きゃらぶき(伽羅蕗)とは?ふきの佃煮?レシピ・作り方のコツや栄養価など紹介!
きゃらぶき(伽羅蕗)とはどんな料理か知っていますか?今回は、きゃらぶきの〈名前の由来や語源・味・発祥地〉などに加えて、レシピや作り方のポイントを紹介します。きゃらぶきの栄養や保存方法も紹介するので、参考にしてみてくださいね。
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きゃらぶき(伽羅蕗)とは?
日本には古来から伝わる保存食がいくつもありますが、きゃらぶき(伽羅蕗)もその一つです。ここでは、きゃらぶきとは何かについて説明します。
きゃらぶきとはふきの佃煮
きゃらぶきとは、ふきを伽羅色になるまで煮付けた佃煮のことです。きゃらぶきの語源は、ベトナムやタイなど東南アジア地域で使われるお香の一種である伽羅のことで、黄色味を帯びて伽羅に似ていることが、その名の由来です。
きゃらぶきには愛知早生と呼ばれるふきがよく使われていますが、愛知県は生産量日本一を誇ります。そのため、きゃらぶきが発祥したのも愛知県と考えられています。
きゃらぶきに使うふきの種類
きゃらぶきに使うふきの種類として、以下のものがあげられます。
・愛知早生
・秋田蕗
・つわぶき
愛知早生の大きさは50cm程度ですが、秋田蕗は大きいものだと葉柄だけで1m以上になることもあります。関西や沖縄などでは、その地域に生息するつわぶきできゃらぶきを作っています。ふきの種類は地方によって異なるので、地場物を使うとよいでしょう。
きゃらぶきの味
きゃらぶきとは保存食として作られてきたものなので、日持ちさせるためにたくさんの砂糖が使い、甘辛く仕上げています。味がしっかりしているので、ご飯のお供にもお酒のおつまみにもなります。好みで唐辛子をかけて食べる人も、少なくないようです。
Twitterの口コミ
山蕗で「きゃらぶき」
醤油、味の母(みりん風)、と水で煮て、ごま油と一味唐辛子をまぶしました。
美味しい!
Twitterの口コミ
義母が作ったツワブキの佃煮『きゃらぶき』
しょっからくなくてちょうどいいお味✨✨
美味しいわー😍
#三宅島 #旬 #きゃらぶき #ツワブキ #佃煮
ふきの下処理の仕方は?
生のふきをきゃらぶきにするためには、まず下処理を行わなければなりません。ふきの下処理の方法は、以下の通りです。
①鍋の大きさに合わせて、ふきを切る
②まな板の上に①を置き、塩をまぶす
③ふき同士をこすり合わせるイメージで、②を手の平で転がす
④③に塩がまんべんなくなじみ、水気が出ているのを確認する
⑤鍋にお湯を沸かし、沸騰したら④を入れて3~5分茹でる
⑥ふきが茹であがったら、氷水にさらす
⑦⑥の皮をむく
⑧⑦を使いやすい長さに切る
このように下処理をしておくと、そのままでも保存期間を延ばすことができるのでおすすめです。
きゃらぶきの作り方・レシピは?
きゃらぶきとは保存食として全国に広がったものですので、旬の時期に調理して副菜として活用するのがおすすめです。ここでは、きゃらぶきの作り方を紹介します。
材料
・ふき/250g
・塩/大さじ2杯
・料理酒/大さじ2杯
・醤油/大さじ2杯
・砂糖/大さじ1杯
・みりん/大さじ1杯
上記は2人前のきゃらぶきを作る場合の分量です。