大根の中身・皮が黒い原因は?筋・斑点があっても食べれる?正しい保存方法を解説!
【管理栄養士監修】大根の中身や皮に黒い筋・斑点があったことはありませんか?今回は、大根の中身・皮に黒い筋・斑点がある原因や食べても大丈夫なのかを紹介します。大根の保存方法や黒筋・斑点が隠れるレシピも紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
- 大根の中身が黒い・真っ青!
- 保存状態が悪いのが主な原因
- 大根の中に黒い筋・斑点が出る原因は?食べられる?
- ①水晶現象
- ②青あざ症
- ③ダイコンバーティシリウム黒点病
- ④黒芯病
- 大根の中に黒い筋・斑点があって食べられない場合とは?
- 大根が腐っている場合は食べられない
- 大根の皮に黒い斑点・部位がある原因は?食べられる?
- ①黒カビ
- ②虫(センチュウ)の被害痕
- 大根の中に黒筋・斑点があるものを避ける方法は?
- カット済みの大根を買う
- 大根の正しい保存方法・期間
- 常温での保存方法・期間
- 冷蔵での保存方法・期間
- 冷凍での保存方法・期間
- 大根の黒い筋・斑点を隠せる料理レシピ
- ①大根のカレー
- ②大根と豚バラの味噌煮
- ③大根の韓国風煮物
- ④大根のめんつゆバター
- ⑤大根とニンジンのカレー風味
- 大根に黒い筋・斑点があっても捨てないで
センチュウは野菜に寄生する虫です。化学肥料だけを使って育った大根の皮に寄生し、その被害痕が大根に残っていることがあります。この場合、土壌を消毒する必要があります。
センチュウは野菜に寄生しますので、人間が食べても健康に問題はありません。気になるところだけ取り除いて食べればぽ問題ありません。
大根の中に黒筋・斑点があるものを避ける方法は?
大根の中の黒筋・斑点の原因や、食べられるかどうかについて紹介してきました。そもそも中が変色している大根を避ける方法はあるのでしょうか。
カット済みの大根を買う
大根の中が変色しているかどうかは、やはり切ってみないとわかりません。農家の方でも、中が変色しているかどうかは見た目ではわからないそうです。最近のスーパーでは、カット大根がよく売られていますので、丸ごとではなくカットされた大根の断面を確認し、変色していないキレイな物を買うようにしましょう。
管理栄養士トントン
管理栄養士
一度に大量に食べない場合はカット大根でも良いですね。カットされたものなら一目瞭然ですし、基本的には、切った時におかしければ店頭に並ぶことも少ないので安心です。同じ農家から一度に仕入れることが多いので、カットされている大根のすぐ横の大根を選ぶのも良い方法だと思います。
大根の正しい保存方法・期間
大根が変色してしまう原因の多くは、大根の保存方法にあることがわかりました。正しい保存方法についてもしっかり確認しておきましょう。
常温での保存方法・期間
大根を常温で保存する方法・期間を紹介します。正しい方法で保存すれば、冬場なら1か月、夏場なら1週間ほどおいしい状態で保存することができます。
【やり方】
1.葉がついている場合は、葉の部分を切る。
2.大根を一本丸ごと、新聞紙でくるむ。
3.風通しが良い、令暗所でなるべく立てて保存する。
葉の部分に栄養分を奪われてしまうため、葉がついている場合はカットして保存した方が持ちが良いです。夏場の場合は、なるべく湿度が低い場所で保存するようにしましょう。
冷蔵での保存方法・期間
夏場の暑い時期は常温より冷蔵保存の方が長い期間持たせることができます。正しい方法で冷蔵保存すると10日ほど持ちます。
【やり方】
1.大根を保存しやすいよう、3等分にカットする。
2.それぞれキッチンペーパーで巻く。
3.ジップロックに入れ、冷蔵庫で立てて保存する。
4.キッチンペーパーが水分で濡れてきたら取り換える。
大根は下の根っこの部分が一番辛みが強く、葉に近づくほど甘味が強くなります。3等分にして保存すると、それぞれ適した料理に使うことができます。また一本丸ごと冷蔵庫で保存するのは場所を取るので、この方法は便利です。
冷凍での保存方法・期間
大根を一本購入した場合、すぐに使い切るのは大変ですよね。そんな時冷凍保存は便利です。正しく保存すれば2週間程度の長い期間持たせることができます。
【やり方】
1.大根を用途ごとに切る。(いちょう切りや輪切りなど)
2.キッチンペーパーで水分をふき取る。
3.ラップで巻き、ジップロックで密閉して冷凍庫で保存。
冷凍保存すると大根の繊維が崩れるので、実際に調理するときに味が染み込みやすくなります。長持ちするだけでなく、料理で使いやすくなりますので、一石二鳥です。
(*大根の保存方法について詳しく知りたい方はこちらを読んでみてください。)