本マグロとは?超高級品?部位・種類別の値段の違いや味・活用レシピなども紹介!
本マグロとはどんなマグロか知っていますか?今回は、本マグロの旬・産地や、部位別の値段に加えて、他のマグロとの<味や脂の量・値段>など違いを紹介します。本マグロの活用レシピや市販商品のおすすめも紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
本マグロとは?超高級なマグロ?

マグロの呼び方の一つに本マグロがありますが、どのようなマグロを指しているのでしょうか。ここでは高級なイメージのある本マグロについて、基本的な情報を解説します。本マグロの旬や産地についても紹介するので、参考にしてください。
本マグロとはクロマグロの呼び名
マグロの種類はさまざまですが、日本で流通している主なマグロは主に以下になります。
・クロマグロ
・メバチマグロ
・キハダマグロ
・ミナミマグロ
・ビンナガマグロ
これらの中で、本マグロはクロマグロのことを指します。目や背中が真っ黒であることから、クロマグロと言う名前が付けられたようで、マグロの中でも一番大きく味わいも良いことか本マグロと呼ばれるようになったと言われています。
本マグロの旬と産地
本マグロの旬は12月から2月ごろと言われています。日本での本マグロの産地は主に青森県大間市ですが、他にも広島県や長崎県、北海道でも水揚げが盛んです。ただし、回遊魚である本マグロは日本の近海だけでなく北半球に広く生息しています。
本マグロは人気の魚であることから、近年では輸入や養殖も盛んにおこなわれており、養殖でも天然に近い味わいになってきているようです。
(*マグロの旬について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
高級「本マグロ」の部位別の値段
部位名 | 値段(100gあたり) |
赤身 | 1000円~1300円 |
中トロ | 1500円~2200円 |
大トロ | 2500円~3300円 |
本マグロは、上記の表からも分かる通り部位によって値段が異なります。ただし、上記はあくまでも目安の値段で、特に天然物は価格変動も大きく、さらに冷凍か生かによっても値段が違います。なお、本マグロの産地である大間で食べる場合、冷凍でも4000円以上することもあるようです。
本マグロの味わい・舌触り
本マグロの味わいは、部位によって大きく異なり人気もわかれます。採れる部位が小さく、値段が最も高い大トロは脂がしっかり乗っており、口に入れた時のとろける柔らかさと甘みが特徴です。バランスの良い味わいを楽しみたいなら中トロがおすすめで、赤身と脂の乗りが程よいので食べやすいと感じる人も多いでしょう。
一方の赤身はあっさりとした味わいで、脂は中トロや大トロほど多くないもののクセのなさが特徴の部位です。
麦苗@大森
— もと(🍜スープ完飲控えます) (@moto19660101ar1) September 13, 2020
ワンタン麺&本マグロ漬け丼
いりこらあはいりこの抜群な旨味
香りを味わう🍜でこちらはいりこの出汁が旨味が醤油のコクと合わさり絶妙なハーモニーが最高でヤバ旨
しかも肉ワンタンに海老ワンタンが
両方楽しめて旨すぎ。
ここの本マグロは色・艶・味最高で
旨すぎ。
御馳走様でした。 pic.twitter.com/gFCuijIbQB
八戸市の八食センター最高✨
— ゴリラガードギャランティ (@gorilla_1991) September 13, 2020
自分で単品を買いまくって、自分で焼いたり丼にして食べられます🐟🐄
夢だった大間の本マグロ丼を経験できました。想像を絶する甘みと旨味、けどくどくない😋
帆立も牡蠣も牛もぜんぶ美味しかったしです❗
青森は夢のワンダーランド👼 pic.twitter.com/ax2V2NOsgQ
本マグロと他のマグロの違いは?

