米のとぎ汁の美容・掃除等への利用法【7選】栄養成分や効果・効能も紹介!

米のとぎ汁を捨てていませんか?とぎ汁にはいろいろな米の成分が含まれていて、実は活用方法が多くあります。今回は、米のとぎ汁の<洗顔・肥料・掃除>などの利用方法【7選】も紹介します。米のとぎ汁の栄養や効果・効能なども紹介するので、参考にしてみてくださいね。

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目次

  1. 米のとぎ汁捨ててない?
  2. 米のとぎ汁には栄養成分が豊富に含まれている?
  3. ①ビタミンB1
  4. ②ビタミンB2
  5. ③ビタミンE
  6. ④マグネシウム
  7. ⑤カルシウム
  8. 米のとぎ汁の利用法【7選】
  9. ①洗顔として使う
  10. ②化粧水やパックとして使う
  11. ③植物の水やりとして使う
  12. ④掃除に使う
  13. ⑤米のとぎ汁を使って漬物を作る 
  14. ⑥シャンプーに使う
  15. ⑦野菜の下茹でに使う
  16. 米のとぎ汁をうまく使おう

米のとぎ汁捨ててない?

お米をといだ後にできるとぎ汁を、そのまま捨てていないでしょうか。米のとぎ汁にはぬかやお米に含まれる栄養素が含まれているので、そのまま捨てるのではなく活用するとよいでしょう。米のとぎ汁を使った、おすすめの活用法を紹介します。

米のとぎ汁には栄養成分が豊富に含まれている?

とぎ汁は、お米を研ぐとできる白く濁った水です。ここでは、米のとぎ汁に含まれている代表的な栄養素を紹介します。

①ビタミンB1

ビタミンB1はお米のぬかに含まれている代表的な栄養素で、水に溶けやすいので米のとぎ汁に流出します。ビタミンB1は補酵素として体内の糖質代謝に関わり、糖質がエネルギーに変換される過程に欠かせません。ビタミンB1が不足し糖代謝がスムーズに行われないと、疲労や体脂肪の蓄積に繋がります。

また、皮膚や粘液の健康維持をサポートし、正常なターンオーバーを促すので、とぎ汁を美容に活用すれば美肌効果も期待できるでしょう。

②ビタミンB2

ビタミンB2はリボフラビンの別名を持ち、「発育のビタミン」とも呼ばれる水溶性ビタミンの一種です。皮膚や髪の毛、爪などの再生を促進する効果があり、美容に使うとお肌にハリを与えます。卵や大豆製品にも豊富に含まれていて、皮脂分泌量の調整にも役立ちます。

③ビタミンE

ビタミンEは「若返りのビタミン」と呼ばれ、血行を促進したり、細胞が活性酸素に攻撃されるのを防ぐ働きを持っています。動脈硬化予防などの効能もあり、高い抗酸化作用で肌荒れやしわ予防などのアンチエイジングに効果的な栄養素です。

④マグネシウム

マグネシウムは血圧の調整やたんぱく質の合成、骨の形成など、生命活動にかかわる多くの役割を担っている重要な栄養素のひとつです。マグネシウムは腸の動きを調整する働きもあるため、便秘改善の効能もあります。ぬかをのぞかない玄米食は、食物繊維のほかマグネシウムも摂取できるので便秘対策に役立ちます。

⑤カルシウム

丈夫な骨に欠かせない栄養素として知られているカルシウムは、他にも神経伝達物質を分泌して緊張や興奮を緩和したり、筋肉の収縮をコントロールする役割を持っています。また、野菜のえぐみ成分と結合しやすい性質があり、野菜の下茹でにとぎ汁を使うとえぐみを感じにくくする効果が期待できるでしょう。

米のとぎ汁の利用法【7選】

米のとぎ汁にはビタミンやミネラルのほか、たんぱく質など、美容や家事に役立ついろいろな栄養素が含まれています。もともと、日本では古くからお米のとぎ汁を活用してきた歴史がありました。ここからは、米のとぎ汁を使ったおすすめの活用法を紹介します。

