「みょうがを食べると物忘れする」という話の由来は?本当?食べ方のコツやレシピも紹介!
【野菜ソムリエ監修】みょうがを食べると物忘れすると言われますが本当でしょうか?今回は、みょうがを食べると物忘れをすると言われる理由や、その他に期待できる効果・効能についても紹介します。みょうがの効果的な食べ方や、活用レシピのおすすめも紹介するので、参考にしてみてくださいね。
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みょうがを食べると物忘れする?理由は?
中国やインドから来たと言われるみょうがは天ぷらにしたり薬味としても美味しいものですが、食べたことでバカになったように物忘れをすると言われています。この言い伝えは真実なのか、そしてなぜバカになると言われてしまうのかについて説明します。
みょうがを食べると物忘れがひどくなるという話は「インドの逸話」が由来
みょうがを食べるとバカになるというのは、インドの逸話が関係しています。インドに生まれた周利槃特はお釈迦様に弟子入りをしましたが、お釈迦様の教えをしっかり理解する兄とは違い自分の名前を覚えることもできませんでした。
それでもお釈迦様の教え通り自分にできる掃除を徹底して行い、悟りを開いて聖者の位につくことができたのです。周利槃特はお釈迦様から、徹底することで悟りを開けたことを大衆の前で認められました。
周利槃特が亡くなった後にお墓に見知らぬ草が生えていたため、自分の名を荷って生きたというところから茗荷と名付けられたそうです。このように物覚えの悪い周利槃特のお墓に生えた草だから、茗荷を食べると物忘れがひどくなると言われるようになりました。
みょうがを食べて物忘れをすることはない
インドの逸話ではみようがを食べると物忘れがひどくなるとされていますが、実際にはそのようなことはありません。科学的根拠は無く、みょうがに記憶力を低下させる成分などは含まれていないので食べても物忘れがひどくなることは無いでしょう。
みょうがを食べると逆に集中力が上がる?
バカになったように物忘れをすると言われているみょうがですが、実は食べると集中力が上がる成分が含まれていると言われています。集中力が上がると言われるのは、みょうがに含まれるどのような成分による効果なのでしょうか。みょうがに含まれる成分による、効果・効能も併せて見ていきましょう。
みょうがに含まれる香り成分により集中力が向上する
みょうがに含まれる独特な香りは、αピネンという成分によるものです。このαピネンは血液の流れを良くしたり、気持ちをリラックスさせる効果があります。この他にもαピネンは脳に刺激を与えて覚醒させることができるので、集中力を向上させる効果も期待できます。
みょうがの効果・効能は他にも多い
みょうがには、αピネン以外にもカリウムやミョウガジアールなどたくさんの栄養素が含まれています。食べることによる効果・効能は下記の通りです。
・胃腸の働きを良くする
・喉の痛みを和らげる
・食欲を増進させる
・むくみを改善する
・美容効果
みょうがに含まれるミョウガジアールには食欲増進効果があり、夏の暑さで疲れた体におすすめです。その他に含まれているカリウムには利尿作用があり、むくみを改善する効果も期待できます。ビタミンB1・B2・Cも含まれており、美容効果も期待できるでしょう。
(*みょうがの栄養価・効能について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
みょうがを効果的に食べる方法は?
血液の流れを良くして脳に刺激を与えて集中力を向上させる効果があるみょうがですが、食べ方に気を付けるだけでより効果を上げることができます。みょうがの成分を失わず効率よく摂取するには、どのように食べると良いのでしょうか。
①生のまま食べる
みょうがに含まれるαピネンは、加熱することで効果が薄れてしまいます。αピネンの効果をより感じるためには、生のまま食べるのがおすすめです。そのまま食べたり刻んで薬味にすることで、さらに豊かな香りも感じることができるでしょう。