ジャムとマーマレードの違いとは?名前の意味や語源は?作り方・レシピや食べ方のおすすめも解説!
マーマレードとは何か知っていますか?今回は、マーマレードの名前の意味や、ジャムとの<原料・味・起源>などの違いを紹介します。マーマレードのレシピや作り方のポイントに加えて、食べ方のおすすめも紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
マーマレードの基本的な作り方・レシピは?
柑橘系の果物ならどれでも作ることが出来ますが、ここではオレンジマーマレードの基本的な作り方を詳しく紹介していきます。
材料
・オレンジ:2個
・グラニュー糖:下処理した材料の40%、夏みかんや甘夏、ゆずなど酸味の強い材料の場合は60〜80%
作り方・手順
オレンジのマーマレードの作り方と手順は以下の通りです。
【オレンジの下処理をする】
①オレンジを塩で軽くこすり水で洗う
②キズがある部分をを取り除く
③切れ込み線を入れ皮を剥く
④皮の白いワタを取る
⑤果肉を小房に分け、薄皮を分ける
⑥皮を水から茹でて沸騰して3分たったら湯を捨て、これを3回繰り返す
⑧30分水にさらす
【容器の煮沸消毒をする】
①鍋に容器、ふた、パッキンが浸るくらいの水を入れる
②加熱し沸騰して3分経ったら網にあげ冷ましておく
【砂糖を加えて煮る】
①水にさらしたオレンジの皮を1〜3mmの細切りにする
②皮と果肉の重量の40%の砂糖を計量する
③鍋に皮と果肉、砂糖を入れ、よく混ぜて30分置いておく
⑤弱火にかけ混ぜ続ける
⑥とろみが出て水っぽさがなくなるまで煮詰める
下処理⑤の工程で果肉から取り除いた種と薄皮は捨てずに布袋かお茶パックに入れ、煮るときに一緒に入れるとペクチンの作用で適度なトロミが出ます。トロミが出てきたら袋を取り出してください。出来上がったら熱いうちに煮沸した容器に口一杯まで入れ、しっかりと蓋をして逆さにして冷ましましょう。
マーマレードを作る際のポイントは?
柑橘類の皮は栄養価が高いことがわかりましたが、果皮を用いるには防かび剤や農薬が気になります。ここではマーマレード作りのポイントとなる果皮の下処理と、保存食に欠かせない容器の煮沸消毒について詳しく紹介します。
①皮についているワックス・農薬をとる
輸入の柑橘類の果皮には防かび剤やワックス、国産でも有機・無農薬栽培でない場合は農薬が使われています。ワックスや農薬を洗い落とすには、水洗い、塩水に浸す、塩もみ、80℃以上のお湯に浸ける、茹でる、洗剤に浸してから洗い流すなどの方法があります。
北海道消費者協会が調べた結果、茹でるのが最も輸入オレンジの果皮に残留している防かび剤の除去率が高いそうです。そのため柑橘類の皮を食用に使う際には下茹でを推奨しています。マーマレードでは果皮の苦味を除く工程で下茹でを繰り返すことで、防かび剤等の除去にもなりますが、心配な場合は国産原料を選び、できれば無農薬栽培のものを使うとよいでしょう。
②煮沸消毒した容器を使う
保存容器の煮沸消毒の手順は以下の通りです。
①瓶が入る大きさの鍋に水を入れる
②洗った瓶を入れ、浸かるまで水を入れ火をつける
③沸騰して5分経過したら火を止める
④網か清潔なふきん等の上に取り出す
必ず水から瓶を入れるようにし、熱い湯の中に瓶を入れると割れる可能性があるので注意しましょう。瓶が熱いうちに熱いマーマレードを入れることで保存性がよくなります。この方法で冷蔵庫で2週間〜1ヶ月程度の保存が可能です。
長期保存をしたい場合は脱気殺菌をおすすめします。マーマレードを入れて軽く蓋をしてからもう一度湯に入れ、20分ほど沸騰させ、取り出して逆さにして冷ましてください。脱気に成功すると冷めると蓋が凹みます。ただし家庭で行う脱気殺菌なので冷蔵で3ヶ月程度で使い切るのが無難でしょう。
マーマレードの食べ方は?
①パンに塗って食べる
最も一般的な食べ方はバターと共にパンに塗って食べる食べ方ですが、チョコクリームやピーナツバター等と一緒に塗ってもよく合います。またマーマレードは塩気のあるハムやチーズとも相性がよいので、これらと一緒に食パンにのせてトーストしても美味しくいただけます。