「ちゃんぽん」の意味とは?麺料理・酒の飲み方で2通りある?由来・語源なども紹介!
「ちゃんぽん」の2つの意味について知っていますか?今回は、ちゃんぽんの<料理名・お酒の飲み方>の意味や、名前の由来・語源を紹介します。韓国料理の「ちゃんぽん」や、お酒をちゃんぽんすると酔いやすいかも紹介するので、参考にしてみてくださいね。
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「ちゃんぽん」って言葉は何?方言?
「ちゃんぽん」という言葉を聞いた時に連想するものは人によって違うかもしれません。何気なく使っている言葉であるものの、正しい意味を説明できない方も多いでしょう。ここでは、ちゃんぽんとはどのような言葉なのか、語源や由来も含めて紹介します。
「ちゃんぽん」の意味とは?2つある?
ちゃんぽんという言葉には、いくつかの意味があると言われています。ここでは、ちゃんぽんの意味を2つ紹介するので、それぞれの意味を理解して使い分けられるようにしておきましょう。
意味①長崎名物の麺料理
ちゃんぽんは、豚肉とキャベツ、玉ねぎ、ニンジンなどの野菜をラードで炒め、中華麺に似た極太麺を加えてスープで煮込んだ長崎名物の麺料理を表す言葉です。ちゃんぽんに使われる麺はラーメンとは違い、小麦粉に唐灰汁(とうあく)を加えて作っています。
近年は発祥の地である長崎だけでなく、地域ごとにその土地でとれるものを具材とした麺料理として発展しています。
意味②お酒の飲み方
ちゃんぽんはお酒の飲み方を表す言葉でもあり、2種類以上の飲み物を混ぜて楽しむことを意味します。宴会やパーティーでは乾杯のお酒としてビールなどを飲むケースがあり、その後に好みに応じてビール以外を飲んだ場合にはちゃんぽんをしていることになります。
「ちゃんぽん」の由来は?
ちゃんぽんには2つの意味があると分かりましたが、どうしてそれらはちゃんぽんと呼ばれるようになったのでしょうか。ここでは、このちゃんぽんの語源を2つ紹介し、その由来についても詳述します。
語源①喰飯(シャンポン)
料理名としてのちゃんぽんの語源は、簡単な食事を意味する福建語の喰飯(シャンポン)である説が有力です。
長崎名物のちゃんぽんは、1899年に四海楼という店名の中華料理店の店主である陳平順が考案した料理です。中国からの貧しい留学生に、安価で栄養があるものを食べさせてあげたいという陳平順の思いから生まれました。安価で仕上げるために食材の残りを利用して具材を多くし、手早く作れる料理であることから、喰飯に似たちゃんぽんという名を付けたそうです。
語源②ポルトガル語
麺料理のちゃんぽんの発祥地である長崎は、ポルトガルとの縁が深い土地です。ポルトガル語で混ぜるあるいは混合するを意味する単語が、ちゃんぽんという発音であったため、それが名前の由来だと唱えている説もあります。この混ぜる・混合するという意味は、お酒の飲み方に対して使うちゃんぽんとも通じている部分があります。