①洗顔として使う

米のとぎ汁には天然の界面活性剤の役割をしてくれるたんぱく質や、バリア機能をサポートするセラミドなどが含まれています。米のとぎ汁を約1.5倍のぬるま湯で薄めて洗顔すると、お肌の余分な角質や皮脂汚れもきれいに落ち、美肌効果が期待できるでしょう。

米のとぎ汁洗顔をするときは、事前のパッチテストが必要です。ひじの内側など肌の柔らかい部分に塗って、しばらく様子を見て異常が出ないか確認しましょう。

②化粧水やパックとして使う

とぎ汁にはセラミドなどの栄養素が含まれ、保湿に役立つので化粧水やパックに使うのもおすすめの活用法です。お風呂で入浴剤がわりにとぎ汁を加えると、肌がしっとり潤います。

また、クレイなどに加えてパックに使うとピーリング作用や保湿効果が得られるでしょう。多くのビタミンやミネラルなどの栄養素を含んでいるので、そのまま化粧水として活用すればお肌に豊富な栄養成分を与えられます。

③植物の水やりとして使う

米のとぎ汁は豊富な栄養素を含んでいるので、美容以外の活用もおすすめです。ガーデニングや植物の水やりにお米のとぎ汁を使うと、有機肥料の代わりとなり植物が元気に育ちます。

ただし、水やりにとぎ汁を使うときは栄養過多による根腐れや空気不足、虫やカビの発生に注意を払いましょう。米のとぎ汁はそのまま水やりに使うほか、鶏糞や油粕と混ぜて発酵肥料も作れます。

④掃除に使う

米のとぎ汁を毎日の掃除に役立てるのもおすすめの活用法です。米のとぎ汁には汚れを落とす界面活性剤のような働きがあり、脂を分解してくれるので食器の油汚れを落とすのに役立ちます。ほかにも、無垢材のフローリングで拭き掃除に使うとワックス効果で床がピカピカになります。

米のとぎ汁には科学的な薬品が含まれていないので、活用すれば環境にも優しい掃除ができ、エコにも役立つでしょう。

⑤米のとぎ汁を使って漬物を作る 

出典: https://cookpad.com/recipe/583612

米のとぎ汁を使うって、簡単なぬか漬けをつくりましょう。キュウリや大根、ナスなどの野菜を軽く塩もみし、ひたひたになるくらいのとぎ汁で2~3日つけておくだけで、手軽にぬか漬けが作れます。米のとぎ汁に含まれている植物性乳酸菌の働きで、簡単に健康にもよい発酵食品が作れます。

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⑥シャンプーに使う

米のとぎ汁には豊富な栄養素が含まれているので、美肌以外に美髪効果も期待できます。シャンプーの代わりにとぎ汁を使って洗髪をすると頭皮の皮脂汚れが落ち、髪や頭皮に良い栄養成分を取り入れられるでしょう。米のとぎ汁に含まれるビタミンやミネラルが、髪にハリを与え、頭皮環境を整えます。

⑦野菜の下茹でに使う

米のとぎ汁は野菜の下茹でに使うことで、野菜のえぐみやあく抜きができます。米のとぎ汁に含まれるカルシウムが野菜に含まれるえぐみ成分などを緩和し、アミノ酸や脂質が野菜のうまみを引き出します。

たけのこのあく抜きや、大根の下茹でにとぎ汁を使えば、よりおいしい野菜料理が作れるでしょう。

米のとぎ汁をうまく使おう

米のとぎ汁は、ついそのまま捨ててしまいがちですが、豊富な栄養が含まれているので再利用するとよいでしょう。うまく米のとぎ汁を活用すれば洗剤や化粧品にかかるコストも減らせます。お米を炊くたびにでるとぎ汁を、賢く有効利用してエコでローコストな生活を実現しましょう。

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