スイカに塩をかけるとなぜ甘くなる?理由は?塩以外に効果がある調味料はあるの?

【野菜ソムリエ監修】スイカになぜ塩をかけるか知っていますか?塩をかけることでどのような効果が得られるでしょうか。今回は、スイカに塩をかけた時の効果や、〈レモン〉など、塩以外に合う調味料がないか紹介します。スイカ以外で塩が合う果物も紹介するので参考にしてみてくださいね。

専門家監修 |野菜ソムリエ 福光佳奈子
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野菜ソムリエプロ・睡眠コンサルタント・お酒&家飲みグッズの店『イエノミライフ』主宰/札幌市生まれ。食から睡眠まで、...
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野菜ソムリエプロ・睡眠コンサルタント・お酒&家飲みグッズの店『イエノミライフ』主宰/札幌市生まれ。食から睡眠まで、おうち時間を充実させるメソッドを様々なカタチで提案している。著書『体にうれしい果実酒・野菜酒・薬用酒200』(秀和システム)は、台湾など世界5か国で翻訳版も出版している。

目次

  1. スイカに塩をかけると甘くなる?なぜ?
  2. スイカに塩をかけると?効果は?
  3. スイカに塩以外で合う調味料はある?
  4. スイカ以外で塩が合う果物はある?
  5. スイカを美味しく食べよう

スイカに塩をかけると甘くなる?なぜ?

スイカに塩をかけると甘くなるといいますが、塩をかけたのに甘くなる理由はなぜでしょうか。ここでは実際に塩をかけたときの効果や、塩をかけたときに甘くなる理由を紹介します。塩以外にもスイカに合う食材なども紹介するので、夏にスイカを楽しむときの参考にしてください。

スイカに塩をかけると?効果は?

スイカに塩をかける理由は何でしょうか。塩をかけたはずなのに、甘くなる理由とその効果を紹介します。今まで塩をかけたことがない場合でも、夏の体に嬉しい効果を発揮してくれるので試してみてください。

①味の対比効果で甘く感じる

甘いものを食べた後に果物を食べて酸っぱさを感じた経験がある人も多いかもしれません。これは味の対比効果によるもので、人間の舌は甘さよりも苦味や塩味、酸味などの、体に害と感じる味の方が早く感じるためです。その結果、甘いものの後に酸っぱいものを食べるとより酸っぱく感じることがあります。

スイカに塩をかけるのも同じ理由で、塩をかけることでより甘さを引き出す効果があります。また、昔のスイカは今よりも甘くなかったため、できるだけ甘さを引き出して美味しく食べるための工夫であったとも考えられるでしょう。ただし、塩をかけ過ぎればしょっぱくなるので、ちょうど良い量をかけるようにしてください。

福光佳奈子

野菜ソムリエ

スイカの甘味を楽しむなら冷やしすぎに注意しましょう。冷やしすぎると甘味が弱く感じてしまいます。丸ごとのスイカは、食べる1時間ほど前に冷蔵庫へ入れて、カットスイカは、野菜室で保管してくださいね。

②熱中症予防になる

スイカには水分が含まれており、さらに体を冷やす効果があるため、熱中症の予防に効果があります。熱中症には水分だけではなく塩分も必要なので、スイカに塩をかける行為は熱中症により良い効果があると考えられるでしょう。

塩を摂りすぎると心配になる場合でも、スイカにはカリウムが豊富に含まれることから余分な塩分はカリウムの働きで排出されるため、それほどたくさんかけなければ心配はいりません。

スイカに塩以外で合う調味料はある?