前述した通りマグロにはさまざまな種類がありますが、本マグロとその他のマグロの違いはどこにあるのでしょうか。本マグロだけではなく、スーパーに並んでいるマグロでも、値段に大きな違いがあります。ここでは、それぞれの味や値段の違いなどについて本マグロを基準に比べてみましょう。
①味・脂の量の違い
本マグロと他のマグロは脂の量に大きな違いがあります。本マグロは脂が多く、中トロであっても贅沢な味わいで、他のマグロにはない質の高さがあります。本マグロに近い味わいのマグロとしてはミナミマグロが知られていますが、流通も少なく購入することは難しいでしょう。さらに天然ものの本マグロは、まろやかなコクや旨味もあるのが特徴です。
②値段の違い
マグロの種類名 | 赤身の値段(100gあたり) |
本マグロ | 1000円~1300円 |
ミナミマグロ | 600円 |
メバチマグロ | 500円 |
キハダマグロ | 300円 |
ビンナガマグロ | 200円 |
上記は、日本で販売されている人気のマグロの赤身の値段を価格が高い順に並べた表です。表からも分かるように、本マグロは赤身であっても1000円以上するなど、他のマグロの数倍の値段になることもあります。
(*マグロの種類や違い、特徴について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
本マグロの活用レシピのおすすめ
本マグロが手に入ったら刺身はもちろんのこと、他の料理でも楽しんでみましょう。ここでは本マグロの脂や部位を活かしたレシピを紹介するので、手に入った部位に合わせて上手にレシピを選んでみてください。
①柚子バルサミコサラダ
本マグロの中トロ部分を使ったさっぱりとした味わいのサラダです。大トロでは脂のくどさが出るものの、中トロであれば柚子の風味とうまく絡みます。白ワインのおつまみにもおすすめの一品です。
②マグロの漬け丼
まぐろを使った丼の定番ともいえる漬け丼を作るなら、あっさりとした赤身を使うのがおすすめです。一つ一つの工程を丁寧に行うことで、味わいが非常によくなります。
③ネギマ鍋
本マグロの大トロは脂が乗っているのが特徴ですが、中には乗りすぎていて刺身ではくどくなることがあります。こちらはそのような場合におすすめのレシピで、材料は3つだけとシンプルですが、マグロの味わいをしっかり楽しめます。
④アヒージョ
こちらは本マグロのアラも美味しく調理できる一品です。見た目もおしゃれなうえに、洋風の食事やお酒とも合うので、マグロを洋風に調理したいシーンにおすすめです。
⑤トマト煮
マグロのアラは値段も安く、200円程度で大量に購入できることがあります。こちらのトマト煮はオーブンでかまを焼くため少し手間と時間がかかりますが、贅沢な料理に仕上がるのでぜひ試してみてください。
➅ユッケ
ユッケを作る場合は前もって半冷凍にしておくと、手の温度で脂が溶け出さず美味しくいただけます。好みで山椒をふって食べるのもおすすめです。
本マグロの部位別の通販商品
本マグロは、スーパーで販売されることは少ないですが、インターネット通販で手に入れることができます。ここではおすすめの通販商品を部位ごとに紹介するので、本マグロを食べたい場合の参考にしてください。
①赤身(1630円)

マグロの赤身というとあっさりとした印象がありますが、こちらのマグロは赤身にも関わらず、もっちりと濃厚な味わいです。自宅用にするのも良いですが、贈り物にも好評です。
②中トロ(2500円)

こちらは築地に店を構える業者が販売している中トロで、200g単位で販売されており、おおよそ3人分程度です。本マグロ以外のマグロの取り扱いもあるため、一緒に摂り寄せて食べ比べするのも良いでしょう。
③大トロ(12800円)

天然ものの大間産マグロが食べたいならこちらがおすすめです。約150gで1万円以上と高価で普段はなかなか手が出ないものですが、お祝い事などの特別な日の食事に購入してみるのも良いでしょう。
本マグロを食べてみよう
本マグロは年末年始に非常に高額で取引されることの多い魚ですが、自宅で食べることも可能です。マグロは中トロや大トロ・赤身だけでなく、中落ちやかまなど無駄なく食べられます。特に中落ちやアラ・かまなどは安価で手に入ることもあるので、さまざまな部分を調理して楽しんでみましょう。