ガリの名前の由来・語源とは?寿司屋に置かれる理由や紅生姜との違いを解説!
【管理栄養士監修】ガリの名前の由来・語源を知っていますか?変わった名前ですが、どんな由来でそう呼ばれるようになったのでしょう?今回は、ガリの正体や語源にくわえ、寿司屋で置かれている理由も紹介します。ガリと紅生姜の違いも紹介するので、参考にしてみてくださいね。
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ガリとは?
ガリと言えばお寿司の横に当たり前のように添えられていますが、そもそもガリとはどのようなものなのでしょう?
新生姜の甘酢漬けのこと
ガリとは、新生姜を薄切りにして甘酢漬けにしたものです。新生姜を使うことで、柔らかな食感と生姜に含まれる様々な成分が損なわれることなく美味しいガリになります。特に新生姜が出回る6〜7月頃にはできたての風味豊かなガリを味わうことができます。
ガリの名前の由来・語源とは?
ガリという名前ですが、どうしてそう呼ばれるようになったのでしょう?由来や語源について歴史をひも解いてみましょう。
ガリを噛んだ時の音が語源
ガリの語源は諸説ありますが、食べる時にガリガリと音がするから、というのが一般的なようです。他にはガリガリとした食感だから、生姜を切る時の音がガリガリというから、といった説もあります。
元々は生姜そのものがガリと呼ばれていて、しだいに甘酢に漬けた生姜のことをガリと呼ぶようになったそうです。ガリという呼び名は、ムラサキ(醤油)、アガリ(お茶)、シャリ(酢飯)おあいそ(お勘定)などと同様に、本来は業界用語なので店側がつかう言葉ですが、現代では一般的に使われています。
ガリが寿司屋に置かれている理由とは?
ガリはどうして寿司に添えられているのでしょう?その理由を紹介します。
①口直し
生姜は魚の臭みを消す効果があり、酢の効果がさっぱりと爽やかにしてくれるので口直しにぴったりです。魚のにおいや脂をガリが洗い流してくれるので、前に食べた寿司の味をリセットして新たな気分で次の寿司を食べることができます。
②殺菌作用
生姜に含まれるジンゲロールやジンゲロンという成分に強い殺菌作用があり、酢にも殺菌効果があります。生魚を使う寿司には欠かせない菌の対策にもなっています。ただ、空腹時に食べたり量を食べすぎると胃腸を荒らすこともあるので注意が必要です。
管理栄養士トントン
管理栄養士
ここで言う殺菌作用は一部の大腸菌などに効果を示しています。ウイルスを含む全ての菌を殺菌するわけではありませんので、食べ過ぎは注意。次のネタを美味しく楽しく食べるために、適度な摂取量を意識しましょう。
(*生姜の殺菌作用やその他の効能についてく詳しく知りたい方はこちらを読んでみてください。)