ヌガーとはどんなお菓子？フランスと台湾の2種類ある？味や作り方なども紹介！

ヌガーは台湾で人気が高まっているお菓子で、日本でもヌガーを取り扱っているショップが増えています。ヌガーの味はまずいと感じる方もいるようですが、ヌガーとはどのようなお菓子なのでしょうか。

ヌガーとは、南フランス発祥のソフトキャンディーのことを指します。ヌガーは、砂糖と水あめやはちみつを煮詰めたものに卵白を泡立てたメレンゲやゼラチン、ナッツ類を混ぜ合わせて作るお菓子です。

ヌガーの名前は、プロヴァンス語で「くるみの絞りかす」を表す「nogat」に由来しています。これはヌガーが誕生した古代ローマ時代では、ヌガーが木の実をはちみつで固めて作られたものであったことに由来していると考えられます。16世紀ごろのマルセイユにて、現在のようなヌガーが作られ始めたそうです。

定番のヌガーはミルク味で見た目は白い色をしていますが、そのほかにもコーヒーや抹茶、いちごやピスタチオなどの味付けがされたカラフルなものもあります。

ヌガーの味はシンプルな見た目に反して濃厚な味わいがあり、口に入れるとはちみつの甘味とナッツの風味が楽しめます。ヌガーは粘り気のある食感で、キャラメルに似た歯ごたえが特徴です。ヌガーを噛むと歯に付くことがありますが、舌の熱で柔らかくなるとすぐに溶けていきます。

ヌガーの本場はフランスですが、台湾でも作られています。台湾のヌガーはフランスのヌガーとどのような違いがあるのでしょうか。次項では、台湾のヌガーについて解説します。

台湾のヌガーは「牛軋糖」と呼ばれるもので、台湾の代表的な土産としても有名です。牛軋糖はフランスのヌガーとは違って水あめではなく麦芽糖を使って作られており、材料を練る時間や温度によって独特の食感を生み出しています。

牛軋糖はミルク味をベースとした白いヌガーが主流ですが、抹茶やチョコなどが練り込まれて色付けられた鮮やかな見た目のヌガーも人気です。牛軋糖は味のバリエーションが豊富なため、数種類買って食べ比べするのも良いでしょう。

牛軋糖の味は、フランスのヌガーよりも比較的ミルクの風味が強いのが特徴です。また、パイナップルやマンゴーなどといった台湾ならでは南国のドライフルーツが練り込まれていることもあります。牛軋糖は柔らかいものから硬いものまで様々な種類があり、柔らかいものはかじって食べ、硬いものは口の中で時間をかけて溶かして食べます。