花椒(ホアジャオ)とは?山椒との違いは?使い方・活用レシピや代用できるかも紹介!

花椒とは何か知っていますか?今回は、花椒の読み方や味・香りに加えて、山椒との<産地・味や香り・使い方>などの違いや、代用できるのかも紹介します。花椒の入っている調味料や、活用レシピのおすすめも紹介するので、参考にしてみてくださいね。

目次

  1. 花椒(ホアジャオ)とは?
  2. 花椒は中国原産の香辛料
  3. 花椒の味・香り
  4. 花椒と山椒の違いは?代用できる?
  5. ①種類・産地の違い
  6. ②使う部位の違い
  7. ③味・香りの違い
  8. ④使い方の違い
  9. 花椒は山椒で代用できないことはない
  10. 花椒の効果・効能は?食べ過ぎには要注意?
  11. ①冷え性を改善する
  12. ②胃腸の調子を整える
  13. ③精神を安定させる
  14. 花椒を食べ過ぎると下痢になる可能性もある
  15. 花椒の使い方は?
  16. ①潰して料理に混ぜる
  17. ②油に入れて香り付けする
  18. ③花椒の調味料を作る
  19. 花椒の入っている調味料は?
  20. ①花椒辣醤(ファージャオラージャン)
  21. ②花椒油(ホアシャオユ)
  22. ③花椒塩(ホアジャオイエン)
  23. ④五香粉(ウーシャンフェンス)
  24. ⑤怪味ソース(ガイウェイソース)
  25. 花椒の活用レシピのおすすめ
  26. ①麻婆豆腐
  27. ②汁なし担々麺
  28. ③唐揚げ
  29. ④中華風スープ
  30. ⑤じゃがいもサラダ
  31. ⑥よだれ鶏
  32. 花椒を食べてみよう

花椒(ホアジャオ)とは?

花椒(ホアジャオ)は、スーパーの香辛料コーナーに置いてあることが多い調味料の一つですが、どのような食材なのか詳しく知らない方も多いかもしれません。ここでは、花椒とはどのような香辛料なのかを説明します。

花椒は中国原産の香辛料

中国原産の香辛料である花椒は、ミカン科サンショウ属である「華北山椒(カホクザンショウ)」を乾燥させて作られます。華北山椒は赤い実をつける木で、花椒を作るために木全体を使用するのではなく、果皮のみを使用します。花椒は中国山椒・中華山椒・四川山椒・四川赤山椒とも呼ばれ、日本の山椒と区別されることもあります。

花椒の味・香り

香辛料にはそれぞれ独特の味や香りがありますが、ほかの香辛料同様に花椒にも特徴があります。花椒の味は口が痺れるような強い刺激のある辛味が特徴で、柑橘系の爽やかで奥行きのある香りがします。唐辛子のひりひりとした辛さとは一味違った辛さが楽しめる香辛料です。

花椒と山椒の違いは?代用できる?

日本人には馴染みの深い香辛料の一つに山椒がありますが、花椒と山椒とはどのような違いがあるのでしょうか。ここでは、花椒と山椒の違いや、花椒の代わりに山椒を使用することができるのかを説明します。

①種類・産地の違い

花椒と山椒はどちらもミカン科サンショウ属の植物で、生物学上は同じ分類です。しかし、花椒と山椒の産地や種類は異なり、異なる植物として扱われています。先述の通り、花椒の産地は中国で華北山椒に分類されるのに対し、一方の山椒の産地は日本で分類上も山椒とされています。

(*山椒の種類について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)

山椒の種類・品種は?旬の時期や実・葉の保存方法は?活用レシピのおすすめも紹介!

②使う部位の違い

花椒と山椒は、香辛料に使用する部位にも違いがあります。花椒は華北山椒の果皮のみを使用するのに対し、山椒は山椒の果皮・果実・花・葉の4種類の部位を使用します。

部位に関係なく山椒とひとくくりにされることもありますが、山椒の場合は使用部位ごとに名称が異なるのも特徴です。山椒の果皮を使ったものは粉山椒、山椒の果実を使ったものは実山椒、山椒の花を使ったものは花山椒、山椒の葉は木の芽と呼ばれます。

③味・香りの違い

花椒と山椒はどちらも痺れるような辛味と爽やかな柑橘系の香りがありますが、まったく同じというわけではありません。花椒は口の中に痺れが広がるような強烈な辛味に対し、山椒はマイルドな辛味でゆずのような香りがあり、花椒ほど口の中は痺れません。

