イカには寄生虫「アニサキス」がいる?処理・対策する方法は?食べてしまった時の対処法も紹介!
イカについている寄生虫について知っていますか?今回は、イカについている寄生虫<アニサキス・ニベリニア>などの種類や、見つけ方の他に、食べてしまった場合の症状なども紹介します。イカについたアニサキスの処理の仕方や、予防・対策方法も紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
アニサキスは-20度で24時間以上冷凍すると死滅するので、イカを刺身で食べる場合はアニサキス対策として一度冷凍してから食べるようにすると良いでしょう。なお、刺身のイカは一度冷凍して解凍しても、品質はほとんど低下しません。
ただし、家庭用の冷凍庫は-20度まで下がらないこともあるので、家庭で冷凍する場合は48時間以上を目安に冷凍することが推奨されています。
(*アニサキスを冷凍で死滅させる方法について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
(*イカの冷凍保存について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
③酢に漬ける
寄生虫であるアニサキスは、酢のような酸性のものにも耐えられる性質を持っているので、残念ながらイカを酢に漬けてもアニサキスの予防効果はありません。他にも塩漬けにしたり、しょうゆやワサビをつけるのもアニサキスを予防する意味では効果のない調理法です。
④細かく切る
アニサキスは体の一部が傷つくと死んでしまうため、イカの身を細かく切ってアニサキスにも傷をつけてしまえば、アニサキスを口にしても症状は出ません。冷凍や加熱を行わないのであれば、確実にアニサキスを予防するためにもできる限り細かく切るとよいでしょう。また、口に入れたあとは徹底的に咀嚼すると、さらに安心です。
イカのアニサキス予防・対策できる方法はある?
イカにアニサキスがいた場合の処理の仕方は分かりましたが、事前にアニサキスの予防や対策ができれば、新鮮な生のお刺身も心配せずに美味しく食べられるかもしれません。ここでは、イカのアニサキスの予防や対策の具体的な方法について紹介します。
①内臓をできるだけ早く取り除く
アニサキスは魚介類の内臓に寄生しますが、寄生している魚介類が死ぬと筋肉の方に移動します。通常食べているのは筋肉の部分であるため、アニサキスが内臓にいる新鮮なうちに内臓ごと取り除いてしまうと、アニサキスを誤って食べるリスクを減らすことができます。
②肝は食べるのを避ける
イカの肝は濃厚でコクとうま味があり、調味料として重宝しますが、アニサキスによる被害を予防する観点からはその使い方には十分な注意が必要です。新鮮なイカの内臓にはアニサキスが寄生している可能性が高いので、肝を生のまま食べるのは避け、必ず加熱調理するか一度冷凍したものを使うようにしてください。
③新鮮なイカを食べる
アニサキスはイカの鮮度に関係なく寄生しているため、新鮮なイカであれば安全とは言えませんが、新鮮なうちは内臓を取り除くことでリスクを大幅に下げることができます。イカの鮮度は色で判別できるため、お店の人に確認するなどしてできる限り新鮮なものを選ぶようにしましょう。
また、新鮮なイカを手に入れた後は、前述した通りなるべく早く内臓を取り除くことがアニサキス予防の上では非常に大切です。
イカの寄生虫には注意しよう
イカについているアニサキスは、間違って食べてしまうと激しい腹痛などを引き起こす怖い寄生虫です。アニサキスの予防方法や処理方法を正しく知ることで安心してイカを食べることができるので、今回紹介した方法を参考にして、しっかりアニサキス対策をすることを心がけましょう。