大和芋とは?山芋・長芋との違いは?栄養価・食べ方やとろろの作り方など紹介!
【管理栄養士監修】大和芋を知っていますか?長芋・山芋と何が違うのでしょうか?今回は、大和芋を長芋と〈見た目〉〈栄養価・カロリー〉〈味・食感〉の違いを比較して紹介します。大和芋でのとろろの作り方やレシピのおすすめも紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
長芋は円筒状で長いのが特徴です。乾燥に弱いのでおがくずがついている状態や真空包装で販売されています。大和芋は見た目が里芋に近く、ゴツゴツしており、球体みを帯びていて濃い茶色なのが特徴です。大和芋には各産地で特産品があり、三重や奈良の伊勢芋や石川の加賀まるいもなどが代表的です。
栄養価・カロリーの違い
栄養価やカロリーの違いはあるのでしょうか。それぞれチェックしていきましょう。
エネルギー | 糖質 | タンパク質 | 脂質 | 食物繊維 | |
長芋 | 65kcal | 13.9g | 2.2g | 0.3g | 1.0g |
大和芋 | 123kcal | 27.1g | 4.5g | 0.2g | 2.5g |
上記は長芋・大和芋各100gに含まれる栄養価です。長芋は大和芋に比べてカロリーは約半分ですが、食物繊維は長芋よりも大和芋の方が約2倍多く含みます。長芋のが水分が多い分、糖質も少なめとなっています。たんぱく質も大和芋が長芋の約2倍含まれています。
※1日の摂取量は成人男性の目安です
※含有量は日本食品標準成分表を参照しています(※1)
味・食感や食べ方の違い
長芋は水分が多いのでシャキシャキとした食感で粘り気も少ないです。淡白な味わいのため、様々な料理に使うことが可能です。すりおろすとサラッとしたとろろに仕上がります。食べ方のおすすめとしては、短冊切りなどにし生のまま和え物やお浸しにするとシャキシャキの食感が楽しめます。
一方で大和芋は粘りが強くねっとりとしていて味も濃いのが特徴です。すりおろすともったりとしたコシの強いとろろに仕上がります。お好み焼きやつくねなどのつなぎにするのも良いでしょう。食べ方のおすすめはカットしてそのままソテーにすると、外はカリカリで中はホクホクの食感が味わえます。
大和芋でとろろの作り方は?
粘りの強い大和芋をとろろにする際のポイントをチェックしていきましょう。
①目の細かいすり鉢を用意する。
②大和芋をよく洗い皮をむいてすり鉢でする。
③出汁、塩、味噌、醤油、白ごまペーストをよく混ぜ合わせ、②に加える。
④大和芋と調味料をすりこぎでよく混ぜ合わせる。
味噌と白ごまペーストを加えるのは意外かもしれませんが、入れると格段に香りと味わいが良くなります。懐石料理店の料理長おすすめのレシピなのでぜひ実践してみましょう!
大和芋におすすめの食べ方・レシピ
大和芋を使った料理にはどのようなレシピがあるのでしょうか。おすすめの3つを紹介します。
①山芋ステーキ
オリーブオイルで焼いた山芋は外はカリカリ、中はホクホクの2段階の食感が味わえるレシピです。子供にも喜ばれますが、大人のおつまみにも向いています。明太子バターを乗せるのもポイントです。
和菜
管理栄養士
皮を剥く際は、皮のすぐ下に痒み成分を多く含むため、少し厚めに剥くことがポイントです★ ヤマイモ特有の痒みを予防することができますよ(^_^)