スイカの調味料としては塩が定番ですが、塩以外にもスイカに合う調味料はあるのでしょうか。ここでは、塩以外のスイカに合う調味料を紹介します。熱中症予防以外にも効果を発揮する調味料もあるので、上手に取り入れていきましょう。

①レモン

スイカに塩をつけて食べるのが苦手なら、熱中症対策にレモンを少量つけるのもおすすめの方法で、塩と同じように味の対比効果で甘く感じるようになります。レモンに含まれるクエン酸が熱中症対策に一役買ってくれるうえ、同じ果物であることから合わせやすい食材同士と言えます。高血圧などで塩分が気になる場合でもレモンなら問題なく食べられるでしょう。

福光佳奈子

野菜ソムリエ

イタリアの一部の地域ではスイカにレモン汁をかける食文化があることからも、スイカとレモンの相性はよいことがわかります。スイカジュースなどを作る機会があれば、一緒にレモン汁も入れてみてくださいね。

②きなこ

スイカにきなこをかけるのもおすすめです。きなこには食物繊維が豊富なうえ、スイカと合わせて食べるとスイカに含まれるシトルリンと、きなこに含まれるアルギニンが合わさります。

その結果、体内で一酸化窒素が多く作り出されて血流が良くなり、結果として代謝を向上させる効果があります。ダイエットにも効果的な組み合わせなので、ダイエット中の人におすすめです。

③シナモン

スイカにシナモンはあまり聞かない組み合わせですが、シナモンにはむくみ解消のほか毛細血管の老化防止や美肌効果が期待できます。また、スイカを食べると体が冷える場合でも、体を温める作用を持つシナモンをかけることで冷え予防の効果が発揮されます。

④蜂蜜

蜂蜜もスイカにかけるおすすめの調味料の一つです。甘いスイカに甘い蜂蜜をかけるので甘みが強くなりすぎることを懸念する人もいるようですが、スイカと蜂蜜は相性が良い食材です。蜂蜜をかけることで、疲労回復効果が期待できるので夏バテ防止にもピッタリと言えるでしょう。

スイカ以外で塩が合う果物はある?

スイカ以外で塩が合う果物は何かないでしょうか。味の対比効果で甘くなるなら、他の甘い果物でも美味しくなり可能性があります。いくつか塩に合う果物を紹介するので試してみてください。

①桃

桃はチーズと合わせてサラダにされることもある、塩と合う果物です。実際に塩との組み合わせを試した人の中には桃の甘さがより濃くなったという感想もあるので、対比効果があったと言えます。特に桃を食べたときに甘さが足りないと感じた時にはおすすめです。ただし美味しくないとの声もあるので、最初は少量から試してみてください。

②グレープフルーツ

グレープフルーツに塩を合わせたお酒が存在するように、グレープフルーツに塩をかけるのはそれほど珍しい食べ方ではないようです。グレープフルーツの甘さが引き立ち、よりさっぱりとした味わいでグレープフルーツをいただけるので、試してみてください。

③イチゴ

酸味が強めのイチゴですが、スイカと同じく塩をかけることで対比効果で甘さが引き立ち、より美味しく感じます。イチゴに練乳をかけることはありますが、塩ばかりかけて食べている人もいるほどです。ただし、練乳のようにたくさんかけずにほんの少しかけるようにしましょう。

④レモン

スイカにレモンは紹介しましたが、レモンに塩もおすすめの合わせ方です。塩とレモンの組み合わせは調味料としても活用されることがあります。塩レモンは夏の熱中症予防や疲労回復に役立つので、スポーツをしている人の中にも取り入れている人が多いようです。

⑤メロン

メロンも桃と同じく、塩気の強い生ハムと一緒に食べることがあります。これはククミシンと呼ばれるメロンに含まれるたんぱく質を分解する成分と一緒に生ハムと食べると、生ハムが柔らかくなるからです。しかし、食べてみると成分の効果以外に甘さと塩気が程よいバランスになることから、メロンに塩をかけるのは美味しくいただけると考えられます。

また、メロンの青臭さが気になる場合にも塩が青臭さを和らげてくれるので、メロンが青臭く感じたときにも試してみてください。

スイカを美味しく食べよう

スイカに塩をかけるのは、甘いものが貴重だった時代にできるだけ甘さを感じるための知恵でした。また、熱中症がそれほど一般的に知られていなかった時代にも、自然と熱中症を予防する習慣を持っていたとも言えます。現在は塩をかけなくても十分に甘さを感じるスイカとなっていますが、スイカに塩をかけることは熱中症対策にもなるので、試してみてはいかがでしょうか。

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