関東煮は関西の方言?おでんとの違いは?人気な作り方・レシピも紹介!
関東煮とはどんな料理か知っていますか?関東煮は関西特有の方言です。今回は、関東煮と「おでん」の違いや、同じ意味で使われるようになった経緯を紹介します。関東煮(おでん)の関東・関西での違いも紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
②具材
ほとんどの具材は同じものですが、関西の関東煮は牛すじ肉が入っているのが一般的で、他にもタコ・厚揚げ・じゃがいも・さつま揚げ・生姜揚げ・きくらげ天・ゴボウ巻き・梅焼きなどが入っています。また関西では捕鯨が盛んだったことから、一昔前まではクジラ舌などのクジラ肉を入れることも多くありました。
一方で関東のおでんの具材は関西で好まれる牛すじは入れず、魚の軟骨やすじをすりつぶした練り物を入れます。小気味よい軟骨の食感と、弾力のあるすり身の食感は絶妙でファンの人も多いでしょう。他にもおでんには「ちくわぶ」や「はんぺん」も入れることが一般的です。
(*関東と関西のおでんの具材人気ランキングについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
関東煮の人気な作り方・レシピ
関東煮とおでんは味付けも作り方も違うものだということがわかりました。次は関東風の関東煮のレシピと、関西風の関東煮のレシピを紹介します。
関東風の関東煮レシピ
味にコクをしっかり出すのが関東風の関東煮のポイントです。また甘辛い味付けが基本なので、味見をして調味料のバランスを取りましょう。具材の下処理をきちんとすることで具材に味が染みやすくなるので、面倒でもしっかりした処理を行ってください。
関西風の関東煮レシピ
薄味で出汁の風味を活かした関西風の関東煮は、出汁が濁らないように煮込まないことがポイントです。あくまでも弱火で沸々と煮るようにしましょう。また牛すじ肉やタコを入れると濁りやすくなるのでしっかりと下処理をしてから煮るようにしてください。
関東煮を関東風・関西風で作ってみては?
関東煮は、関東風と関西風とで味付けや作り方、具材まで違うことがわかりました。現在ではネットの普及やコンビニおでんが人気であることから出汁の味を前面に押し出している関西風の関東煮が増えてきています。しっかりと味のついた関東風、あっさりした味わいの関西風をどちらも食べ比べてみても面白いかもしれません。