小麦胚芽とは?小麦粉と違いある?栄養成分や効果〜使い方・レシピのおすすめまで紹介!
小麦胚芽を知っていますか?小麦粉と違いはあるのでしょうか?今回は、小麦胚芽の栄養価や効果・効能、カロリー・糖質など特徴にくわえ、使い方・活用レシピも紹介します。小麦胚芽を使った商品のおすすめも紹介するので参考にしてみてくださいね。
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小麦胚芽とは?小麦粉と違いは?
健康に良いイメージのある小麦胚芽(こむぎはいが)ですが、小麦粉とはどのような違いがあるのでしょうか。ここでは、小麦胚芽と小麦粉の違いについて解説していきます。
小麦胚芽(こむぎはいが)は小麦の「胚芽」部分のみを指す
小麦は、以下の3つの成分で構成されています。
・胚芽/芽になる部分
・胚乳/小麦粉のもとになる、養分が詰まった部分
・外皮/ふすまとも呼ばれる、小麦の皮の部分
小麦胚芽とは上記の胚芽の部分のみを指し、小麦全体の約2%ほどしか含まれていません。小麦の中で80%以上を占めるのが胚乳で、胚芽がやがて芽になるために、必要な栄養分を蓄えています。胚芽と胚乳を覆っているのがふすまとも呼ばれる外皮で、その割合は約15%です。
小麦粉は胚乳部分のみを粉状にひいて作られるため、外皮を取り除いた後に胚芽と胚乳に分けられます。胚芽は小麦の中でもリノレン酸などの脂質やタンパク質を豊富に含み、その栄養価の高さから健康食品などに利用されるのが特徴です。
小麦胚芽のカロリー・糖質を小麦粉と比較
100gあたり | カロリー | 糖質 |
小麦胚芽 | 426kcal | 29.6g |
小麦粉 | 367kcal | 80.3g |
※含有量は日本食品標準成分表を参照しています。(※1)
小麦胚芽は小麦粉に比べてカロリーは高いものの、糖質量に注目すると小麦粉の半分以下だとわかります。これは、小麦粉が主に糖質を含む食品なのに対し、小麦胚芽に含まれるリノレン酸などの脂質が糖質に比べてカロリーが高いからだと言えるでしょう。このことから、糖質制限によるダイエットをしている人にもおすすめです。
小麦胚芽の栄養価や効果・効能
小麦胚芽を食生活に取り入れると、体にどのようなメリットがあるのでしょうか。小麦胚芽に含まれている栄養素を、効果・効能とともに紹介します。
①ビタミンB2
小麦胚芽に含まれるビタミンB2は脂質の代謝に深く関わり、脂肪分解酵素であるリパーゼの働きを助けています。このため、食事から摂った脂質から効率よくエネルギーを産生し、体脂肪に変換されにくいと言えるでしょう。ダイエット中の人や太りたくない人は、積極的に摂りたいビタミンの一つです。
②オクタコサノール
小麦胚芽に含まれるオクタコサノールはアルコールの一種で、酸素を体のすみずみまで届けてスタミナの向上に役立ちます。肝臓や骨格筋に蓄えられているグリコーゲンを、エネルギーに素早く変える作用もあるため、日常的に運動をする人は小麦胚芽を取り入れると良いでしょう。
また、コレステロールの低下や基礎代謝の向上といった効能があり、生活習慣病予防やダイエット効果のある栄養素です。
③亜鉛などミネラル
小麦胚芽は様々なミネラルを含み、特に含有量の多い亜鉛は味覚を正常に保つ働きや、皮膚や粘膜の健康維持を助け美しい肌作りに必要な栄養素です。また、糖の代謝に関わるインスリンと呼ばれるホルモンの構成成分で、糖尿病予防やダイエット効果もあるとされています。
亜鉛は小麦粉や白米など、精製された穀物には含まれていないので、気になる人は小麦胚芽を主食に取り入れると良いでしょう。このほかにもカリウム・鉄分・カルシウムなどのミネラルを含み、むくみや貧血の予防やイライラの防止にも役立ちます。