白身魚と赤身魚の違いとは?区別の仕方は色ではない?間違えやすい種類なども紹介!

白身魚と赤身魚の違いとは何か知っていますか?今回は、白身魚と赤身魚の区別の仕方や、生態の特徴に加えて、青魚との違いについても紹介します。<サーモン・ブリ>などの赤身魚と白身魚を間違えやすい種類も紹介するので、参考にしてみてくださいね。

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目次

  1. 赤身魚と白身魚の区別の仕方は?色ではない?
  2. 「ヘモグロビン」「ミオグロビン」の含有量で区別する
  3. 赤身魚と白身魚の違いは?魚の種類の例は?
  4. 赤身魚の特徴「遅筋」と種類
  5. 白身魚の特徴「速筋」と種類
  6. 青魚と<赤身魚・白身魚>は何が違う?
  7. 青魚とは背が青色の魚
  8. 赤身魚と白身魚を間違えやすい種類は?
  9. ①サーモン
  10. ②ブリ
  11. ③サンマ
  12. 赤身魚と白身魚の違いを知っておこう

以下は、一般的に青魚と呼ばれる魚です。

・アジ
・サバ
・サンマ
・イワシ
・ニシン


水産学の分類上、魚には赤身魚と白身魚しか存在せず、青魚という分類はありません。赤身魚のうち背が青く見えるものを青魚と呼びますが、背中が青くなるのは不飽和脂肪酸のDHA(ドコサヘキサエン)とEPA(エイコサペンタエン酸)を多く含むためです。

(※青魚の種類について詳しく知りたい方はこちらを読んでみてください。)

青魚の種類一覧表!味・旬・栄養・見た目など特徴やアレルギーについても紹介!

赤身魚と白身魚を間違えやすい種類は?

ここでは赤身魚と白身魚を間違えやすい種類の魚を紹介します。サーモン、ブリ、サンマはどちらに分類されるのか、詳しくみていきましょう。

①サーモン

スーパーや寿司屋でよく見かけるサーモンは身の色から赤身魚と思われがちですが、実は白身魚に分類される魚です。サーモンの身が赤いのは、サーモンが食べているエサに理由があります。

サーモンはオキアミやカニなどを主食としており、これらにはアスタキサンチンと呼ばれる赤い色の色素が含まれています。アスタキサンチンを含むエサをサーモンが食べて育つことで、サーモンの身も赤くなります。

(※鮭が白身魚である理由について詳しく知りたい方はこちらを読んでみてください。)

鮭(サーモン)は白身魚?赤身魚ではないのはなぜ?青魚とは違うのかなども紹介!

②ブリ

寒い季節になると脂がたっぷり乗って美味しくなるブリは、白みがかった身の色から白身魚と思われますが、水産学上は赤身魚に分類される魚です。しかし、生態的には海を回遊することもあれば海底でじっとしていることもあり、赤身魚と白身魚の中間的な魚とも言えます。

そのため、身の色もうっすらピンク色をしており、味も赤身魚と白身魚の美味しさを併せ持っています。

③サンマ

サンマも身の色が白いため白身魚と思われがちですが、広い海を泳ぎ回っている回遊魚で、遅筋を持つ赤身魚です。また、前述した背の部分が青い、青魚でもあります。青魚はDHAやEPAなどの不飽和脂肪酸を豊富に含み、脳の働きを活発にしたり血栓症を予防したりするなどの健康への効果があるので、積極的に摂取したい魚です。

赤身魚と白身魚の違いを知っておこう

赤身魚と白身魚は、ヘモグロビンとミオグロビンの含有量で分類されることが分かりました。赤身魚と白身魚の違いを知っていると、寿司屋などで食事をしたときの話題の一つになるかもしれません。今回紹介した違いを理解して、赤身魚と白身魚をしっかり区別できるようになりましょう。

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