魚の干物にできる種類は?作り方や焼き方のコツは?食べ方・アレンジレシピのおすすめも紹介!
魚の干物の作り方を知っていますか?どのような魚が干物にできるのでしょうか。今回は、魚を干物にするメリットや、干物にできる魚の種類に加えて、美味しい焼き方なども紹介します。魚の干物の活用アレンジレシピのおすすめも紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
魚を干物にする方法は、日光や風に当てる天日干しと日陰に干す一夜干しの2つに大別されます。天日干しは腐敗する恐れがあるため、家庭で魚の干物を作る場合は失敗しにくい一夜干しがおすすめです。ここからは、アジを一例として魚の一夜干しの作り方を紹介します。
材料
・アジ:2尾
・塩:100g
・水:1L
作り方・レシピ
水を張ったボウルに塩を溶かし、開いたアジを30分ほど漬け込みます。次にアジを干しカゴに入れ、日の当たらない風通しの良い場所で数時間表面が乾くまで干して完了です。干す時間は、夕方に干して翌朝に取り込む程度が良いでしょう。
魚の干物の美味しい焼き方は?
魚の干物の焼き方として最も主流なのはグリルで焼く方法ですが、グリル以外にも様々な焼き方があります。ここからは、魚の干物が美味しくなる焼き方について解説します。
①炭火を使って焼く方法
魚の干物を炭火で焼く場合は、以下のような手順で行います。
【手順】
1.炭に火をつける
2.網の上に魚の身を下にして2分ほど焼く
3.魚の皮がめくれてきたら、裏返して皮の面も2分ほど焼いて完成
炭火焼きコンロや七輪などを使って干物を炭火で焼くと、他の焼き方よりも美味しく、かつ早く焼くことができます。炭火焼きで魚の干物を焼く場合は、少ない炭を使って短時間で焼き上げることが大切です。これは、炭の量が多いと炭と魚の距離が近づいて魚が焦げやすくなるためです。炭と魚は15cm程度の距離を開けるようにしましょう。
②グリルを使って焼く方法
魚の干物をグリルで焼く方法は、以下の通りです。
【手順】
1.網に油や酢を塗っておき、中火で2分から3分程度余熱しておく
2.魚の皮を下に向けて網に乗せ、中火以上の火加減で焼く
3.皮に焦げ目がついてきたら裏返し、弱火から中火の火加減で焼く
4.身が好みの色合いに色づいたら完成
グリルを使うと、冷凍した干物や丸干しの干物も美味しく焼くことができ、グリルを網の上で焼くことで魚の脂が落ちてヘルシーな焼き上がりになります。冷凍の干物をグリルで焼く際には、事前に解凍せず凍ったまま焼いてください。みりん干しの干物もグリルで焼けますが、焦げやすいため弱火で様子を見ながら焼くと良いでしょう。
③フライパンを使って焼く方法
フライパンを使って干物を焼く場合は、以下のような方法で行います。
【手順】
1.フライパンを熱し、クッキングシートや魚焼き用のホイルシートを敷く
2.魚の皮を下に向けて中火で6分から7分程度焼く
3.皮に焦げ目がついて身が白くなったら、裏返して反対側も焼く
4.中火で3分程度焼き、身に焼き色が付いたら完成
フライパンにクッキングシートやホイルシートを敷いて干物を焼くと、洗い物が少なく済むうえに後片付けも簡単です。焦げやすいみりん干しや、グリルでは調理が難しい小魚の丸干しなども、フライパンで調理すると綺麗に焼くことができます。冷凍の干物をフライパンで焼く場合は、あらかじめ解凍してから焼くと均一に火が通りやすくなります。
④電子レンジを使って焼く方法
電子レンジを使って干物を焼く方法もあります。
【手順】
1.干物を水にくぐらせる
2.皮を下にしてクッキングシートにのせる
3.クッキングシートの両サイドを持ち上げてねじってとめる
4.対角側もねじって船形にする
5.小ぶりの耐熱皿にのせる
6.600Wで4分、焦げ目がつくまで加熱する
あらかじめ水にくぐらせることで内部の塩分が滲みだし、その状態で電子レンジで加熱することで程よく焦げ目がつきます。加熱時間は干物の大きさによって異なり、上記は160g程度の干物の場合の加熱時間の目安なので、大きさに応じて適宜調節してください。