焼き魚の綺麗な食べ方は?食べる際のマナー・NG行為についても紹介!
魚の食べ方・マナーを知っていますか?今回は、魚を綺麗に食べる方法を工程ごとに紹介します。焼き魚の食べ方を知っておくと、魚の身を余すことなく堪能できることでしょう。魚を食べる際のマナーやNG行為についても紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
中骨を外したら、残りの身も同じように頭の方から食べ進めてください。魚の内臓が苦手な人は、マナー違反とはならないので残しても問題ありません。完食したときに、皿の中央から下の部分にかけて何も残っていない状態が理想です。
焼き魚を食べる際のマナー・NG行為は?
焼き魚の基本的な食べ方には、マナーの観点から決められているポイントも含まれます。ここでは、焼き魚を食べる際に守るべきマナーやNG行為について解説します。
①頭から尾に向かって食べていく
日本では昔から右側よりも左側の方が上と考える「左上位」の思想があるため、焼き魚の場合も左側に頭を置いて盛り付けます。そして、頭から尾にかけて魚を食べ進めるのが、和食のマナーとして決められています。
また、かつては左利きの人も右利きに矯正して、右で箸を持つ人がほどんどであったため、食べやすさからこのような盛り付け方、食べ方になったとも言われているようです。
②魚をひっくり返して食べない
中骨を取り除くのが苦手だったり面倒に感じたりすると、魚を裏返して食べたくなるかもしれません。盛り付けられた形を崩さないように食べるのが日本料理の基本ルールなので、この行為はマナー違反です。たとえ箸を使っていても、裏返す動作を美しいと感じる人も少ないでしょう。
③手皿をしない
食べ物を口に運ぶときに、箸から零れ落ちるのを防ごうと手を添えることを、手皿といいます。仮に手皿をして食べ物が落ちてしまうと、手で直に料理を触ることになるため、和食ではマナー違反になります。
小皿や茶碗であれば器を持ち上げ、大皿や汁気のある料理ならば、手ではなく懐紙と呼ばれる紙を添えるのが正しい作法です。ただし、現代では食スタイルの多様化で、許容されることもあります。
④骨を口から出さない
口の中に入った料理を、再び外に出す行為は和食の席では好まれません。しかし焼き魚を食べていると、骨を口に入れてしまうことは誰にでもあり得ることでしょう。骨を口から出したいときは、箸を使うようにしてください。周りに骨を出す所作を見られないよう、手や懐紙で隠すようにすると尚良いでしょう。
魚の皮は食べないとダメ?
魚を綺麗に食べようとするあまり、皮を食べるか悩む場合もあるでしょう。マナーの点からすると、皮は食べても残しても問題はありません。個人の好き嫌いや魚の種類などによって決めることができますが、皮を残す場合はお皿の右肩に寄せることを忘れずに行いましょう。
魚をうまく食べてみよう
焼き魚は、様々な魚で楽しむことのできるシンプルな料理法の1つです。綺麗に焼き魚を食べることは難しいと感じるかもしれませんが、基本的な食べ方はどの種類の魚も同じです。正しい焼き魚の食べ方やマナーを身につけて、海の幸を存分に味わいましょう。