ギーとはどんなオイル?バターと違いは?栄養成分や効果・効能を紹介!

ギーとはどんなオイルかを知っていますか?バターと違いはあるのでしょうか?今回は、ギーの発祥地「インド」との関係や、栄養成分の効果・効能についても紹介します。ギーの作り方や料理への活用レシピも紹介するので参考にしてみてくださいね。

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目次

  1. ギーとは?バターと違いある?
  2. ギー(Ghee)は不純物を除いた溶かしバターのオイル
  3. ギーと発祥地「インド」の関係
  4. ギーの栄養成分の効果・効能は?
  5. ①脂肪の燃焼効果
  6. ②脂肪蓄積しにくい
  7. ③美肌効果
  8. ④デトックス効果
  9. ⑤アンチエイジング効果
  10. ⑥免疫力の向上
  11. ギーの作り方は?
  12. 材料
  13. 作り方・手順
  14. ギーの料理への活用レシピ
  15. ①チキンソテーギーとレモンのソース
  16. ②ギーと醤油のきのこパスタ
  17. ③スイートポテトハルワ
  18. ギーの通販商品のおすすめ
  19. ①スリランカ産 100% グラスフェッドギー (200g)(1,880円)
  20. ②なかほら牧場のピュアグラスフェッドバターでつくった美味しいギー 100g(3,240円)
  21. ギーを取り入れてみては?

ギーとは?バターと違いある?

奇跡のオイルとしても話題のギーが、一体どんなものなのか知っている人は少ないかもしれません。また、一見するとバターのようにも見えますが、バターとはどのように違うのでしょうか。ここでは、ギーとは何なのかについて説明します。

ギー(Ghee)は不純物を除いた溶かしバターのオイル

ギー(Ghee)は牛や水牛、山羊の乳から作られるバターを加熱して溶かし、不純物を取り除いて作られるバターオイルです。ギーを作るにはまず、ミルクを沸かして殺菌した後に乳酸発酵させて無塩バターを作ります。このバターを加熱して溶かす事で成分のタンパク質・糖分・水分・不純物・オイルに分離させます。

この液体をろ過する事で、不純物を取り除いたものがギーです。また、分離したタンパク質や糖分が褐色になるまで加熱することにより、独自の芳しい香りを持つのが特徴です。ギーは酸化しにくく日持ちが効く食品で、インドでは100年以上経過したギーは高価なものとして重宝されています。

ギーと発祥地「インド」の関係

インドに伝わる伝統的な学問の中に、5000年以上の歴史を持つ伝統医学のアーユルヴェーダがあります。この学問は、毒素を取り除き病気を予防し、健康になる為の考えを持つのが特徴です。純正のバターオイルであるギーは、特に上質な油脂として扱いアーユルヴェーダの施術に使用します。

また、宗教上で牛を神の使いとしているインドでは、様々な経典でギーが神々に捧げられる記述があります。現在でも宗教上の礼拝の際は、ギーで神の像を沐浴させたり拭き清めたりする習慣が残り、ギーを神聖なものとして扱う文化があるようです。

ギーの栄養成分の効果・効能は?

ギーは料理に使われる他、ギーに含まれる様々な栄養素が健康や美容に良い食品として、注目されています。ここでは、ギーの栄養成分の効果・効能について紹介します。

①脂肪の燃焼効果

ギーの栄養成分の一つである共役リノール酸には、脂肪燃焼効果があるとされています。この成分は体内で作り出す事が出来ず、乳製品から取る必要があると言われている栄養素の一つです。

共役リノール酸は、脂肪を分解・消化する酵素のリパーゼの働きを助ける事で、脂肪燃焼を促します。また、筋肉量を増やす効果もあり、運動遠した後に食事と一緒に取る事で効果的に筋肉を発達・肥大させる事が可能です。筋肉が増える事で脂肪の燃焼効果もあがり、ダイエットの効果が期待できます。

②脂肪蓄積しにくい

ギーに含まれる中鎖脂肪酸は、体内に入ると素早くにエネルギーへ分解される成分で、エネルギー代謝を活発にする効能があります。通常の植物油に含まれる長鎖脂肪酸の約5倍分解されるスピードが早く、同じ脂肪成分でも体に脂肪として蓄積されにくいのが特徴です。

また、共役リノール酸にはリポタンパクリパーゼと呼ばれる脂肪を溜め込む酵素の働きを抑制する働きがあることも、脂肪を蓄積しにくくする効能につながっています。

③美肌効果

ギーに含まれている、ビタミンAやビタミンEは美肌効果があります。ビタミンAは、粘膜や肌の新陳代謝を促し、肌の健康を維持する働きあります。また、肌のシミやそばかす、たるみと言った現象を抑制する効能があるのがビタミンEです。この2つのビタミンを含むギーを取る事で、肌を若々しく保つ事ができます。

また、直接肌に塗る事でギーの成分が肌に浸透し、保湿や肌の調子を整えてくれる効能があります。ギーを使用して作られるクリームは、天然の保湿クリームとして美容効果があることから人気です。

④デトックス効果

ギーは体内に入ると、血管やリンパ管、腸管などにこびりついている毒素をはがし、消化器官にまで運びます。毒素を体外に排泄しやくなるので、インド伝統医学のアーユルヴェーダでは、施術前にギーを飲むことがあるそうです。

また、成分のオレイン酸が腸を刺激して大腸のぜん動運動を促す事で、便秘解消の効果があります。腸内を弱酸性化し悪玉菌の増殖を防ぎ、腸内環境を改善する効能も見逃せません。腸内環境が整う事で、毒素の排出がスムーズになります。

⑤アンチエイジング効果

ギーには、前述した通りビタミンAやビタミンEが豊富に含まれ、これらには強い抗酸化作用があります。特にビタミンEはその抗酸化作用の高さからアンチエイジングに効果があります。また、ビタミンAは眼や皮膚、血管を強くして体を健康に保つ効能を持ち、体の中から若々しく健康にしてくれる効果がある栄養素です。

さらにギーに含まれるビタミンDは脳に滋養を与える効能があり、知性と記憶力を高める作用もあると報告されています。うつや認知症といった、脳機能の低下によって引き起こされる症状の改善にも効能があるので、積極的に取りたい成分です。

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