ノビル（野蒜）の食べ方・料理レシピは？旬の時期や栄養価なども紹介！
【野菜ソムリエ監修】ノビル（野蒜）の美味しい食べ方について知っていますか？今回は、ノビルの下処理の仕方や、食べ方・活用レシピのおすすめに加えて、旬の時期や味わい・食感も紹介します。ノビルの旬の時期や栄養価・効能なども紹介するので、参考にしてみてくださいね。
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ノビル（野蒜）とは？
ノビルとはどのような植物なのか気になっている方もいると思うので、ここでは味や旬の時期を中心に解説します。
ノビルの旬の時期
ノビルは春の時期に旬を迎える野草で、河原や土手、原っぱといった草が多く生えている場所に自生していることが多いです。機会があれば、収穫しに行ってみるといいでしょう。土から引き抜くのが大変なので、収穫にはスコップやシャベルが必要です。
ヒガンバナやスイセンといった毒を持つ植物と見た目が似ているので、収穫したら、葉に傷をつけてネギのような匂いがするかどうか確かめましょう。匂いがしなかったら、収穫しないででください。
ノビルの味わい・食感の特徴
ノビルは葉の部分は少しヌメリがあるのが特徴です。味はラッキョウとニラを混ぜたような味で個性が強いですが、ニンニクほど辛味はありません。しかし、野草らしい野趣溢れる味わいが堪能できます。
ノビルの栄養価・効能
ノビルに含まれる栄養素は以下の通りです。
・カリウム
・カルシウム
・マグネシウム
・リン
・鉄分
ノビルは多くのミネラルを含んでいます。カリウムは体内の塩分量を調整する栄養素で、血圧の調整などをし、カルシウムは骨を丈夫するために必要な成分です。マグネシウムとは糖や脂肪の代謝に欠かせないミネラルで、近年はアンチエイジングにも重要とされています。
リンもマグネシウム同様、脂肪や糖の代謝に欠かせない栄養素で、鉄分は不足するとだるさや疲労・貧血の原因になるので積極的に摂りたい栄養です。
阿部紗織
野菜ソムリエ
このほかネギやニンニクなどに多く含まれるアリシンと呼ばれる成分が含まれており、疲労回復効果や殺菌作用や動脈硬化を防ぐ作用があります。
ノビルの食べ方は？
ノビルとはどのような野菜なのかは分かりましたが、どのように調理すればよいのでしょうか。ここでは基本的なノビルの食べ方について紹介します。
①生のまま食べる
ノビルは生で食べることができ、その場合は細かく刻んで薬味として豆腐に乗せたり、味噌と和えて食べることが一般的です。
②天ぷらにして食べる
ノビルを加熱して食べる場合、天ぷらにするのがおすすめです。天ぷらにすると癖が和らいで食べやすくなります。
③炒め物にして食べる
加熱する食べ方としては、炒め物にするのもおすすめです。肉や魚の練り物などと醤油や味噌で炒めるとおいしくいただけます。