため、食べ頃より早く賞味期限がきてしまうことがあります。賞味期限が多少過ぎたチーズであっても、臭いや見た目に問題がなければ食べても大丈夫です。もし、心配であれば加熱調理をして食べることをおすすめします。
(*チーズの賞味期限切れ・プロセスチーズとナチュラルチーズの違いについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
チーズを保存する際のポイントは?

ナチュラルチーズ、プロセスチーズそれぞれ賞味期限はありますが、それは適切に保存している場合です。開封後のチーズを長持ちさせる保存方法とそのポイントを、冷蔵・冷蔵それぞれ説明します。
①チーズを冷蔵保存する場合
チーズの保存方法で味や風味を保つ意味で最もおすすめなのが冷蔵保存です。以下の手順で保存します。
【手順】
①チーズの切り口をラップで包む
②密閉容器にいれる
③他の食品とはなして冷蔵庫の野菜室にいれる
【注意点】
・匂いの強いも食品のそばに置かない
・保存前に直射日光を避ける
・切り分ける際にまな板や包丁の水分を拭いておく
・ラップで強く包まない。
チーズを保管する場合に大切なのが、乾燥させないことです。そのため湿度の保たれる野菜室で保存しましょう。また密閉する際には、ラップで強く包まないようにすることも大切です。その一方で、水分が出るとカビの原因になりますので3~4日事にラップを交換し、汗をかいていたらキッチンペーパーで拭き取ることも長持ちさせるポイントです。
②チーズを冷凍保存する場合
続いて冷凍保存の方法を説明します。すぐにチーズを食べることが出来ず、長期間保存する場合に使いたいのが冷凍保存です。
①固まりのチーズは切り分けてラップに包む
②密閉容器に入れ、冷凍する
③食べる時には、解凍せず加熱調理する
チーズは冷凍保存することで、1ヶ月ほど保存することが出来ます。ただし、冷凍すると風味が落ちてしまうため、自然解凍せず加熱して食べるのがおすすめです。また、保存する際には冷蔵保存の場合同様水分や乾燥に注意して切り分けや密閉を行いましょう。
(*クリームチーズ・モッツァレラチーズの冷凍保存について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
チーズは常温保存に不向き
チーズは生乳を発酵させた食品であるため、さまざまな菌が生息しているので常温保存には不向きです。常温保存すると、すぐに熱で溶けてしまったり、日本は湿度が高いのでカビが生えたりするため、夏場なら1日程度で傷んでしまいます。
(*チーズの常温保存について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
チーズが腐る前に食べよう
チーズは発酵食品ですが、保存環境によって腐りやすい食品でもあります。腐ったチーズを食べると食中毒に感染することもあり、とても危険です。保存方法に注意して、チーズが腐る前に美味しく食べましょう。