ナチュラルチーズとプロセスチーズの違いとは?栄養や製造方法など比較して紹介!
ナチュラルチーズとプロセスチーズの違いについて知っていますか?今回は、ナチュラルチーズとプロセスチーズの<製造・味・香り・賞味期限>の違いや、栄養は変わるのかを紹介します。ナチュラルチーズの種類についても紹介するので、参考にしてみてくださいね。
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チーズは大きく分けて2種類ある
食事・おつまみ・おやつとあらゆるシーンで食べられ、カルシウムやたんぱく質源にもなるチーズですが、その見た目や食感は様々です。製法などの違いにより、「ナチュラルチーズ」と「プロセスチーズ」の2種類に分けられますが、それぞれどのような特徴があるのでしょうか。今回は、その違いについて解説します。
ナチュラルチーズとは?
ナチュラルチーズは直訳すると自然なチーズという意味ですが、どのようなチーズなのでしょうか。ここでは、ナチュラルチーズの製法や種類について解説します。
ナチュラルチーズは乳を固めて発酵熟成させたもの
ナチュラルチーズは、牛乳や羊・山羊・水牛の乳を乳酸菌や酵素を用いて発酵させることで凝固させたものです。加熱処理をしていないので、ナチュラルという名の通り自然の状態のまま乳酸菌がチーズの中に生きており、時間と共に熟成が進んで風味や食感が変化します。また、原料に使う乳・乳酸菌・カビの種類や加工方法の違いによっても風味や形状が変わります。
ナチュラルチーズの種類
ナチュラルチーズは世界中で1,000種類以上あると言われ、大きく以下の7種類に分類されます。
・フレッシュチーズ
・白カビチーズ
・青カビチーズ
・ウォッシュチーズ
・シェーブルチーズ
・セミハードチーズ
・ハードチーズ
フレッシュチーズは熟成させず作ったらすぐ食べるものですが、白カビチーズや青カビチーズはカビを植え付けてからしばらく熟成させます。セミハードチーズは3~6ヶ月かけて熟成させたもので、ハードチーズは1~3年とさらに長い期間熟成させたものです。
ウォッシュチーズは表面を塩水やビールなどで何度も洗いながら熟成を進めて作るチーズで、シェーブルチーズは原料に山羊の乳を使ったチーズです。
日本での認知度が高いチーズを例に挙げると、モッツァレラチーズはフレッシュ、カマンベールチーズは白カビ、ゴルゴンゾーラチーズは青カビ、ゴーダチーズ・チェダーチーズはセミハード、パルミジャーノ・レッジャーノチーズはハードという分類になります。
(*ゴーダチーズやチェダーチーズについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
プロセスチーズとは?
スーパーやコンビニエンスストアでよく見かけるスライスチーズ・キャンディチーズ、ナッツなどが入った6Pチーズなどは「プロセスチーズ」に分類されます。ここでは、プロセスチーズの製法や特徴を解説します。
プロセスチーズはナチュラルチーズを溶かして乳化剤で固めたもの
プロセスチーズは、ナチュラルチーズを原料にしてつくられるものです。ナチュラルチーズに乳化剤を加えて加熱して溶かし、冷やして固めます。加熱の工程で乳酸菌は死滅するため、ナチュラルチーズと違い、時間が経っても熟成が進むことはありません。
(*チーズの種類について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)