④使い方の違い

花椒と山椒は使い方にも違いがあります。強烈な辛味が特徴の花椒は麻婆豆腐など四川料理に多用され、味付けの一部として使われることが多いです。一方、マイルドな辛味が特徴の山椒は、うなぎの蒲焼きや焼鳥など甘辛な味付けのアクセントや臭み消しに使われることが多いです。

花椒は山椒で代用できないことはない

花椒がない時は、山椒で代用することもできます。山椒は花椒より辛味や刺激が弱いため、山椒で代用することで辛い物が苦手な方や子どもにも食べやすい味になる利点もあるでしょう。

しかし、花椒独特の痺れる様な辛さを求めている方にとっては、山椒で代用すると物足りなさを感じるデメリットもあります。辛さが物足りない場合は山椒と同量の胡椒を加えると辛味は増しますが、花椒ほどの辛味とはなりません。

花椒の効果・効能は?食べ過ぎには要注意?

花椒は優れた薬効成分を含んでおり、中国や日本で生薬としても活用されています。ここでは、花椒が持つ効果や効能について具体的に説明します。

①冷え性を改善する

花椒には体を内側から温める効能があり、冷え性の改善に効果的です。冷えが引き起こす腹痛・胃痛・筋肉や関節の冷えや痺れなどにも効くので、体の冷えが原因のこれらの不調を感じている方は積極的に摂り入れると良い食材の一つです。

②胃腸の調子を整える

花椒の辛み成分であるサンショオールには、内臓の働きを活発にし、胃腸の働きを整えて消化不良を改善するなどの効能があります。そのため、中国では消化不良・下痢・吐き気などに効く漢方として使われています。

③精神を安定させる

花椒には、気の巡りを良くすることで精神を安定させる効果もあります。ストレスが原因でイライラする時や落ち込んだ気分になっている時には気の巡りが悪くなっている可能性があるので、花椒を使った料理などを取り入れてリフレッシュすると良いでしょう。

花椒を食べ過ぎると下痢になる可能性もある

花椒は前述した通りさまざまな効果や効能がありますが、たくさん摂取すればそれだけ効果が上がるわけではありません。花椒には胃腸の調子を整える効能がありますが、花椒を食べ過ぎると必要以上に胃腸に負荷を掛け、下痢を引き起こす可能性もあります。健康目的で花椒を使う際は、適量を楽しむようにしましょう。

花椒の使い方は?

花椒は果皮を乾燥させた状態(ホール)と、それを粉末にした状態(パウダー)の2種類が売られています。ここでは、ホールタイプの花椒の使い方を説明します。

①潰して料理に混ぜる

花椒はコーヒーミルやすり鉢で細かく潰して、料理に使用することができます。この使い方は、唐揚げに付けるなど料理の仕上げに使いたいときや、餃子のタネなど材料に混ぜ込みたいときなどにおすすめです。なお、細かく潰して使うことが多い場合は、最初からパウダー状のものを購入しておくのも良いでしょう。

②油に入れて香り付けする

風味豊かな花椒は、炒め物の香り付けにも使用することができ、その場合は熱した油に花椒を入れて弱火で味と香りを引き出すのが良い香りを引き出すポイントです。花椒が焦げるとえぐみが出てしまうため、焦げないよう注意を払いましょう。

③花椒の調味料を作る

花椒の使い方としては、花椒と他の香辛料や塩などを組み合わせた調味料を作っておくこともおすすめです。一度作っておけばサラダや和え物にかけるなど、手軽に料理に花椒を取り入れられます。特に家族の中に辛い物が苦手な方がいる場合などには、花椒をかけたい人だけがかけられるようになるので便利です。

花椒の入っている調味料は?

調味料コーナーには種類豊富な調味料が並んでいますが、花椒の入っている調味料もあるのでしょうか。ここでは、花椒の入った調味料をおすすめの使い方も交えて紹介します。

①花椒辣醤(ファージャオラージャン)

花椒辣醤(ファージャオラージャン)は、唐辛子を油に漬けて作った辣醤に花椒を加えた調味料です。花椒辣醤は中華料理には欠かせない調味料の一つで、花椒を使った調味料の中でも特に辛味や痺れが強いのが特徴です。麻婆豆腐・担々麺・火鍋など本格的な四川中華を作りたいときに活用すると良いでしょう。

②花椒油(ホアシャオユ)

