平安時代の食事内容・回数は?貴族・庶民で違う?再現レシピも画像で紹介!

平安時代の食事内容はどのようなものだったか知っていますか?今回は、平安時代の食事内容を〈貴族・庶民〉別に主菜・副菜など紹介します。平安時代食べる回数・時間帯にくわえ、食事の再現画像なども紹介するので参考にしてみてくださいね。

目次

  1. 平安時代の食事内容とは…?
  2. 平安時代の食事内容【貴族・天皇】
  3. 平安時代の貴族の主食
  4. 平安時代の貴族の副菜
  5. 平安時代の食事内容【庶民・農民】
  6. 平安時代の庶民の主食
  7. 平安時代の庶民の副菜
  8. 平安時代の食事の味付けは?美味しいの?
  9. 平安時代の食事の調理法はシンプル
  10. 平安時代の食事の味は質素だったと言われている
  11. 平安時代の食事回数は?3回じゃないの?
  12. ①貴族の場合
  13. ②庶民の場合
  14. 平安時代の食事の再現画像
  15. ①貴族の食事内容
  16. ②庶民の食事内容
  17. 平安時代の食事は質素だった

平安時代の庶民の主菜と副菜は基本的に一汁三菜とよばれるものです。

・魚の干物
・野菜などの汁物や煮物
・漬物
・塩


平安時代の庶民の食事は、貴族より品数は少なく質素ですが、野菜を中心としたおかずが2.3品並びました。日によっては主菜に魚や鳥などの料理がついたようです。貴族は仏教の影響で肉類を口にしない人もいたようですが、庶民はこの影響はなく、質素ながらも自由なものを食べていたとされています。

平安時代の食事の味付けは?美味しいの?

出典:https://twitter.com/CC_nanndemo/status/836575236946452480?s=20

平安時代には現代のような調味料や調理器具もありません。そんな中で作られていた平安時代の食事は美味しかったのでしょうか。ここでは、平安時代の食事の調理法や味付けなどを紹介します。

平安時代の食事の調理法はシンプル

平安時代には貴族の場合、包丁人と言われる調理人が食事を作っていました。しかし、調理法は蒸す・煮る・焼くの3通りのみで、揚げる・炒めるといった調理はまだありませんでした。

武士を含めた庶民に至っては調理する感覚はまだなく、農民以外は新鮮なものを食べられることも少なかったため、干したものをそのまま食べたり漬物にしたりして食べることが多かったようです。

平安時代の食事の味は質素だったと言われている

平安時代の食事には味が付いていませんでした。これは貴族、庶民とも味付けの習慣がまだなかったためです。その上、平安時代には現在の日本食の基本である出汁や、醤油と砂糖などの調味料も存在していません。

調味料の中で使われていたのは、塩と醤油の原型となった醤、味噌の原型の味醤、酢、酒、わさびなどで、それらを料理につけながら食べていました。現代人の私たちからすると、かなり質素な味だったと想像されます。

平安時代の食事回数は?3回じゃないの?

出典:https://twitter.com/tsuchi_dama/status/1198531941043073029?s=20

現代の食事の回数はほとんどの人が朝・昼・夕の3回ですが、平安時代の貴族や武士を含めた庶民の食事回数は何回だったのかについて紹介します。

①貴族の場合

平安時代の貴族の食事回数は基本的に朝と夜の2回で、時間帯は下記の通りです。

・朝は10時頃
・夜は16時頃


貴族は体を動かすことがないため、1日に2回でもそれほどお腹が空かず、問題なかったようです。夜が早めの時間帯なのは、今と違って電気がないので、暗くなると食事するにも調理するにも不便であったことが理由と想像されます。ただし、朝が早い宮仕えの人などは10時の朝食の前にも食事をしていたようです。

②庶民の場合

武士を含めた庶民の場合も基本的には1日の食事回数は2回でしたが、大工や農民のような肉体労働者は朝と夜の間に食事を挟んだり、10時の前に食べたりしていたようです。

・朝は10時頃
・夜は16時頃
・朝の前や朝と夜の間にもう1食


貴族と違い、農民や大工などの肉体労働者は1日に2度の食事では体が持ちません。そこで、基本的な食事は2回でも間食や軽食を取っていたようです。ちなみに1日の食事回数が3回になったのは、宮廷では鎌倉時代以降、庶民の間では江戸時代後期以降と言われています。特に武士の場合は、戦時中には平時とは違って食事回数が増えていました。

平安時代の食事の再現画像

ここからは、平安時代の食事について画像も併せながら紹介します。貴族と庶民に分けて食事内容を紹介するので参考にしてください。

①貴族の食事内容

出典:https://www.kougeimagazine.com/crafts_now/171116_rokusei/

上の写真は京都の料亭が貴族の食事を過去の文献を調べて再現した料理で、以下のようなメニュー構成になっています。

・御物(強飯)
・蘇(古代のチーズ)
・醢(ししびしお、塩辛の一種)
・焼蛸
・脯宍(ほじし、なますの原型)
・腊魚(ほしいお、干した魚)
・脯鳥(ほしどり、塩漬けして天日干しにした鳥肉)
・蒸鮑
・楚割(すわやり、魚の割干し)
・酢、酒、塩、醤(ひしお)の4種の調味料
・羹(あつもの、汁物のお椀)
・割鮮(かっせん、生の魚)
・炙(あぶりもの、魚を焼いたもの)
・調菜(ちょうさい、野菜や乾物を使った料理)
・挙物(あげもの、再現では天ぷらだが、平安時代にはまだない料理)
・窪坏物(くぼつきもの、乾物や生物を切って酢で洗ったもの)
・姫飯(ひめいい、赤米を蒸したもの)
・木菓子(きがし、果物)
・唐菓子(小麦粉などを水で練って油で揚げて蜂蜜などを塗ったもの)


当時の食事は食べることよりも目で見て楽しむことに重きが置かれていたため、料理はきれいに品数を多く並べていました。器には漆や素焼、銀、真鍮のものを使い、1つの器に1つの料理しか盛らないのが基本であったため、かなりの数の器が並びました。

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