イカには寄生虫「アニサキス」がいる?処理・対策する方法は?食べてしまった時の対処法も紹介!
イカについている寄生虫について知っていますか?今回は、イカについている寄生虫<アニサキス・ニベリニア>などの種類や、見つけ方の他に、食べてしまった場合の症状なども紹介します。イカについたアニサキスの処理の仕方や、予防・対策方法も紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
アニサキスは体長が2〜3cmあり、注意深く観察していると糸状のものが動いている様子が見えることがあります。しかし、体が白いので白色のまな板を使うと見つけづらいのがデメリットです。そこでさばく際に白以外のまな板を使うことで、アニサキスを発見しやすくなります。
③ブラックライトを使う
出典: @Fate0925
ブラックライトとは紫外線を発する照明器具で、紫外線をイカの身の上から照射すると潜んでいるアニサキスが発光して発見することができます。アニサキス対策用に開発された商品もあるため、頻繁に生の魚介類を扱う場合は利用することをおすすめします。
ただし、身に深く潜ってしまったアニサキスは発見できないこともあり、ブラックライトでアニサキスの完全な対策ができるわけではない点には注意が必要です。
(*アニサキスの見つけ方・対処法について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
アニサキスを食べてしまったら?症状は?
どんなに気をつけていても、アニサキスに気付かずに食べてしまう可能性はあります。ここでは、万が一アニサキスを食べてしまった場合に出る症状と対処方法について解説します。
アニサキスを食べると激しい胃痛に襲われる可能性がある
アニサキスを食べてしまった場合に現れる主な症状は次の通りです。
・激しい胃痛
・吐き気
・嘔吐
・下腹部痛
・発熱
アニサキスが人間の体内に入ると、数時間後から十数時間後に激しい胃痛や下腹部痛を発症します。一定間隔で痛みが繰り返し、吐き気や嘔吐を伴うこともあります。また、アニサキスが体内に入ることでアレルギー症状を起こし、熱や蕁麻疹が出ることもあるようです。
症状が出たら病院へ行く
生の魚介類を食べた数時間後に激しい胃痛などの症状が出た場合は、アニサキスを食べてしまった可能性が高いと言えます。アニサキスは治療をしなくても通常数日で症状は治まりますが、稀に重症化することがあるため、気になる症状が出たら病院へ行きましょう。
胃の中に入ってしまったアニサキスを内視鏡で取り除けば、処置した後は比較的すぐに症状も収まります。
イカについたアニサキスの処理の仕方は?
イカにアニサキスが寄生している場合は、どのように処理をすればよいのでしょうか。ここでは、具体的なアニサキスの処理の仕方について解説します。
①加熱する
アニサキスは、60度以上で1分以上加熱すると死滅することが分かっています。アニサキスによる腹痛などの症状が心配な場合は、加熱調理してから食べることをおすすめします。また、目視でアニサキスが1匹でも見つかった場合は、他にも潜んでいる可能性があるので取り除ききれない可能性も考えて加熱調理で予防するのがおすすめです。