「うどんの日」はいつ?由来の半夏生とは?食べ方のおすすめや地域別の種類なども紹介!
うどんの日は7月2日と知っていますか?今回は、うどんの日が7月2日の理由・由来や、〈丸亀うどん・さぬき麺業〉で7月2日に行われる記念イベントを紹介します。7月2日ではない加須市うどんの日「6月25日」についてや、他の記念日も紹介するので参考にしてみてくださいね。
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うどんの日といえば?何日?
うどんは日本人になじみ深い料理の一つですが、「うどんの日」があることを知っている人は少ないかもしれません。近年では兵庫県神戸市に本社を置く丸亀製麺を筆頭に、さぬきうどんが全国に広まり、うどんを食べる習慣が少なかった地域でも外食の一つとして楽しまれるようになりました。ここからは、「うどんの日」についてその由来も踏まえながら紹介します。
うどん日はなぜ7月2日?いつから?
うどんの日は7月2日ですが、いつからなぜこの日に制定されたのでしょうか。ここからはうどんの日の由来や、制定された理由について解説します。
うどんの日が7月2日の理由は「香川県で「半夏生の日」にうどんを食べる風習があったこと」に由来する
うどんの日が7月2日になったのは、香川県で「半夏生(はんげしょう)の日」にうどんを食べる風習があったことに由来しています。
香川県の讃岐地方では7月2日~7月5日が半夏生と呼ばれ、この半夏生の時期は昔から農家の人々にとっては大変重要な区切りでした。この半夏生の時期には毒が降ると信じられており、その時期に獲れた野菜も食べてはいけないと言われていたので、当時の人々はそれまでに農作業を終わらせようと必死で働いたのです。
そうして田植えなどの農作業を終え、働いた人々の労をねぎらって家族や近所の人にうどんを振る舞う伝統が生まれました。それに由来して半夏生である7月2日がうどんの日となったと言われています。
うどんの日ができた理由
香川県は丸亀市などを中心としたさぬきうどんで有名な県ですが、うどんの日は1980年に香川県生麺事業協同組合によって、さぬきうどんの消費拡大を目的として制定されました。詳しくは後述しますが、毎年この日には香川県内で色々なイベントが開催されています。
ちなみに「6月25日」は「加須市うどんの日」
埼玉県加須市は、2013年に市の条例によって6月25日を加須市うどんの日に制定しました。このように条例で制定されるのは非常に珍しいことです。実は、埼玉県は香川県に次ぐ全国第2位のうどん生産量を誇っています。そんな埼玉県の中でも加須市では「朝まんじゅう、昼うどん」という習わしがあるほど昔からうどんが食べられてきました。
そういったことから現在、加須市を筆頭に埼玉県もうどんを名物として押し上げようという動きが高まっています。
うどんの日の記念イベント・キャンペーンは?
ここまでうどんの日の由来などについて説明してきましたが、うどんの日にはどんな特別なイベントやキャンペーンはあるのでしょうか。ここからは、うどんの日に開かれるさまざまな催しについて紹介します。
①献麺式
うどんの日には、香川県のさまざまな場所で麺を神様に献上する献麺式と呼ばれる儀式が行われています。上の写真はうどんを持ち帰ったと言われる空海誕生の地である善通寺ですが、他にも高松市にある中野天満宮でもうどんやうどんの材料である塩、醤油、煮干しなどを奉納しています。