ブリ・ヒラマサ・カンパチの違いや見分け方は?同じ種類?比較して紹介!
ブリ・ヒラマサ・カンパチの違いを知っていますか?全て同じ種類の魚と思われがちですが、違います。今回は、ブリ・ヒラマサ・カンパチの違いを〈旬・見た目・味・食べ方〉などで比較して紹介します。ブリ・ヒラマサ・カンパチの見分け方も紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
カンパチは出世魚ではないが様々な名前がある
カンパチには様々な名前が付けられており、下記のような名前があります。
・シオゴ
・アカハナ
・カンパチ
上記のようにいくつかの名前があることから、カンパチを出世魚だと考える人もいますが、実際は違います。アジ科ブリ属の見た目が似た3つの魚の中で、出世魚と明確に定められているのはブリだけで、成長過程の大きさにより名前や値段・味が変わってきます。
(*カンパチについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
カンパチの見分け方のポイント
カンパチをブリやヒラマサと見分ける際は下記のポイントを見ると違いを見つけやすいです。
・目の上に太い黒色の線がある
・中心の黄色の線が太くて濃い
・体が全体的に黄色がかっている
・尾ビレの先端が白くなっている
・口の形が丸みをおびた形をしている
カンパチを他の2つと見分ける一番のポイントは、目の上にある黒い線です。カンパチは漢字で間八と書き、正面からカンパチを見た時に「八」の字に見えることからつけられた名前とされています。また、尾ビレの下側の先端が少し白くなっていることと、体が全体的に薄黄色をしていることも見分けるポイントです。
ブリ・ヒラマサ・カンパチの味わいや食べ方は?
ブリ・ヒラマサ・カンパチは同じ魚と間違えられやすいですが、味や食べ方にも違いがあります。刺身など生で食べた際の味の特徴やおすすめの食べ方を体験談を入れながら紹介します。
ブリの味わい・食べ方
ブリは以下の食べ方がおすすめです。
・刺身
・煮物
ブリは旬の冬の時期は特に脂がのって旨みが増すので脂身は程よく甘く美味しいですが、刺身で食べると、養殖物などは少し魚独特の生臭さを感じる方がいます。その場合は大きめの切り身にしてブリ大根などの煮物にして食べると、脂身も溶けて独特の臭みも消え、食べやすくなります。
まるなか @marunakafish
久々に養殖ブリを切りました。相変わらずすごい脂ですが、天然物よりもベタっとしていて独特な癖がある。
刺身の場合は圧倒的に天然が好きですが、加熱する場合は脂がない天然よりは適切に処理した養殖物の方が好きかな。
どちらにせよ、養殖物の質はどんどん上がってきてますね!
ヒラマサの味わい・食べ方
ヒラマサは以下の食べ方がおすすめです。
・刺身
・寿司
・焼き魚
ヒラマサはしっかりと脂はのっていますが、ブリに比べると食べやすく淡白な味わいです。ヒラマサはブリとは旬の時期がずれるので、ブリの味が落ちる夏の時期に食べられることが多いです。取れる量が少なく希少価値が高いため高級魚として扱われ、刺身などでシンプルに上品な旨みを楽しむ食べ方をおすすめします。
ナオサン@妖怪タングステン研ぎ
ブリ大根ならぬヒラマサ大根はこんな感じ。
ブリに比べてあっさりしているヒラマサなので、脂気やコクがちょっと物足りないけど、大根にはしっかり旨みが入りました。
カンパチの味わい・食べ方
カンパチは以下の食べ方がおすすめです。
・刺身
・寿司
カンパチはブリやヒラマサに比べて、よく動く魚なので脂分が少なくあっさりとしてクセがなく、脂身があまりないため、しっかりと身がしまったコリコリとした食感です。脂身がすくなく淡白なので非常に食べやすい魚です。天然物はより旨みが強いため刺身やお寿司として生のまま食べる方が味も食感もそのまま楽しむことができます。
真臼P @msirahama
カンパチ刺し。身がキリッと立っている。刺身はこうでなくてはいけない。とろけるような寒ブリとは違うしゃんとした味わいが燗酒によく合う
(*カンパチの美味しい食べ方について詳しく知りたい方はこちらを読んでみてください。)