三温糖とは?白砂糖・きび砂糖との違いは?茶色の理由や味の特徴など紹介!
三温糖とはどんな砂糖か知っていますか?味や色の特徴を知っておくと、料理に活用しやすくなります。今回は、三温糖と白砂糖・きび砂糖との違いや、種類別の使い方のおすすめも紹介します。白砂糖・きび砂糖の消化の特徴も紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
100gあたり | カロリー | 1日の摂取カロリーの占める割合 |
三温糖 | 382kcal | 17% |
白砂糖 | 384kcal | 17% |
きび砂糖 | 396kcal | 18% |
※含有量は日本食品標準成分表を参照しています(※1)
※1日の摂取量は成人男性の目安です。
100gあたりのカロリーを比較すると、三温糖と白砂糖にはほとんど差がなく、きび砂糖が若干高いことがわかります。これは、三温糖並びに白砂糖ときび砂糖では、栄養成分が違うことが影響していると推測されます。ただし、いずれの種類もそこまでカロリーに大きな差はないので、好みによって使い分けると良いでしょう。
(*グラニュー糖や上白糖との違いについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
白砂糖・きび砂糖の消化の特徴は?
三温糖とは白砂糖と同じ分類であるため、消化吸収される速度は変わりませんが、白砂糖ときび砂糖では消化に違いがあります。ここでは、白砂糖ときび砂糖の消化の特徴について説明します。
白砂糖は消化されるのが早い
白砂糖の主成分はショ糖で、前述した通り原料を精製する過程でミネラルや不純物が取り除かれているため、消化が早いのが特徴です。この消化の早さから食べてすぐに血糖値が上がるので、血糖値のコントロールが必要な方は注意が必要です。
なお、白砂糖の主成分であるショ糖は本来は無色透明の結晶ですが、光を反射することで白色に見えています。
きび砂糖はゆっくりと消化される
きび砂糖は原料を精製せず、ミネラルなどの成分を残したまま作られます。そのため、体内での消化吸収のスピードがゆるやかになることがわかっています。体内で血糖値が急上昇することは太る原因となるため、ダイエット中の人にはきび砂糖がおすすめです。
三温糖・白砂糖・きび砂糖の使い方は?
三温糖や白砂糖、きび砂糖はそれぞれ味や色などに特徴があるため、その良さを引き出す使い方をするのがおすすめです。ここでは三温糖と白砂糖、きび砂糖の使い方の基本を説明します。
三温糖の使い方
見た目が茶色で強い甘みとコクがある三温糖は、野菜や魚などの煮物の他、照り焼きや佃煮に使うのがおすすめです。三温糖のコクと優しい甘みが料理の味を引き立て、料理には三温糖の色が反映されて薄茶色に仕上がります。また、酢の物や漬物に使う人もいます。
白砂糖の使い方
白砂糖は味にクセがないので、料理からお菓子づくりまで幅広く使えます。特に色をつけたくない料理やお菓子を作る時には、茶色の三温糖やキビ砂糖より見た目がキレイに仕上がります。甘さがスッキリしているので、飲み物に入れることも多いです。
きび砂糖の使い方
ミネラルを含んだきび砂糖は、血糖値の上昇スピードが精製糖に比べて遅いことからも、健康のためには料理からお菓子まで幅広い活用をおすすめします。甘みは白砂糖と変わりませんが、三温糖と同様に色がつくため、白いホイップクリームや薄い色に仕上げたいスポンジケーキを作る時には避けた方が良い場合もあります。