卵のカラザ(殻座)とは?へその緒?栄養価や簡単な取り方を解説!
卵のカラザを知っていますか?卵黄についている白い物体のことです。今回は、卵のカラザの意味・役割や、取る必要性はあるのかを栄養面などから紹介します。卵のカラザの簡単な取り方や、カラザ取りにおすすめなアイテムも紹介するので参考にしてみてくださいね。
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卵のカラザとは?へその緒?
割った卵の中身を器に入れると、卵白と卵黄をつなぐように白いひものようなものがあります。これはカラザで、卵黄には必ずついてるついてるものです。ここでは、カラザとは何か、卵のへその緒なのかについて説明します。
カラザ(殻座)は卵の卵黄についてる白い物体
カラザは漢字では殻座と書き、黄卵についているねじれのある白い物体をさします。カラザの語源はラテン語のchalazaで、あられを意味する単語です。ちなみにchalazaは、ギリシア語で塊を意味するkhalazaといわれています。カラザの語源には、特にへその緒という意味は無いようです。
カラザの意味・役割
よく見るとカラザは、卵の殻の尖った方と丸まった方の両方に伸びています。これにより卵白の中心に卵黄を保ち、外的な衝撃や栄養分が豊富な卵黄に近づこうとする微生物から守る役割を果たしているのです。卵のへその緒というわけではありません。
卵のカラザは取る?取らない?
生卵を食べる時に限らず、加熱調理する際でもカラザを取り除く習慣がある人は少なくありません。卵黄を守る役割を話している、へその緒状のカラザの食感を好まない人がいるのも事実です。ここでは、卵のカラザは取るべきなのか否かについて詳述します。
卵のカラザは栄養価が高く取る必要はない
へその緒状の卵のカラザは栄養価が高く、わざわざ取る必要ははありません。卵のカラザに含まれている栄養成分として、以下のものがあげられます。
・シアル酸
・カルシウム
・リン
・鉄
シアル酸とは酸性の糖の一種で細胞間の情報伝達を行う働きを担っており、ウイルスや細菌への感染を予防し、免疫力を高める効果があります。カルシウムには歯や骨を健康に保つ働きがあり、骨粗しょう症の予防やストレスの抑制にも効果があるようです。
リンも骨や歯の生成に関わるミネラルですが、体内にエネルギーを蓄える働きも担っています。鉄分は言わずと知れた、貧血予防効果があります。こうした栄養成分を持つ卵のカラザは食べた方が、健康によいといえそうです。
卵のカラザをとった方がいい場合・料理
中には卵のカラザをとった方がいい場合があり、主に食感を大事にしたい料理です。
・生卵
・茶わん蒸し
特に茶わん蒸しのための卵液をつくる際にカラザを取り除く理由は、舌触りがよくなるからです。食感を良くするために、茶わん蒸しをつくる工程には卵液を漉すという過程があります。
卵のカラザの簡単な取り方・コツは?
卵のカラザは、コツさえつかめば簡単に取り除くことができます。その手順は以下の通りです。
・卵黄に接している部分のカラザをつまむ
・フォークや先割れスプーンの隙間にカラザを絡ませる
・カラザをそのまま持ちあげる
上記の方法だと、箸でカラザを取る時のように卵黄が壊れることが少なくなります。近年は卵のカラザが簡単に取り除ける商品も多数販売されているので、活用するのもおすすめです。
卵のカラザ取りのおすすめ
卵を調理するうえで便利な器具は、ダイソーやキャンドゥなどの100円ショップでも購入できます。ここでは、インターネットショップで購入できる、おすすめの卵のカラザ取りを2つ紹介します。