セレベスとは?里芋と違いは?収穫時期・栄養価〜食べ方・レシピのおすすめも紹介!
【野菜ソムリエ監修】セレベスとはどんな野菜か知っていますか?今回は、セレベスの〈収穫時期・味わい・栄養価〉など特徴や、下処理・保存方法まで紹介します。〈煮物・コロッケ〉など、セレベスの美味しい食べ方・レシピも紹介するので参考にしてみてくださいね。
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セレベスとは?
スーパーでたまに見かけることのあるセレベスという品種の野菜ですが、ここではセレベスの特徴などを紹介します。また、セレベスがどのような味わいなのかを実際に食べた人の口コミと併せて紹介するので参考にしてください。
セレベスは里芋の品種の1つ
セレベスはサトイモ科に分類される里芋の品種の1つで、見た目は里芋によく似ていますが、表皮が里芋より赤味を帯びているのが特徴です。また、セレベスは里芋よりもぬめりが少なくホクホクとしています。
セレベスも里芋同様、親芋・子芋・孫芋が付きますが、食べられるのは親芋と子芋で孫芋は食べません。一方の里芋は子芋・孫芋を食べますが親芋は食べられないところもセレベスと里芋の違いです。
福光佳奈子
野菜ソムリエ
セレベスは芽の部分が赤いことも特徴です。また親芋と子芋が食用なので、収穫量が多いことも他の里芋との違いになります。
セレベスの収穫時期・産地
セレベスの収穫時期は9月~1月頃と長期間穫ることができます。11月~12月頃がセレベスが流通するピークを迎える時期なのでスーパーで見かけることも多くなるでしょう。
セレベスはもともとインドネシアにあるセレベス島が原産地だという説があり、セレベスという名前もセレベス島から名付けられました。日本国内では、千葉県がセレベスの収穫量の99%を占めています。日本では表皮が赤いことから赤目芋・赤芽芋と呼ばれることもあるそうです。
セレベスの味わいなど特徴
セレベスは里芋よりもぬめりが少ない品種の芋なので、クセがなく食べやすい味わいをしています。里芋が苦手だという方も、セレベスなら食べられるという声もありました。ホクホクとした食感で、コロッケや煮物、サラダなどにして食べることが多いです。
Twitterの口コミ
セレベスのコロッケ。
磐田市産 #セレベス 。サトイモよりヌメリやクセがない美味。水分は少なめか。巨大な親芋はコロッケに最適
福光佳奈子
野菜ソムリエ
セレベスは里芋のようにぬめりが少ない分、下ごしらえがしやすいです。また肉質がしっかりしているため煮崩れしにくく、煮物などに向いています。
セレベスの栄養価・効能
里芋の品種の1つであるセレベスですが、ここではセレベスにどのような栄養素が含まれるのか、効果・効能と併せて紹介します。
①食物繊維
セレベスには100gあたり2.3gの食物繊維が含まれていて、これは1日に必要な食物繊維摂取量の11.5%を占めています。食物繊維は腸内環境を整え、便秘の解消を助ける働きを持っている栄養素です。また、食物繊維は腸内をゆっくり移動することから腹持ちがよく、空腹感を満たしてくれるのでダイエット中は積極的に摂りたい栄養素だと言えます。(※1)
②ビタミンB6
セレベスにはビタミンB6が豊富に含まれており、これはタンパク質の分解や合成を促し、皮膚を健康的に保つのに効果的な栄養素です。女性のホルモンバランスを整える働きや神経伝達物質を作る働きにも関与しているため、精神の安定を維持するのに役立つ栄養素でもあります。
ホルモンバランスはストレスなどでも乱れがちになるので、セレベスは特に女性におすすめの野菜と言えるでしょう。(※2)