「ちゃんぽん」の意味とは?麺料理・酒の飲み方で2通りある?由来・語源なども紹介!
「ちゃんぽん」の2つの意味について知っていますか?今回は、ちゃんぽんの<料理名・お酒の飲み方>の意味や、名前の由来・語源を紹介します。韓国料理の「ちゃんぽん」や、お酒をちゃんぽんすると酔いやすいかも紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
ちゃんぽんは長崎生まれの麺料理だと考えられていますが、実は韓国料理にもあるようです。ここでは韓国料理におけるちゃんぽんとはどのような料理なのか、その名前の由来についても触れながら説明します。
韓国料理の「ちゃんぽん」はスープが赤い
韓国料理のちゃんぽんも麺料理ですが、長崎発祥のものと異なり、スープが赤いです。韓国のちゃんぽんは、韓国を日本が統治していた時代に長崎などで働いていた華僑によって持ち込まれて広まったことが始まりだと言われています。しかし、辛いものが好きな国民性からスープに唐辛子を入れるようになったそうです。
その後、唐辛子を入れた赤いスープの方が人気を博したため、韓国料理におけるちゃんぽんが定着していきました。
韓国料理の「ちゃんぽん」の名前の由来
韓国料理のちゃんぽんの名前は、福建省の方言に由来しているとされています。日本から韓国に渡ったちゃんぽんも、豚骨と鶏ガラを煮込んでスープを作り、簡単に手に入れることができる小さなエビ、魚、キャベツなどを入れて煮込んだ出し汁で作った簡単なものでした。
これを現地の料理店では「ご飯食べたの?」を意味するchiiah png(シャポン)という言葉と一緒に、貧しい華僑に提供していたことが名前の由来になったと言われています。ただし、中国山東省から韓国に広まっていた中華料理を、日本が韓国を統治していた時代に日本人が「ちゃんぽん」と呼んだことに由来しているとする説もあります。
お酒を「ちゃんぽん」すると酔いやすい?
ちゃんぽんのもう一つの意味に複数の種類のお酒を混ぜて飲むことがありますが、ちゃんぽんをすると酔いやすくなるという噂があります。ここでは、お酒をちゃんぽんすると本当に酔いやすくなるのかについて説明します。
医学的な根拠はない
お酒をちゃんぽんすると酔いやすくなるとの通説には、医学的根拠はありません。お酒の種類が異なっても、成分がアルコールであることに変わりはないのです。お酒の種類が多いことで酔いやすくなるのではなく、空腹時に飲んだりつまみを食べないなどの理由の方が、酔いやすさに影響している可能性があります。
アルコール量がわかりにくく飲み過ぎてしまう
しかし、種類の異なるお酒を混ぜて飲むことで、自分が摂取したアルコール量を把握しにくくなるのは事実と言えます。その結果として許容量を超えてしまい、酔ってしまうことはありえるでしょう。味が変わると知らず知らずのうちに杯を重ねてしまうので、注意しましょう。
「ちゃんぽん」の意味を知っておこう
今回は、ちゃんぽんの意味や、名前の由来・語源を紹介しました。混ぜるあるいは混ざったものを指す言葉であるちゃんぽんは、料理名とお酒の飲み方を表す2通りの使い方をされています。その意味の違いと共に、語源や由来を覚えておくと雑談する際に話題を提供できるでしょう。