ブリ・ヒラマサ・カンパチの違いや見分け方は?同じ種類?比較して紹介!
ブリ・ヒラマサ・カンパチの違いを知っていますか?全て同じ種類の魚と思われがちですが、違います。今回は、ブリ・ヒラマサ・カンパチの違いを〈旬・見た目・味・食べ方〉などで比較して紹介します。ブリ・ヒラマサ・カンパチの見分け方も紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
ブリの見分け方のポイント
(続きです)
— 大泉博之-魚よし、元住吉の元魚屋(現在オンライン講師、泉水善光) (@MrUoyoshi) July 12, 2020
ブリとヒラマサの違いを見るのはここ!
胸びれ~
ブリはね体の黄色い線よりもヒレが下に向かってます~
それに対してヒラマサは~下の画像だと分かりにくいですがね~
黄色い線とヒレがくっついてます~
ヒレが上に向かってますよ~
これで見分けるのが一番分かりやすいかと~😄
続く pic.twitter.com/LFFPacWtqA
ブリをヒラマサやカンパチと見分ける際は下記のポイントを見ると違いを見つけやすいです。
・口の形が角ばっている
・ヒレの位置が黄色のラインよりも下に向かっている
・腹びれが小さく、白い
・中央の黄色の線が薄い
・体の中央が太く、腹や背に向かって細くなる紡錘形をしている
・腹びれと胸びれが同じ長さ
ブリの一番の特徴は紡錘形をしていることで、他の二つに比べて中心が分厚く腹や背側にかけて薄くなるため、輪切りにすると菱形のような形になります。また、中央の黄色のラインもヒラマサやカンパチに比べて薄く見えにくいことがポイントです。ブリの胸ビレの位置は黄色のラインよりも下方向に向き、胸ビレと腹ビレが同じ長さということも見分けやすい特徴です。
ヒラマサとはどんな魚?
ブリとよく間違われることが多いヒラマサは知名度はあまり高くないため、知らない人も多いですが、どのような特徴がある魚かについて紹介します。ヒラマサをブリとカンパチと見分ける際のポイントも説明します。
ヒラマサの旬や生態
分類 | スズキ目アジ科ブリ属 |
---|---|
旬 | 春~夏 |
値段(1kg) | 約4000円~5000円 |
生息地 | 日本列島南の暖かい地域 |
ヒラマサはブリ同様にスズキ目アジ科ブリ属の魚で、秋に産卵期に入るため、春~夏にかけての時期に脂がのりやすい旬の時期です。ヒラマサの旬の時期がブリとは異なるため、ブリの旬ではない夏の時期によく食べられています。知名度もあまりなく市場に出回る量も多くないため、高級魚として扱われることが多く、ブリに比べて約2~3倍ほど高値になります。
ヒラマサは出世魚ではない
ヒラマサはブリとは違い出世魚ではなく、成長過程で別の名前で呼ばれることはありません。ただし、地域によって呼ばれ方が異なり、他にも名前があるため出世魚と間違えられやすいです。ブリやカンパチに比べてあまり市場に出回ることもなく、魚に詳しくない人はヒラマサを知らず、ブリだと思っている人も多いです。
(*ヒラマサについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
ヒラマサの見分け方のポイント
出典: @xxxprius_tsuri
ヒラマサをブリやカンパチと見分ける際は下記のポイントを見ると違いを見つけやすいです。
・口の形が丸みをおびた形をしている
・ヒレの位置が黄色のラインよりも上に向かっている
・腹びれが大きく、黄色い
・横から見た時に体が平らで薄い
・腹びれが胸びれよりも長い
見分ける際の分かりやすいポイントは、口の骨の角度です。ブリは完全に尖っているのに対して、ヒラマサは少し丸みを帯びています。胸びれの位置が中央の黄色いラインよりも上に向かており、腹びれは胸びれよりも長いことが分かりやすいポイントです。また、ブリのような紡錘形はしておらず、横からみると平らで薄い見た目をしています。
カンパチとはどんな魚?
同じアジ科ブリ属の3つの魚で、カンパチが一番寿司や刺身のネタとしてお店で見られることが多いですが、どのような魚かについて説明します。カンパチをブリやヒラマサと見分けるポイントも紹介します。