花椒油(ホアシャオユ)は花椒を油に漬けて作られる調味料で、花椒の辛味や香りが油に移っているのが特徴です。オリーブオイルのように、サラダや和え物にかけてドレッシングとして使用するのがおすすめの使い方です。

③花椒塩(ホアジャオイエン)

花椒塩(ホアジャオイエン)は、花椒と塩をバランス良くブレンドして作られる調味料です。揚げ物料理の味付けに向いており、中でも肉や魚の揚げ物に付けて食べるのがおすすめです。また、枝豆に振りかけて食べても良く、花椒塩を使うことで普段とは違ったスパイシーな枝豆に仕上がります。

④五香粉(ウーシャンフェンス)

五香粉(ウーシャンフェンス)は中国の代表的な混合香辛料で、花椒・シナモン・八角など5種類以上の香辛料をブレンドして作られます。香辛料の組み合わせは厳密に決まっているわけではなく、メーカーによって配合は異なります。

五香粉は活用の幅が広く、煮込み料理・揚げ物の下味などにおすすめで、少量加えるだけで本格的な中華の香りをもたらしてくれるでしょう。

⑤怪味ソース(ガイウェイソース)

怪味ソース(ガイウェイソース)は、中国四川省生まれの調味料です。怪味は中国語で「複雑な味」を意味し、その名の通り怪味ソースは辛味・甘味・塩味・酸味などさまざまな味が絡み合っています。中国では唐揚げとの相性が良いとされており、日本の唐揚げ専門店の中には怪味ソースが並べられていることもあります。

花椒の活用レシピのおすすめ

花椒はさまざまな料理に活用することができます。ここでは、花椒を使ったおすすめのレシピを紹介します。

①麻婆豆腐

出典:https://cookpad.com/recipe/832173

中華料理の定番の1つである麻婆豆腐にも、花椒を活用することができます。辛味や痺れのある四川風に仕上げたい方におすすめです。

花椒が決め手!四川麻婆豆腐 by 油すまし 【クックパッド】 簡単おいしいみんなのレシピが338万品

②汁なし担々麺

出典:https://cookpad.com/recipe/6437353

汁なし担々麺の味付けにも、花椒を活用すると本格的な味わいに仕上がります。こちらのレシピは肉の代わりに鯖缶を使っており、手軽かつヘルシーな一品です。

鯖缶で作る汁無し坦々麺 by さぼてん⊿ 【クックパッド】 簡単おいしいみんなのレシピが338万品

③唐揚げ

出典:https://cookpad.com/recipe/893048

唐揚げの下味にも花椒を活用することができ、加えることで通常の唐揚げよりもスパイシーに仕上がります。こちらのレシピで使用する花椒は少量となっており、辛い物が苦手な方でも食べれる味になっていますが、辛い方が好みの方は量を増やしても良いでしょう。

花椒がアクセント・鶏のから揚げ by YRKR 【クックパッド】 簡単おいしいみんなのレシピが338万品

④中華風スープ

出典:https://cookpad.com/recipe/280095

トマトと卵のスープは、花椒を加えるだけで中華風に仕上がります。こちらのレシピは中国の家庭料理のレシピがもととなっており、本場の味を再現できます。

中国の家庭料理☆トマトと卵の中華スープ by kou2091 【クックパッド】 簡単おいしいみんなのレシピが338万品

⑤じゃがいもサラダ

出典:https://cookpad.com/recipe/6369021

こちらは、花椒を活用して作るサラダのレシピです。花椒をサラダの香り付けとして加えるだけでなく、具材を炒める前の油の香りづけにも活用しており、花椒の良さを最大限引き出したレシピとなっています。

花椒香たっぷりのじゃがいもサラダ by ウニズkitchen 【クックパッド】 簡単おいしいみんなのレシピが339万品

⑥よだれ鶏

出典:https://cookpad.com/recipe/6441648

こちらは、甘辛く仕上げたよだれ鶏のアクセントに花椒を活用したレシピです。スパイシーでお酒が進む味付けのため、おつまみにもおすすめの一品です。

サラダチキンでお手軽。よだれ鶏 by 休日はたまに主夫 【クックパッド】 簡単おいしいみんなのレシピが339万品

花椒を食べてみよう

花椒とはどのような香辛料なのか、日本で馴染みのある山椒と比較しながら説明しました。花椒には健康面で優れた効能を持っているので、食事に取り入れることは健康維持にも役立ちます。今回紹介した花椒が使われている調味料やおすすめレシピなどもぜひ活用してみてください。

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