ピーナッツもやしとは?大豆もやしと違う?作り方や購入できる場所を紹介!
【野菜ソムリエ監修】ピーナッツもやしという食材を知っていますか?今回は、ピーナッツもやしの栄養価・効能やカロリーにくわえ、自宅でできる作り方も紹介します。ピーナッツもやしを使ったおすすめのレシピも紹介するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
目次
ピーナッツもやしとは?
もやしと言えば大豆もやしが一般的ですが、「ピーナッツもやし」という種類もあることを知っていましたか?ここからは、ピーナッツもやしがどんな食材か、またピーナッツもやしの発祥地や、栄養価・効能・カロリーまで解説していきます。
ピーナッツを発芽させたもの
ピーナッツもやしは、生のピーナッツを発芽させることでできたもやしのことです。大豆もやしとの違いは、もやし自体の大きさにあります。
ピーナッツもやしは、長さ3~5cmで直径3~6mm程、これは一般的なもやしの3倍の太さに当たります。そのため、ピーナッツもやしは大豆もやしよりも食感や食べ応えが良いとされています。また、ピーナッツを発芽させたものなので、ピーナッツ独特の甘さも感じられます。
発祥の地は「能古島」
ピーナッツもやしの発祥地は、福岡県にある能古島(のこのしま)と言われています。能古島は福岡県から船を使って10分程度の距離にある離島です。ピーナッツもやしはこの能古島で1990年頃から約10年かけて作られたものだといわれています。
ピーナッツもやしの栄養価・効能やカロリー
ピーナッツには豊富な栄養が含まれているため、ピーナッツもやしにも多くの栄養素が含まれます。ピーナッツには、オレイン酸・リノール酸・オリゴ糖・ビタミンE・食物繊維・ビタミンB群と多くの栄養が含まれており、これらはピーナッツもやしになっても減少することはありません。ピーナッツもやしに期待できる効能は以下の通りです。
【期待できる効果】
・代謝の上昇
・疲労回復
・美肌
・生活習慣病予防
・便秘改善・予防
・血液循環の改善
ピーナッツもやしを摂取することで、上記のように様々な効果を得ることが可能です。また、ピーナッツの場合、100gで562kcalとカロリーの高さが気になりますが、ピーナッツもやしのカロリーはピーナッツの10分の1程度となっています。
ふじかわなおこ
野菜ソムリエ
栄養が豊富で低カロリーと魅力的な食材ですが、ピーナッツの新芽なのでピーナッツアレルギーのある方は避けましょう。
ピーナッツもやしはどこで買える?
疲労回復効果や生活習慣病の予防など、様々な効果が期待できるピーナッツもやしですが、一体どこで購入できるのでしょうか。
スーパーなどにおいているのは稀
ピーナッツもやしは、近くのスーパーなどに行っても見当たらないことが多いと思います。産地である福岡県に住んでいる方でさえ、「ピーナッツもやしがスーパーで売られているのを見たことがない」と話すほどだそうです。
ピーナッツもやしの通販
ピーナッツもやしはスーパーなどに陳列されることが極めて稀な食材ですが、手に入れることができないわけではありません。ピーナッツもやしは、通販サイトであれば手軽に購入することが可能です。通販サイトでもピーナッツもやしの取扱いがあるところがあるので、覗いてみてください。
単品でもまとめてでも購入することが可能なので、ピーナッツもやしを食べたい方は通販で購入してみてはいかがでしょうか。
ピーナッツもやしの作り方は?【自宅でできる】
ピーナッツもやしは、通販でないと購入が難しい食材と話しましたが、実は購入しなくとも自宅で作ることが可能です。ここからは、自宅でできるピーナッツもやしの作り方を紹介していきます。
必要なもの
ピーナッツもやしを作るには、以下のものが必要になってきます。
・生の殻付きピーナッツ
・瓶
・平ザル
・皿
・水
・平ザルが入る大きさの箱
生の殻付きピーナッツを選ぶ際に気を付けてほしいのが、種として売られているものです。種で売られているものには農薬を使用しているものが多いと言われています。農薬はある程度の時間が過ぎれば問題ない量になっているようなのですが、身体に影響が出る場合もあります。
そのため、スプラウト用に売られているものを購入したり、農家の方から貰うようにすると良いでしょう。
栽培する環境
ピーナッツもやしを栽培する上で大切なことは、温度・湿度・明るさの管理です。ピーナッツもやしを発芽させるためには、温度が25℃以上の暗所で乾燥させないことが重要だとされています。温度を25℃以上に保てないと発芽しませんし、乾燥させないようにと水分を多く与えすぎるとカビが生えてしまうこともあります。
ただ、温度・湿度の管理と暗所を確保できれば良いので自宅でも十分栽培可能といえるでしょう。
ふじかわなおこ
野菜ソムリエ
栽培の際、雑菌が混ざってしまうとカビの原因になるので、瓶などの道具も使用前に煮沸消毒をしっかり行うようにしましょう。
作り方の手順
では、実際に自宅でできる作り方の手順を紹介していきます。
【手順】
1、生の殻付きピーナッツを瓶の中に入れる
2、瓶の中に水を注ぐ(ピーナッツがかぶる程度)
3、瓶の蓋は開けたまま、箱の中に入れ、箱はしっかり閉める
4、ピーナッツが水分をたっぷり含むように、12時間そのまま放置する
5、平ザルの上にピーナッツを広げて、水気を切る
6、ピーナッツを皿に移し、箱の中に入れ、蓋をしっかり閉める
7、ピーナッツが乾燥しないように適宜水をかけ、発芽するのを待つ
ピーナッツもやしは温度・暗所管理を行い、乾燥しないように気を付けていれば1週間程度で収穫できます。発芽するまでは適宜確認が必要となりますが、難しい作業はないので誰でも比較的簡単に栽培可能な食材といえます。
ピーナッツもやしを使ったレシピのおすすめ
ピーナッツもやしは栄養豊富で、自宅栽培や通販での購入もできることが分かりましたが、どんな料理に合うのでしょうか。ここからは、実際にピーナッツもやしを使った料理を3品紹介していきます。
①ピーナッツもやしの天ぷら
ピーナッツもやしの天ぷらは能古島の定番料理となっており、ピーナッツ本来の甘みとホクホクの食感を楽しめます。おもてなし料理にもぴったりです。
↓詳しい作り方・手順はこちら↓
➁ピーナッツもやしの炊き込みご飯
以前TV番組でも紹介され話題となった料理です。ピーナッツもやしの甘みとシャキシャキ感を楽しむことができ、食べ応えも抜群です!とても簡単に作ることができるため、忙しい時にもおすすめな料理となっています。
↓詳しい作り方・手順はこちら↓
➂ピーナッツもやしの味噌汁
ピーナッツもやしを茹でると、栄養が汁に溶け出てしまいます。ただ、その茹で汁も捨てずに味噌汁にすれば、栄養分を逃さず美味しく味わうことが可能になります。栄養分をしっかり取りたい方、一品足りない時におすすめの料理です。
↓詳しい作り方・手順はこちら↓
ピーナッツもやしを食べてみよう
ピーナッツもやしは栄養豊富で、様々な効果が期待できる食材であることが分かりました。スーパーでの購入は難しいですが通販サイトでの購入もできますし、自宅で栽培することも可能です。ぜひ一度、食卓に取り入れてみてはいかがでしょうか。