ずいきはどんな野菜?栄養価・効能は?食べ方・レシピのおすすめも紹介!
【管理栄養士監修】ずいき(芋茎)はどんな野菜か知っていますか?なかなか目にしたり食べたことのない食材ですが、今回は、ずいきの栄養成分・効能や下処理・保存する方法まで紹介します。食べ方・レシピのおすすめも紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
ずいきを調理するとかゆい・かぶれるのはアレルギー?
ずいきを調理する時に、山芋や里芋などを調理する時のようにかゆみやかぶれが出てきたりすることがあります。その原因などについて説明します。
シュウ酸カルシウムがかゆみ・かぶれの原因
山芋や里芋を調理する時に、かゆみやかぶれが出てくることがありますが、それは、シュウ酸カルシウムが含まれているためです。ずいきにも山芋や里芋と同様にシュウ酸カルシウムが含まれていますので、アク抜きの際には注意が必要です。
シュウ酸カルシウムが入っている山芋や里芋などの食材は、きちんとアク抜きをしていないと食べた時に喉がイガイガすることもあります。ずいきにも同じことがいえるので、アク抜きをしっかり行いましょう。
ずいきの下処理・保存方法
ここからは、ずいきの下処理や保存方法について説明していきます。保存期間はあくまで目安ですので、最後に紹介する賞味期限が切れた時の見分け方とともに参考にしてください。
ずいきのアク抜きの仕方
ずいきはきちんとしたアク抜きが必要というのことがわかったところで、そのアク抜きの方法を説明します。
1. ずいきの皮を剥く
2. 鍋に入る大きさに切る(1.2.は前後逆でも構わない)
3. お酢大さじ1を加えた水にずいきをつけて、約1時間放置
4. 水気を切る
5. お鍋にたっぷりのお湯をわかし、ずいきを入れる
6. 2分程茹でる(茹でる際にずいきが浮いてしまうので、落とし蓋などをすると良い)
7. ずいきを取り出し、水にさらす
8. 水気を切る
以上の手順を行えば、きちんとアク抜きができますので、食べた時の喉のイガイガ感がなくなります。
ずいきの保存方法・期間
アク抜きをせずに保存するなら、新聞紙などを巻いて風通しの良い冷暗所に保存できますが、長持ちしない食材ですので早めにアク抜きをして料理に加えるなどして食することをおすすめします。アク抜き後には干して乾燥させていもがらにする方法もありますので、試してみてください。下処理をしたずいきは冷蔵庫で2〜3日で食べてしまいましょう。
冷凍保存する場合は、アク抜きをしたずいき同士がくっつかないようにして冷凍することで保存することができます。元々傷みやすい食材ですので、保存期間は長期間にならないようにしましょう。
竹本友里恵
管理栄養士
ずいきは他の野菜のように冷蔵庫で保存してしまうと低温障害を引き起こして傷みが入りやすくなったり、傷みが進んでしまうことがあるため、冷蔵保存は控えましょう。冷凍保存する際は、水気をしっかりと良く切り、ずいき同士が重ならないようにバッドなどで離しながら並べていきます。そのまま冷凍させていき、ずいきが冷凍したら保存バッグに入れて冷凍すると料理にも使用しやすいです。
ずいきの食べ方・レシピのおすすめ
ここからは、ずいきのおすすめの食べ方やレシピをご紹介します。下処理が面倒と感じるのは最初だけで、慣れてしまえば問題ありません。下処理が面倒な時はいもがらを水で戻せば簡単ですので、いろんな料理を作ってみてください。
①ずいきの味噌汁
下処理をしたずいきを味噌汁を作る際に投入するだけという簡単なレシピです。味噌汁をいつもとは違った味わいにできますし、夏が旬のずいきを使うことで夏の暑さに負けない栄養満点のメニューになります。