みょうがの栄養素・効能は?芳香成分の健康効果や調理法のおすすめなど紹介!
【管理栄養士監修】みょうがに含まれる栄養・芳香成分や効能を知っていますか?今回は、みょうがを食べると得られる効能や調理する際のポイントを紹介します。さわやかな香りを愉しめるみょうがの栄養が取れるレシピのおすすめも紹介するので、参考にしてみてくださいね。
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みょうがはどんな野菜?
旬の時期や鮮度が良いみょうがは、通常のものより栄養価が高くなっています。みょうがの旬はいつなのか、そして新鮮なみょうがを見分けるポイントはどこなのかをチェックしてみましょう。
みょうがの旬
ハウス栽培もされているので一年を通して流通しているみょうがですが、旬の時期は6月~10月過ぎとなります。特に秋に収穫されたものは「秋みょうが」と呼ばれており、春に収穫されたものよりも大きいのが特徴です。
(*みょうがの旬の時期・季節について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
新鮮なみょうがの選び方
新鮮なみょうがを選ぶには、どういったところを見れば良いのでしょうか?新鮮で美味しいみょうがを選ぶためにチェックしたい、選び方のポイントを紹介します。
・全体が丸みを帯びており、ツヤがあるもの
・先がしっかり締まっているもの
・重みがあるもの
・(自生しているものを選ぶ時)白い花が咲いていないもの
みょうがを選ぶ際は重みがあるものがおすすめですが、大きく育ちすぎているものは避けましょう。先だけでなく全体がきゅっとしまっていたり、傷が無いものを選ぶのもポイントです。
熊橋麻実
管理栄養士
みょうがを食べると副作用として物忘れがひどくなると聞いたことはありませんか?これは迷信であり、そのような作用はありません。安心して食べてくださいね。
みょうがの栄養・成分と効能
カロリー | 12kcal |
---|---|
水分 | 95.6g |
タンパク質 | 0.9g |
糖質 | 0.5g |
食物繊維 | 2.1g |
脂質 | 0.1g |
上記は、100g当たりのみょうがに含まれるカロリーなどを記載したものです。この他にはどの様な栄養素が含まれるのか、順番に見ていきましょう。(※1)
※1日の摂取量は成人男性の目安です
※含有量は日本食品標準成分表を参照しています
①α-ピネン
みょうがは独特な芳香が特徴で、さわやかな香りでもありますが苦手に感じる方も多いかもしれません。この香りは「α-ピネン」という成分によるものです。α-ピネンはファイトケミカルの一つに数えられる栄養素で、高い抗酸化作用を持っています。
ファイトケミカルとは植物が外的要因から身を守るために持っている成分のことで、健康効果が知られているリコピンやカテキンなどもこれに含まれます。老化・生活習慣病の原因にもなる活性酸素を除去する効能があることから、α-ピネン含め、ファイトケミカルは近年特に注目されています。
また、抗酸化作用に優れるだけでなく、α-ピネンには発汗作用や血液循環を促す作用もあります。香りをかぐだけでも脳の働きが活発になるとされており、様々な効果が期待できる栄養素です。
②ビタミンC
含有量(100g) | 1日の摂取量の目安 | 1日の摂取量に占める割合 |
2mg | 100mg | 2% |
ビタミンCは、皮膚や粘膜の状態を健康に保つ効果があります。ビタミンCにも抗酸化作用があり、活性酸素の抑制効果も期待できます。一緒に摂取することで鉄分の吸収効率が上がったり、さまざまな効果が期待できる栄養素です。(※2)