「おにぎり」と「おむすび」の違いは?歴史や名前の由来・意味など比較して紹介!

「おにぎり」と「おむすび」の違いについて知っていますか?今回は、「おにぎり」と「おむすび」の<起源・由来・形・地域>などの違いについて紹介します。おにぎり&おむすびが三角の理由や「結ぶ」と使う理由も紹介するので、参考にしてみてくださいね。

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目次

  1. 「おにぎり」と「おむすび」の違いは?
  2. 説①起源・由来の違い
  3. 説②形の違い
  4. 説③作り方の違い
  5. 説④地域による呼び方の違い
  6. 説⑤海苔の使い方の違い
  7. おにぎり・おむすびの呼び方はどちらでもいい?
  8. 日本おにぎり協会が大差ないことを見解している
  9. おにぎり・おむすびの豆知識も合わせて紹介
  10. ①おにぎり・おむすびが三角の理由
  11. ②おにぎり・おむすびに「結ぶ」という理由
  12. ③おにぎり・おむすびの歴史
  13. おにぎり・おむすびの違いはほとんどない

「おにぎり」と「おむすび」の違いは?

おにぎりとおむすびはどちらもご飯を握った美味しい食べ物ですが、その違いを説明できない方も多いかもしれません。おにぎりやおむすびの歴史は古く、その違いについても諸説あるとされています。ここでは、おにぎりとおむすびの違いに関する説を5つ紹介します。

説①起源・由来の違い

おにぎりとおむすびは起源や由来が異なるのが、1つ目の説です。歴史的にみるとおにぎりの由来は、ご飯を握る動作とされています。一方のおむすびの名称の起源は神産巣日神(かみむすびのかみ)と呼ばれる、古事記に記載されてい農業の神様だとされています。神が宿る米を結ぶことで、霊力が取り込めるという意味がありました。

説②形の違い

2つ目の説は、形の違いによるものです。富士山を表す三角型はおにぎり、それ以外の丸形や俵型などはおむすびに分類されると考えられています。そのほか、丸くて神様などへの捧げものにするのがおむすびで、三角形で携帯食として用いられたのがおにぎりだとするように、形と用途によって判別されていることがあるようです。

説③作り方の違い

3つ目の説は、作り方が異なるというものです。おむすびは手で握るものですが、おにぎりは道具を使ったものをさすといわれています。具体的には、笹の葉に包まれ紐で縛られたものをおにぎりと呼んでいたようで、笹の葉に包んだおにぎりは近年でも見かけることがあります。

説④地域による呼び方の違い

4つ目の説は地域によって呼び方が異なるというもので、関東地方ではおにぎり、関西地方ではおむすびと呼ばれることが多いとされています。しかし近年の研究では、その呼び名が全国各地は様々であることがわかってきました。

説⑤海苔の使い方の違い

5つ目の説は海苔の使い方の違いで、丸形を全体的に包むことで海苔がしめったものをおにぎりと呼びます。一方のおむすびは三角形で、その一部を乾いた海苔で取り巻いたものだとされています。

おにぎり・おむすびの呼び方はどちらでもいい?

ここまでおにぎりとおむすびの違いに関する5つの説を紹介しましたが、おにぎりとおむすびはどちらの名前で呼んでも良いものなのでしょうか。ここでは、おにぎりとおむすびの呼び方に関する見解について紹介します。

日本おにぎり協会が大差ないことを見解している

おにぎり好きの方が集まっておにぎりの普及活動などをしている日本おにぎり協会は、おにぎりとおむすびには大差がないと見解しています。

おにぎりとおむすびの違いに関しては諸説あるものの、最近ではコンビニで全く同じ形態のものをおにぎりあるいはおむすびと称して販売するなど、その呼び方を区別しない傾向にあります。そのため、「みんな違って、みんないい」という名言もある通り、ぞれぞれの人が好きな呼び方や握り方をすることを推奨しているようです。

おにぎり・おむすびの豆知識も合わせて紹介

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