長芋が変色する原因は?食べれる?防止策や色味が気にならない活用法など紹介!
【管理栄養士監修】長芋が赤・紫・黒などに変色していたことはありませんか?長芋は調理して置いておくと変色します。今回は、長芋が変色する原因や食べれるかどうかを紹介します。長芋の変色防止する方法や日持ちさせる保存の仕方も紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
長芋を軽く押してみて柔らかくなっているなら、その場所を切ってみてください。おそらく中が茶色く変色しているはずなので、変色部分をしっかり切り落として、白いところが残るなら、そこは食べられます。
長芋の変色を防止する方法
長芋の変色が身体に害のないものだと分かっても、食べるときに茶色くなっていたら、美味しそうに見えませんよね。白いまま変色を抑える方法はないのでしょうか。
酢・レモン汁を垂らす
①切った長芋の色止め
・酢水(水1ℓ+酢大さじ1)に入れる
・ボウルに切った長芋を入れレモン汁などで和える
②すりおろした長芋の色止め
・酢または好みの柑橘類の絞り汁を加えて混ぜる
このような方法で長いもの変色を防ぐことができます。柑橘類は種類が豊富なので時期やほかの料理とのバランスで選ぶと楽しいですね。
金属製のおろしを使わない
おろし金には金属、プラスチック、セラミック陶器と種類がありますが、金属製のおろし金はすりおろした材料に金属イオンが付着し空気中の酸素を集めやすくしてしまいます。長芋を金属おろしですると酸化が早まり変色しやすくしなるので、プラスチックやセラミックのおろし金か陶器のすり鉢がお勧めです。
いしいひとみ
管理栄養士
陶器のすり鉢は通常のすりおろし器に比べて柔らかい口当たりに仕上がると言われていますので、 ご飯と絡みやすくなり美味しいですよ(^^)
いしいひとみ
管理栄養士
上記でご紹介した方法のいずれも難しい場合は、沸騰したお湯に10秒ほど皮付きのまま長芋をくぐらせましょう。 あまり長くくぐらせると火が通り食感が失われるので注意してくださいね!
長芋を日持ちさせる保存方法は?
長芋を美味しく最後まで食べきるには、鮮度の落ちない保存方法を知っておいた方が良いですね。
1本丸ごとの場合
寒い時期で1本丸ごと未使用の状態でおがくずに埋もれた状態なら、そのまま冷暗所へ置けば2~3か月保管可能です。それ以外なら新聞紙に包んで冷暗所に置けば1か月くらいは保管できます。春先から夏場なら新聞紙に包んで冷蔵庫の野菜室で保管しますが、使い始めたら1週間ぐらいで使い切ってくださいね。
カット済み・使いかけの場合①冷蔵保存
カットされた長芋は真空パックされたものは表示に従って冷蔵庫で保管してください。それ以外の状態で売られていたものや使い替えの切断した長芋は保存方法が2種類あります。
【冷蔵庫で保存】
1. 切って売られていた長芋や使いかけのものは、切り口が変色していたら切り落として切り口を酢水に浸けるか酢やレモン汁を垂らす
2. 空気が入らないようにラップをピッタリ張り付ける。
3. 短冊などに切ったものは酢かレモン汁などをかけて和える
4. 保存袋か容器に入れて冷蔵庫の野菜室へ
5. 短冊切りは2~3日で使いかけのカットは1週間くらいで食べ切る
カット済みの場合、短冊切りなど断面積がおおい切り方の方が酸化しやすく、品質が劣化していくので、冷蔵保存でもあまり長持ちしません。