ずいきはどんな野菜?栄養価・効能は?食べ方・レシピのおすすめも紹介!
【管理栄養士監修】ずいき(芋茎)はどんな野菜か知っていますか?なかなか目にしたり食べたことのない食材ですが、今回は、ずいきの栄養成分・効能や下処理・保存する方法まで紹介します。食べ方・レシピのおすすめも紹介するので、参考にしてみてくださいね。
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ずいき(芋茎)はどんな野菜?
ずいきは名前は聞いた事があっても、あまり食べた事がある人は少ないかもしれません。ずいきとはどのような特徴を持つ野菜なのでしょうか?
ずいきの味・食感や種類
ずいきの味はほとんどなく、料理で使った出汁や調味料などがよく染み込みます。食感はシャキシャキ感が味わえる食材ですので、いろんな料理に合わせることができる食材です。ずいきの種類は「八ツ頭の茎である赤ずいき」「八ツ頭を軟白栽培した白ずいき」「はす芋である青ずいき」とがあり、乾燥したものをいもがらとも言います。
竹本友里恵
管理栄養士
芋茎とは、八ツ頭や赤芽芋などの里芋、葉柄専用に作られたハス芋の「葉と茎の間の部分(葉柄)」のことで、フキを太くしたような見た目をしています。中はスポンジ状でやわらかく、シャキッとした歯ごたえが特徴です。
ずいきの旬や収穫時期
ずいきの旬の時期は「夏」です。旬の時期のずいきは、シャキシャキ食感を愉しめて特に美味しくなります。収穫時期は6月頃から始まり初夏、真夏の後の9月頃まで収穫されます。
ずいきの選び方のポイント
ずいきをスーパーなどで購入する時はどういったものが良いか迷うといった方は、以下のポイントを参考にして下さい。
・しなびていない
・ハリがある
・太くしっかりしている
・切り口が変色していない
ずいきを購入する時は、上記3つに注意しながら選ぶようにしてください。どの食材でも言えることですが、しなびているものは鮮度が悪いとわかりますし、ハリがあったり太くしっかりしているものは鮮度が高いと言えるでしょう。
ずいきの栄養素と効能
カロリー | 16kcal |
---|---|
水分 | 94.5g |
糖質 | 0.5g |
タンパク質 | 2.5g |
脂質 | 1.6g |
食物繊維 | 0g |
ここからは、ずいきにはどのような栄養素が含まれていて、効能などはどのようなものがあるのかについて説明していきます。(※1)
※1日の摂取量は成人男性の目安です
※含有量は日本食品標準成分表を参照しています
①眼の疲れを解消
赤ずいきには、眼の疲れを解消すると言われているアントシアニンが含まれています。ブルーベリーの色素でもあるアントシアニンは網膜にある毛細血管を保護し強化してくれるので、眼の疲れが解消できる効果があります。
②産後の女性の体力回復
出産後の体力回復にずいきが効果があると言われていて、昔から民間の療法として食されていました。食物繊維の他にも鉄・カリウム・カルシウムなどの栄養素も入っているため、血液の循環をよくしてくれるので、滋養に良く出産で消耗した体力を回復してくれます。
③整腸効果・便秘解消
ずいきには不溶性食物繊維が含まれているので、便秘の解消や整腸効果があります。ずいきは胃や腸で水分を吸収して膨らみ腸が活発に活動し、膨らんだずいきは体内の有害物質を取り込み、便で排出すると言われています。ダイエットや美容と健康のためにも夏場には特に積極的に摂取したい食材です。