チーズが臭いけど食べても大丈夫?原因は?臭みの消し方・対策を紹介!
チーズの臭いがきつい理由を知っていますか?チーズが臭いと食べることをためらってしまう場合もあるかもしれません。今回は、チーズの臭いがきつい原因や臭いの消し方・対策など紹介します。チーズの臭いが気にならない料理レシピも紹介するので、参考にしてみてくださいね。
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チーズが臭い原因とは?腐ってる?
近年では健康志向の高まりとともに、発酵食品であるチーズの健康効果も注目されるようになってきました。しかし、チーズには時おり臭いが強いものがあり、食べて良いのか迷うこともあるでしょう。ここではチーズが臭い原因を、腐っているかどうかも踏まえて解説します。
①元から臭い種類のチーズである
チーズは世界各国で作られている乳製品ですが、中には以下のように元から臭い種類のチーズもあります。
上記のうちロックフォール・ゴルゴンゾーラ・スティルトンは世界三大青カビチーズとも称されており、青カビチーズは基本的に臭いが強いのが特徴です。また、マンステールなどのウォッシュタイプと呼ばれるチーズも、外側の皮の部分から独特な強い臭いがすることがあります。
なお、多くのチーズは牛乳を原料にしていますが、ヒツジのミルクを使ったラクレットチーズやヤギのミルクを使ったシェーブルチーズなどは人によっては獣臭いと感じることもあります。一方でセミハードタイプのゴーダチーズや、ウォッシュタイプでもブリーやカマンベールチーズは臭いがそこまで強くありません。
独特の臭いが美味しさの一部と感じる方も多いですが、臭いが苦手な場合は臭いの少ないチーズを知っておくと良いでしょう。
(*チーズの種類について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
②ナチュラルチーズの発酵が進んだ
ナチュラルチーズの発酵が進んだことも、チーズが臭くなる原因の一つです。牛乳を発酵させて固めて作るナチュラルチーズは、乳酸菌などが生きているため保存中も発酵・熟成が進み、徐々に臭いも強くなっていきます。特に外国産のチーズで輸入から時間が経っているものは発酵・熟成が進んで臭いがする傾向が強いでしょう。
先ほどウォッシュタイプのチーズの中でもブリーやカマンベールチーズは臭いが強くないと説明しましたが、これらも発酵が進むと臭くなることがあります。
ただし、日本製のカマンベールチーズなどのナチュラルチーズは包装後に加熱殺菌することで発酵や熟成を止めていることが多く、臭いが強まらない傾向にあるです。また、プロセスチーズも製造中に加熱処理をして乳酸菌などを殺菌しているので、発酵によって臭いが強くなることはありません。
③腐っている
開封後のチーズは菌が付着しやすい上に、一度菌が付着すると増殖しやすいため、保存環境や時間の経過によって腐りやすくなります。腐敗したチーズは発酵や熟成とは違った不快な匂いを発するようになり、食べると健康を害する恐れもあります。
元から臭いチーズは発酵・熟成の臭いと腐敗の臭いとの区別がつきづらいことがありますが、不快な匂いや味がした場合は食べない方が良いでしょう。
(*チーズの腐敗や賞味期限について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください)
④鮮度が落ちている
チーズは鮮度が落ちた場合にも、臭いと感じる場合があります。特に製造後や製造過程で加熱殺菌されていないチーズは菌が生きているため、食べごろを過ぎると臭いや味が変わってしまう場合もあるでしょう。
また、冷蔵庫で長く保存することで冷蔵庫の臭いが移ったり、乾燥したりすることもあります。美味しい状態で食べたいのであればなるべく鮮度の良い状態で食べるか、保存環境などに十分注意することをおすすめします。