「おきゅうと」とは?味わいや原料・作り方は?食べ方・レシピのおすすめも紹介!
博多名物「おきゅうと」はどんな食材か知っていますか?今回は、おきゅうとの〈原料・作り方・味わい〉など特徴や、栄養成分・カロリーなど紹介します。おきゅうとの食べ方・レシピのおすすめや、人気な通販商品も紹介するので参考にしてみてくださいね。
(このページにはPRリンクが含まれています)目次
「おきゅうと」とは?博多名物?
おきゅうとの名前を聞いても、それが何かをイメージできるのは特定の地域の人かもしれません。おきゅうととは福岡県で人気の食べ物ですが、見た目はところてんに似ています。ここでは、おきゅうととは何か、博多名物なのかについて説明します。
「おきゅうと」の原料・作り方
おきゅうとは漢字で「お救人」と書き、浮太や沖独活と呼ばれることもある、海藻を固めて作った加工食品をさします。エゴノリや沖天テングサなどの海藻が原料で、それらを天日干ししてから混ぜ合わせ、酢を加えて煮詰めてから型に入れて作ります。
おきゅうとは水分を多く含んでいるので、賞味期限は短いです。常温保存したおきゅうとの消費期限は1日程度です。しかし、おきゅうとを冷蔵保存する場合は、巻いているもので約1週間、ブロック状になっているもので約2週間まで賞味期限を延ばせます。
「おきゅうと」の名前の由来
おきゅうとの名前の由来は、江戸時代の享保の飢饉にあるとされています。当時は食料に困っている人が多数いましたが、漁師が見つけた海藻でおきゅうとを作り、貧困状況が改善された人がいたことから、お救人と呼ばれるようになったとの説が根強いです。
その後、博多のあたりから福岡中におきゅうとが広がり、現在までソウルフードとして残り続けており、博多名物といわれる所以も、ここにあります。
おきゅうとの味わい・食感は?まずい?
おきゅうとははっきりとした味があるわけではありませんが、口に含むと磯の香りがして、もっちりとした弾力を感じます。喉越しもよいため、好みの調味料をかけて食べるのが一般的で、まずいと評されることは少ないようです。
Twitterの口コミ
おきゅうとの味は無いよ。ところてんだもん。店のおばちゃんは買う時、美味しくないよって売ってた。美味しいと思うのは子供の頃から食べてきた人だけなんだってー。@rine_a(REINA) @okiokioki79 おきゅうと未体験。何味なんですか?
Twitterの口コミ
おきゅうとの食べ方をぐぐったら、鰹節かけるってあったからとりあえず鰹節ポン酢で食べた。おきゅうと自体に味はないからこれはもしや!?と思ってヨーグルト蜂蜜で食べたらスイーツにもなった(^q^)
おきゅうとの栄養成分・カロリーは?
おきゅうとは海藻が原料なので体によさそうですが、栄養成分やカロリーが気になる人もいることでしょう。ところてん同様に、ダイエットに役立つことも期待できるかもしれません。ここでは、おきゅうとの栄養成分とカロリーについて詳述します。
おきゅうとの栄養価や効果・効能
おきゅうとは96%が水分といわれていますが、以下のような栄養成分が含まれています。
・食物繊維
・ビタミンK
・ビタミンB1
・ビタミンB12
おきゅうとには食物繊維が含まれており、血糖値の上昇を抑制する、腸内環境を整えて便秘を解消したり予防する、コレステロール値を下げるなどの健康効果があります。脂溶性ビタミンであるビタミンKは血液を凝固させる働きだけでなく、骨や歯をつくる作用があり、骨粗しょう症の予防に役立つのです。
ビタミンB1は神経機能を正常に維持する他、糖質からエネルギーを産生することでダイエット効果が期待できます。ビタミンB12は赤血球の生成をサポートする栄養成分なので、血流を促進させ冷えの改善にもよさそうです。
おきゅうとのカロリー・糖質
1個あたり | カロリー | 糖質 |
おきゅうと | 6kcal | 0g |
※含有量は日本食品標準成分表を参照しています。(※1)
上記は100gあたりの数値となっていますが、海藻が原料であるおきゅうとは低カロリーなうえ、糖質がないことがわかります。毎日食べる習慣をつけると、ダイエットにも役立ちそうです。