生ハムとは?プロシュートや普通のハムとの違いは?種類・作り方や食べ方のおすすめも紹介!
生ハムとはどんな食材か知っていますか?実は「生」のハムという意味ではありません。今回は、生ハムの〈味・作り方・種類・歴史〉など〈プロシュート・普通のハム〉と違いを比較して紹介します。生ハムの種類や食べ方のおすすめも紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
生ハムとプロシュートの違いは?
生ハムにも色々な種類があり、中でも有名なものにプロシュートがあります。そしてプロシュートは、生ハムの総称ではありません。ここでは、生ハムとプロシュートの違いについて説明します。
生ハムとプロシュートの違いは燻製しているか否か
生ハムを製造する時には、豚のもも肉を長時間にわたって塩漬けして乾燥させ熟成させるか、低温で燻製するのが一般的です。しかしイタリアで発祥したプロシュートは、塩漬けした豚ももの句を乾燥して熟成するだけで、燻製はしません。つまり生ハムとプロシュートの違いは、燻製しているか否かです。
生ハムの種類
生ハムにも様々な種類がありますが、発祥した国によって味や特徴にも違いがあります。ここでは、日本で見かけることの多い生ハムの種類を4つ紹介します。
①プロシュート
イタリア発祥のプロシュートは世界三大ハムの一つで、燻製していないため柔らかく、塩分も抑えめなので口当たりがよいです。豚肉の皮をつけた状態で塩漬けし、1~2年かけてゆっくりと乾燥並びに熟成させます。
②ハモン
ハモンはスペイン産の生ハムをさし、白豚を原料とするハモン・セラーノと、黒豚の中でもイベリア種を原料とするハモン・イベリコが知られています。中でもハモン・セラーノは、世界三大ハムに名前を連ねます。豚肉の皮を取り除いてから塩漬けしているので、食べると塩味を強く感じます。
③ラックスハム
日本で生ハムとして流通しているものの多くが、ラックスハムです。ドイツ語で鮭を意味するラックスが名前についているのは、鮭のように赤色のハムに仕上がっているからです。ラックスハムは加熱せず、低温で燻すあるは燻さずに乾燥させて作ります。そのため、生ハムにしては柔らかく、食感もしっとりしています。
④金華ハム
金華ハムは、原料に中国浙江省金華地区でしか飼育されていない豚肉が使われている希少品です。世界三大ハムとしても有名で、切った際の断面の赤さが火のように見えることから、この名前がつきました。生食ではなく、スープやチャーハンに入れるなど、加熱調理するのが基本です。