サンザシとは?栄養成分と効果・効能は?食べ方や副作用など懸念点も解説!
【野菜ソムリエ監修】サンザシとはどんな果物か知っていますか?今回は、サンザシの味わいや、栄養成分と〈ダイエット〉などへの効果・効能も紹介します。〈酒・ジュース・お茶〉等ドリンクなどの市販商品や、食べ方・レシピのおすすめも紹介するので参考にしてみてくださいね。
(このページにはPRリンクが含まれています)目次
- サンザシ(山査子)とは?どんな植物?
- サンザシ(山査子)は中国原産の果物
- サンザシはどんな味わい?酸っぱい?
- サンザシの栄養成分や効果・効能
- ①カテキン
- ②食物繊維
- ③ビタミンC
- ④クエン酸
- ⑤カルシウム
- サンザシを食べる際の注意点は?副作用はある?
- サンザシを食べても特に副作用はないと言われている
- 食べ過ぎると太ることがあるので注意
- サンザシの成分を取り入れた市販商品のおすすめ
- ①フルーツハーブさんざし(1980円)
- ②もりひさ屋 山査子 無添加・砂糖不使用(1950円)
- ③ALPSion BIO ハーブサンザシ(2160円)
- サンザシの美味しい食べ方・レシピ
- ①棗(なつめ)とサンザシのジャム
- ②サンザシティー
- ③サンザシのヨーグルトケーキ
- サンザシを取り入れてみよう
サンザシ(山査子)とは?どんな植物?
サンザシ(山査子)はハーブや生薬として知られていますが、近年は様々な加工食品も人気となっています。その理由には、ダイエットや美容によい成分が豊富なことがあるようです。ここでは、サンザシ(山査子)とはどんな植物なのか、その味わいなどについて説明します。
サンザシ(山査子)は中国原産の果物
サンザシ(山査子)は中国が原産ですが、現在ではヨーロッパにも広がっている、落葉低木の果実をさします。日本に伝来したのは1734年とされており、薬用植物として朝鮮半島経由で伝わりました。アメリカではハウソーン、ヨーロッパではメイフラワーの名で知られます。
日本においては生薬としてだけでなく、観賞用としても栽培されています。そのため、盆栽や生垣にサンザシが用いられることも多く、赤い果実が目を楽しませてくれているようです。
安部加代子
野菜ソムリエ
サンザシは、実だけではなく、花や紅葉など観賞用としても四季を通して楽しめます。
サンザシはどんな味わい?酸っぱい?
サンザシの果実は生食するとりんごやあんずに似た甘酸っぱさがありますが、強い酸味を感じるため、かつては人気があるとはいえませんでした。甘みより酸味が上回るため、かつてはお湯で煮だして食べる風習がありました。
一方、ドライフルーツにしたサンザシの味は、梅干しに似ているともいわれています。酸味を好む人には、美味しい果物といえそうです。
Twitterの口コミ
サンザシ、名前はどこかで耳にしたことはあるけれど。これがサンザシの実らしいよ。味は、りんごの芯って感じ。好みじゃないな。リンゴに近いならと、サンザシティーにしてみても、酸味とえぐみが強い。
Twitterの口コミ
昨日、ずっと憧れてたサンザシの飴を食べることができました🔴🔴🔴🔴
しかも我が町、自由が丘で!!
駅のすぐそばのフードショーの中華屋に売ってます!!
甘くて酸っぱい。酸っぱくてうまい。まさに酸味のプロ🐼❤️
凍ったさんざしがキメの細かいシャーベットみたいでおいしかった🐧
また買います🏵️
安部加代子
野菜ソムリエ
サンザシは、血液の滞りを改善するとされ、女性の月経痛にも民間薬として用いられていました。
サンザシの栄養成分や効果・効能
サンザシの果実は小さいですが豊富な栄養成分を含んでおり、生薬として漢方にも使われています。ここでは、サンザシに含まれている栄養成分とそれらが持つ効能、ダイエット効果や美容の効能の有無などについて説明します。
①カテキン
含有量(100g) | 1日の摂取量の目安 | 1日の摂取量に占める割合 |
200mg | 540mg | 37% |
※1日の摂取量は成人男性の目安です。
カテキンはポリフェノールの一種で他のフルーツにも含まれていますが、サンザシの含有量は突出しているのが特徴です。リンゴに含まれているカテキンの含有量は100gあたり20~75mg、ブルーベリーが10~20mgですが、サンザシはこれらを大幅に上回っています。
カテキンには抗酸化作用や抗ウイルス作用、コレステロールを下げる作用などがあるため、アンチエイジングや風邪の予防、動脈硬化などの生活習慣病の予防などの効果が期待できるでしょう。また、血糖値の急上昇の抑制や脂質代謝を向上させる働きもあるため、ダイエットに対する効能もあります。
②食物繊維
含有量(100g) | 1日の摂取量の目安 | 1日の摂取量に占める割合 |
1.7mg | 20mg | 9% |
サンザシには食物繊維の一種であるペクチンが含まれており、腸内環境を整える効能があります。ペクチンが腸に届くと善玉菌のエサとなり増殖を促すだけでなく、腸内の他の物質と結合して便をかさ増しし、便秘や下痢を解消するのに役立ちます。
なお、腸内環境が整うことで栄養の吸収力が上がると、疲労回復や体力の増強にもつながるのがメリットです。またペクチンにはコレステロール値や血糖値の上昇抑制の作用の他、肥満解消や皮膚のたるみの改善などの美容効果もあるとされています。(※1)