サンザシとは?栄養成分と効果・効能は?食べ方や副作用など懸念点も解説!
【野菜ソムリエ監修】サンザシとはどんな果物か知っていますか?今回は、サンザシの味わいや、栄養成分と〈ダイエット〉などへの効果・効能も紹介します。〈酒・ジュース・お茶〉等ドリンクなどの市販商品や、食べ方・レシピのおすすめも紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
- サンザシ(山査子)とは?どんな植物?
- サンザシ(山査子)は中国原産の果物
- サンザシはどんな味わい?酸っぱい?
- サンザシの栄養成分や効果・効能
- ①カテキン
- ②食物繊維
- ③ビタミンC
- ④クエン酸
- ⑤カルシウム
- サンザシを食べる際の注意点は?副作用はある?
- サンザシを食べても特に副作用はないと言われている
- 食べ過ぎると太ることがあるので注意
- サンザシの成分を取り入れた市販商品のおすすめ
- ①フルーツハーブさんざし(1980円)
- ②もりひさ屋 山査子 無添加・砂糖不使用(1950円)
- ③ALPSion BIO ハーブサンザシ(2160円)
- サンザシの美味しい食べ方・レシピ
- ①棗(なつめ)とサンザシのジャム
- ②サンザシティー
- ③サンザシのヨーグルトケーキ
- サンザシを取り入れてみよう
③ビタミンC
含有量(100g) | 1日の摂取量の目安 | 1日の摂取量に占める割合 |
81mg | 100mg | 81% |
ビタミンCはアスコルビン酸とも呼ばれ、強い抗酸化作用があることで知られています。サンザシ100gで1日に必要な摂取量の80%をカバーでき、老化や風邪の防止、免疫力の向上、アルコールの分解、鉄分の吸収促進などの効能が期待できます。さらにしみやしわ、そばかすを予防する美容効果もある栄養素です。
サンザシの果汁をお酒を割る際に使っておくと、二日酔いになりにくいなどの効果も期待できそうです。(※2)
④クエン酸
含有量(100g) | 1日の摂取量の目安 | 1日の摂取量に占める割合 |
285mg | 2000mg | 14% |
クエン酸は有機化合物の一種で柑橘類に多く含まれる成分でもあり、疲労回復に効果があることで知られる栄養成分です。クエン酸は糖質をブドウ糖に変換し、エネルギーを産生する際に使われる栄養成分なので、適切に摂取することでダイエットの効能があることもわかっています。
⑤カルシウム
含有量(100g) | 1日の摂取量の目安 | 1日の摂取量に占める割合 |
57mg | 700mg | 8% |
カルシウムは丈夫な骨や歯を作り、骨粗しょう症を予防する効能があることで知られていますが、腹部周りの脂肪燃焼を促進する働きもあわせ持ちます。またカルシウムは月経前症候群の改善や精神安定にも役立つ栄養成分です。サンザシには他にもダイエット効果がある栄養成分が含まれており、相乗効果が期待できます。(※3)
(*サンザシの効果や栄養成分について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
安部加代子
野菜ソムリエ
サンザシは、中国では菓子・飲料・漢方薬材とされ、日本でも漢方としてもよく利用されています。美容や健康の改善、消化の促進や胃腸の炎症、更年期のサポートにも効果があるとされています。
サンザシを食べる際の注意点は?副作用はある?
サンザシは実のまま流通する量が多いとはいえないため、そのまま食べても問題ないのかが気になる人もいることでしょう。ここでは、サンザシを食べる際の注意点と、副作用はあるのかについて説明します。
サンザシを食べても特に副作用はないと言われている
厚生労働省の情報によると、サンザシを食べても特に副作用はないと言われています。しかし、サンザシの果実は酸味が強いことから、胃のむかつきやめまい、頭痛などの症状が起こる可能性もゼロではありません。副作用とまではいえませんが、注意は必要です。
食べ過ぎると太ることがあるので注意
サンザシを食べても副作用はないものの、食べ過ぎると太ることがあります。これは、流通しているサンザシの多くが加工品であり、大半の商品に甘味料が使われているからです。サンザシをドライフルーツにする際も同様に甘味料を使用する場合が多いので、加工品を食べる際は原材料やカロリー表示などをチェックするようにしましょう。