ユリ根とは?毒がある?栄養は?下ごしらえや食べ方・活用レシピのおすすめも紹介!
【野菜ソムリエ監修】ユリ根とはどんな野菜か知っていますか?今回は、ユリ根の旬の時期や味わいに加えて、毒があるのかどうかや、下ごしらえの仕方も紹介します。ユリ根の栄養素や効果・効能の他に、食べ方・活用レシピも紹介するので、参考にしてみてくださいね。
(このページにはPRリンクが含まれています)目次
ユリ根とは?どんな野菜?
ユリ根は、天ぷらやおせちなど日本料理でよく食べられる食材ですが、名前は聞いたことがあっても実際はどんな食材か知らない人も多いかもしれません。今回は、ユリ根がどんな食べ物か風味や旬の時期の観点から説明するので参考にしてみてください。
ユリ根の旬の時期
ユリ根の旬の時期は秋から冬とされますが、収穫される産地によって変わってくるようです。ユリ根の主な産地は北海道で、12月~2月が旬とされています。わずかですが京都の丹波で収穫されるものがあり、こちらの旬は10月~12月です。
なお、どちらの産地でも実際に収穫される時期は旬より少し早い時期となっていますが、これはユリ根は2~3か月寝かせて置くことで旨みが増すためです。
ユリ根の味わい
ユリ根は、正月のおせち料理の具材として使われることが多いので、ユリ根だと気づかずに口にしている方もいるかもしれません。ユリ根は芋やニンニクに近く歯応えがある、柔らかい食感が特徴です。
味は淡白ですが、やさしい甘みと苦味があるのが特徴で、じゃがいもにも似た風味がします。臭みやクセが少なく、品のある甘みがするため幅広い年齢層で親しみやすい食材です。
Twitterの口コミ
ユリ根!ほくほくで甘い!
Twitterの口コミ
ユリ根のお粥☆ユリ根が甘いさつまいもみたい。温まります。
ユリ根には毒がある?
美味しく食べることができるユリ根ですが、ユリ根に毒が含まれていると聞いたことがある人もいるでしょう。今回は、実際にユリ根には毒があるのかについて解説するので覚えておきましょう。
食用のユリ根には毒が含まれていない
ユリ根の中には毒を含むものがあるのは事実ですが、以下のような食用の種類のユリ根には毒は含まれません。
・オニユリ
・コオニユリ
・ヤマユリ
・カノコユリ
現在食用とされているユリ根は、上記の4種類のみとされています。一般的に食用とされているユリ根は、食用に適した種類のユリの球根で栽培されるため、毒は含まれません。ただし、ユリの種類によっては強い毒性を持つものもあるので、必ず食用に適したユリ根を食べるようにして下さい。
また、上記で紹介したユリ根以外は毒の心配があるだけでなく、アクや苦味も強いため美味しく食べることができません。さらに園芸用などのユリ根は防腐剤などの薬剤に浸してある場合が多いため、決して食べないようにしましょう。
福光佳奈子
野菜ソムリエ
ユリ根はもともとアイヌの人が北海道に自生していたものを食べていたといわれていますが、現在流通しているユリ根の多くは、食用に品種改良されています。食用のユリ根に毒はなく、食べても問題ないので安心です。
ユリ根の栄養素や効果・効能は?
ユリ根は、風味や食感を楽しむことができるだけでなく、栄養素も豊富に含まれているため健康にもいい効果がある食材です。ここでは、ユリ根に含まれる栄養素やどのような効果があるのかを解説するので参考にしてみてください。
①カリウム
含有量(100g) | 1日の摂取量の目安 | 1日の摂取量に占める割合 |
690mg | 2500mg | 28% |